ヨシケイ「プチママ」お試しレビュー。気になる料金、口コミは?

洗濯、掃除、買い物など…。数ある家事の中で、多くの人を悩ませている“食事作り”。料理の手間はもとより、毎日の献立を考えるのもなかなか大変ですよね。

「献立決めのストレスを減らしたい」「少しでも料理の時間を短縮したい」とお悩みの方は、食材の宅配サービスに頼るのも一つの手ではないでしょうか。世の中には実にさまざまな食材宅配サービスがありますが、今回、私、暮らしニスタ編集部のSが注目したのは“料理初心者でも20分で2品作れる”というヨシケイの「プチママ」です。

本当に20分で2品も作れるのか？そのお味は？値段は？いろいろと気になる人も多いと思いますので、実際にプチママのミールキットを注文してみました。

ヨシケイのプチママってどんなサービス？

そもそもヨシケイとは、2021年11月に創業46周年を迎えた夕食食材宅配サービス。専属の栄養士が考えたレシピの食材を、ヨシケイのスマイルスタッフが毎日自宅まで届けてくれます。

メニューブックは「すまいるごはん」「Lovyu（ラビュ）」「和彩ごよみ」「ヘルシーミール」の全4タイプ。今回ご紹介するプチママは「すまいるごはん」内のメニューで、プチママの他には「定番」「Cut Meal」「食彩」などがラインナップされています。

その中でもプチママはヨシケイ人気No.1のコースで、これまでの累計食数は9億3,000万食を突破しているとか（2020年9月時点の情報）。

ではここからは、そんなプチママならではのメリットをご紹介しましょう。

●手作り時短メニューでラクラク20分クッキング

なんと言ってもプチママ最大の魅力は、調理時間20分を叶える手軽さ（お米を炊く時間は除く）。しかも20分でおかず1品ではなく、20分で2品を作れるというから驚きです。

料理の手間を省く小袋調味料や便利素材などがあらかじめ用意されているほか、電子レンジを賢く使う工夫などの時短アイデアがいっぱい。ハロウィンやクリスマスなどのイベントごとに合わせたメニューも用意されているため、子供にも喜ばれるはず。

●同じ食材から離乳食も作れる！？

実はプチママ専用ページでは、成長に合わせた全月齢の離乳食レシピを公開中。もちろん離乳食の材料はその日に届いた食材で賄えるので、わざわざ離乳食のために食材を買い足す必要もありません。ミールキット1つで大人用と子供用のメニューが作れるなんて、まさに一石二鳥です！

●お財布に優しい定額制

料金については後述でも触れていますが、価格は毎週定額。一時的な野菜などの高騰にも影響なく利用できるため、食費を考えやすいのも魅力の一つです。同一価格で、家族の健康を考えたバランスの良い食生活が送れますよ。

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ヨシケイのプチママはこんな人におすすめ

たとえば仕事終わりの料理は、誰だって億劫なもの。できることなら時間をかけず、パパっと夕食の支度を済ませたいですよね。

先述した通り、ヨシケイのプチママは20分で2品作れるレシピが売り。しかも食材は毎日自宅まで配送してくれるので、わざわざ買い物に行く必要もありません。共働きの人や仕事終わりに料理する人には、まさにもってこいのコースといえるでしょう。

またヨシケイの公式サイトでは、作り方の手順を収めたクッキング動画を配信。万が一手順がわからなくなっても動画で逐一チェックすることができるため、料理初心者や料理が苦手という方にもおすすめです。

そしてなんと言っても嬉しいのが、その日に届いた食材から取り分けて作れる離乳食レシピ。ヨシケイでは新米ママや働く忙しいママのために、「5～6カ月頃」「7～8カ月頃」「9～11カ月頃」「12～18カ月頃」の全4期を揃えた離乳食レシピを掲載しています。

加えて厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」に沿った、離乳食の進め方やポイントなども紹介。初めての育児で不安なママでも安心です。

実際にヨシケイ公式サイトの感想コーナーにも、「届いた食材で離乳食が作れるレシピもあるからとても助かっています」「食材のバランスも良く人数分の量が届くので使い切れてムダがありません」「子供が好きなメニューも多くて家族みんなで美味しくいただいています」と口コミが掲載されていました。

ヨシケイのプチママ、値段はどのくらい？

プチママを注文すれば料理が楽になるとはいえ、やっぱり気になるのはその価格ですよね。実はヨシケイの料金は全国統一ではありません。住んでいる地域によって同じメニューでも価格に違いが出る場合があるのですが、東京のある地域の4週間分の料金は以下の通りです。

【 料金（1ヶ月分）】

※ 東京のある地域の場合、4週間で計算。
※ 1日ごとのご注文はできません。

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ヨシケイのプチママを実際に使ってみた

今回私が注文したのは、初めての方限定のお試し5days「すまいるごはん」。月～金の5日間、キャンペーン価格でヨシケイのメニューが試せるサービスです。

1人1食あたりなんと300円（税込）で、5日間の合計金額は2人用で3,000円（税込）、3人用が4,500円（税込）、4人用が6,000円（税込）。通常価格に比べると驚きのお得価格です♪1週間のメニューは公式サイトでチェックできるので、気になる方は一度覗いてみるといいかも。

なお、申し込みは「1.お試ししたいコースを選択」「2.食べてみたいメニューの週を選んで申し込み」「3.申し込みフォームに必要事項を入力」の3ステップのみ。

その数日後に担当営業所からメニューや口座振込の申込書などが届き、支払いを済ませたら、さっそくお試し5daysのスタートです！

●1日目「チキンソテーのオニオンソースがけ」

さてやって来ました、プチママお試しセット1日目。ワクワクしながら食材の入ったクールBOXを開けてみたところ、中身は大体こんな感じです。銀色シートの下には保冷剤と一緒に、お肉やベーコンといった傷みやすい食材が入っていました。

今回のメニューは「チキンソテーのオニオンソースがけ」と副菜の「ベーコンと野菜のコンソメ蒸し」とのことで、材料はこちら。

右下に写っている2つの小袋は、チキンソテーに使う「きざみオニオンソース」です。あらかじめ味つけ用のソースが用意されているところが、さすがですね。

それでは調理開始。…といっても「コンソメ蒸し」は、カットした野菜と調味料を電子レンジでチンするだけ。その間に鶏肉と塩こしょう、小麦粉をポリ袋に入れてもみもみしながら味つけしていきます。

あとはフライパンで焼き上げれば、あっという間に「チキンソテーのオニオンソースがけ」と「ベーコンと野菜のコンソメ蒸し」のできあがり。ここまでにかかった時間は、わずか15分ほど。思いのほかパパっと作れます。

しかもこれがまた美味しいからびっくり。「コンソメ蒸し」はレンチン調理ということもあって味や火の通りが気になっていたのですが、そこに関しては全く問題なし。味もしっかりついているうえ、火の通りもばっちりです。副菜にちょうどいい一品でした。

一方、メインである「チキンソテーのオニオンソースがけ」は、まずオニオンソースが絶品。オニオンソースを1から作るとかなりの手間がかかってしまいますが、今回は出来合いのものが用意されているので調味料を計る手間すらありません。もはや味つけに関しては保障されたようなもので、料理が苦手という方でも安心です。

またお肉の味つけにはポリ袋を使用し、使った後はそのままゴミ箱にポイ。余計な洗い物が出ないのも高ポイントですね。これは2日目以降も楽しみになってきました。

●2日目「＜中国＞辛くない！麻婆豆腐」

2日目の主菜は「麻婆豆腐」。加えて「かにかま入り中華スープ」と「ミニ春巻」の副菜がついてきます。3品もあって面倒くさそうと思っていたのですが、ミニ春巻はレンジでチンするだけ。

スープはカットした具材を煮込み、味つけして終了。メインの麻婆豆腐もフライパンにひき肉＆葱入りのオリジナル麻婆ソースと豆腐、にらを入れて炒めるだけなので、全く負担に感じませんでした。

むしろ1日目のメニューよりも簡単だったかも。今回も20分以内に夕食の支度ができました。

肝心のお味も、昨日に引き続き言うことなし。中華スープはかにかまの他に、白菜と人参が入っていてとても具だくさんです。スープだけでもかなりボリューミーなので、食べ終わった後の満足感も星3つ！

麻婆豆腐は文字通り辛味がなく、とても食べやすい味つけ。特に合いびき肉の旨みとスライス葱の風味をきかせた、オリジナル麻婆ソースがいい働きをしているように感じます。この味つけなら子供も喜んで食べられそう。

作り方も豆腐を加えて温めるだけで、市販の麻婆豆腐の素以上に楽ちんです。ちなみに辛い方が好きな人は、ラー油で辛味をプラスしてもOK。レシピにもその旨がきちんと書かれているので、味の応用がききますよ。

対して春巻はレンチン調理なので、さすがにサックサク…とまではいきませんでした。とはいえ今回の春巻は、あくまで副菜のポジション。ならばそこまで食感にこだわらなくても十分な美味しさですし、野菜を切っている間や具材を炒めている間にできるのはかなりありがたい存在かも。

●3日目「パクッと骨取りさばの甘辛焼き」

チキンソテー、麻婆豆腐と来て、週の真ん中・水曜日は初の魚料理。届いた材料は写真の通りで、メインとなる“さば”は冷凍の粉付＆骨取り国産さばです。

2人分で6切れのさばが届いたので、1人につき3切れのさばという計算に。プラス「鶏肉とキャベツのおみそ汁」がついてくるため、今回も充分な満足感が得られそうです。

6ステップで済んだ1日目・2日目と比べると、今回は調理工程が少し多い様子。レシピには全9ステップの工程が記載されており、その中には“大根おろし”の作業も入っています。正直大根おろしは少し面倒くさかったですが、あとの作業はそこまで苦ではありませんでした。

まず、つけ合わせのかぼちゃはレンチンするのみ。さばも袋から取り出した時点ですでに打ち粉がついているので、そのままフライパンで焼き上げます。両面に焼き目をつけたら、調味料で味つけしてできあがり。かぼちゃのオレンジと細葱の緑が映える、さばの甘辛焼きが完成しました。

しかもこの甘辛焼き、すごく食べやすくてびっくり！何となくカリカリしたイメージを持っていたのですが、全くそんなことはなく…。やわらかいうえに舌に馴染んだ醤油味で、ご飯がどんどん進みます。

骨もないので（レシピには“骨が残っていることがありますのでご注意ください”と記載）、ストレスなく食べ進めることができました。

ただ少し残念だったのは、つけ合わせのかぼちゃ。レンチン調理なので仕方ないとはいえ、ちょっとパサパサしています。

「鶏肉とキャベツのおみそ汁」は昨日に引き続き、具だくさんで大満足。鶏肉とキャベツの他にはぶなしめじと人参も入っていて、感覚としておかず汁といった感じです。

●4日目「ひな祭りカレー」

3月3日はひな祭りということで、今日のメニューは「ひな祭りカレー」と副菜の「カラフルサラダ」です。さすがにカレーを20分で作るのは難しいような気もしますが、ここはさすがヨシケイ。しっかり“20分以内”に作れるよう工夫がされています。

というのもカレーに使うじゃが芋と人参は、鍋で煮込む前に電子レンジで3分ほど加熱。つまりあらかじめ熱を加えることで、じゃが芋と人参を炒める時間と具材を煮込む時間を大幅にカットしているのです。

おかげで鍋に具材を入れてからルウを入れるまでの時間は、およそ10分前後。マイペースに調理を進めた私でも、2品完成するまでに20分ちょっとしかかかっていないので、手際のいい人なら20分以内で作れるのではないでしょうか。

ちなみに今回は普通に盛りつけてしまいましたが、レシピには「カレーのご飯を丸形に盛り、ハムやのりでおだいり様とおひな様を飾りつけましょう」とのコメントが。ハムやのりはカラフルサラダで使用する具材で賄うことができ、詳しいやり方は別ページに記載されています。これは子供が喜びそう！

また、カレールウは甘口のものが用意されていますが、辛い方が好きな人は付属のホットスパイスで調節可能です。一つ屋根の下で暮らす家族といえど、人によって辛さの好みは違うもの。たとえば辛味が苦手な子供の分はホットスパイスを入れる前にお皿へ盛りつけ、逆に辛いカレーが食べたい人はホットスパイスをたっぷり入れて辛口にすることもできます。

ただホットスパイスは少量でも辛いので、入れすぎには十分ご注意ください。私は半分くらいの量で辛味を抑えたつもりでしたが、それでも舌がピリつく程度の辛さを感じました。

とはいえ家族からは好評で、カレーもサラダもあっという間に完売。特にサラダは彩りも良く、のりとサラダの組み合わせがなかなか絶妙でした。ちなみにドレッシングは、家にあるドレッシングを使うので付属していません。後述でも触れていますが、プチママのメニューは基本的に調味料がつかないのでご注意を。

●5日目「ごまごま牛焼き肉

ラスト5日目は「ごまごま牛焼き肉」と副菜の「生揚げとひじきの煮もの」。メインは肉料理といえど、牛焼き肉のつけ合わせには玉ねぎとほうれん草、生揚げとひじきの煮ものにはこんにゃくや人参、むき枝豆とさまざまな野菜が使われています。

私は普段これだけの食材を1食に取り入れることがないので、バランスの良い食事を摂れるのもヨシケイならではのメリットですね。

牛肉はポリ袋に入れて、調味料と一緒にもみます。そのままフライパンで焼き上げ、白ごま・黒ごまと一緒に炒めたら「ごまごま牛焼き肉」のできあがりです。ここまでの時間はわずか7分。つけ合わせの野菜もレンチン調理なので、あっという間に完成しました。

気になるお味もGOOD。お肉がやわらかく、ごまの風味がきいていて食が進みます。

牛焼肉以上に驚いたのが「生揚げとひじきの煮もの」。味つけが完璧と言っていいほど美味です。正直煮もの系は我が家であまり人気のないメニューなのですが、この日に限っては即完売しました。それくらい美味しかった！

今回のメニューは調味料を使うことが多く、牛焼き肉には砂糖、酒、醤油、ごま油（お好みでおろしにんにく）。対して煮ものにはだし汁、砂糖、醤油、みりんを使っており、はじめ私は煮ものの味つけに牛焼き肉の調味料を使っていました。もちろん味つけし直したのですが、レシピに調味料が羅列している時は見間違いに注意した方がよさそうです。

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プチママをお試ししてみた感想まとめ

ここまで「すまいるごはん」の「プチママ」を5日間試してきましたが、今週はどのメニューも美味しくてかなり好印象。調理時間もほとんどのメニューが20分以内に完成できたと思います。

何より毎日の献立にあれこれ悩まないのが嬉しいところ。肉料理や魚料理のバランスなどもちょうど良く、小さいお子さんでも喜んで食べられそうなラインナップでした。

とはいえ良いところもあれば、逆に「ここはちょっと…」と感じるところもちらほら。そこでここからは、実際に使ってみて良かった点＆悪かった点をまとめてみました。

●実際に使ってみて良かった点

●実際に使ってみて悪かった点

個人的に主菜の量はちょうどいいように感じましたが、たとえば1日目の「チキンソテー」は1人4切れ。2日目の「さばの甘辛焼き」は1人当たり3切れなので、男性や食べ盛りのお子さんにはちょっと少なく感じるかも。

またプチママのメニューを調理するにあたり、ストックしておいた方が良さそうなものがいくつかあります。というのも4日目の「カラフルサラダ」にはドレッシングが必要でしたし、5日目の「ごまごま牛焼き肉」には“お好みでおろしにんにく”と書いてありました。

残念ながら5日目はちょうどにんにくを切らしていたため、足すことができず…。もちろんにんにくなしでも美味しく食べられましたが、そういうこともあるということはきちんと念頭に入れておきましょう。

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プチママに関するよくある質問

さてここからは、プチママに関するQ＆Aをご紹介していきます。

Q.1日ごとに注文はできるの？

A.1日ごとの注文はできません。

Q.「プチママプラス」「楽プチ」「早プチ」って何？

A.食材を自分でカットする必要がある通常のプチママに対し、「プチママプラス」「楽プチ」「早プチ」（地域によって呼び方が異なります）はカット野菜が届きます。

Q.調味料は自分で用意が必要？

A.基本的に調味料は、自分で用意する必要があります。その他にもメニューによってはお好みでおろしにんにく・おろし生姜を使う場合があるほか、ポリ袋なども時短アイテムとしてよく使うので常備しておいた方がベター。

Q.プチママの良い評判、悪い評判を教えて

A.実際にプチママを試してみると、良いところや残念な部分が見えてきました。とはいえ感想は人によってそれぞれ。実際に利用した人はどのような感想を持っているのか、ネット上に寄せられていた「良い評判」と「悪い評判」の口コミをいくつかピックアップしてみました。

●良い評判

●悪い評判

口コミを見てみるとプチママに満足している人もいれば、そうでない人もいるようですね。

実際に食べてみた感想としてはどの料理も美味しかったですし、何より調理が簡単で忙しい日は大変助けられました。フルタイムで共働きしている人や、子育て真っ最中のママたちには特に、ぜひ一度試してもらいたいところです。

ちなみにヨシケイの公式YouTubeでは、過去のレシピをチェックすることも可能です。今回お伝えしたのはあくまで私の感想ですので、まずは5日間のお試しコースで、自分に合うかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。

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