皆さま、こんにちは。家事コツ研究員のSです。
残り短くなった夏休み。子どもの筆箱の中に、短くなった鉛筆ありませんか?
持てないほどの長さの鉛筆はもう使えないと思いがち。
「でも、物を大事にする心を養いたい!」そんな親の思いに応える、簡単で意外な方法を見つけちゃいました!
短くなった鉛筆の活用法って?
皆さんのご家庭では、短くなった鉛筆をどうされていますか?小学生が2人いるわが家では、短くなった鉛筆が続出中。残り5センチくらいになった鉛筆は、ポイッと捨てていました。
でも「物を大事に」と教えているのに、なんだかもったいない……そう思い、短い鉛筆の活用法を検索。ネット上で見つけたのは、
・キャップを付けて使う(キャップは150円前後)
・コンパス用の鉛筆にする(鉛筆を付けるコンパスは400円前後)
・補助軸を付けて使う(補助軸は、1個あたり300円前後)
・鉛筆をつなげるための鉛筆削りを使う(専用の鉛筆削り機は2000円前後)
参考URL:http://www.njk-brand.co.jp/new/
といったものでした。どれもよさそうですが、
新たに出費するくらいなら、新しい鉛筆を削った方がお安い……。
そこで「もしや?」と思いついたアイデアを試してみることに。
鉛筆を斜めに削って、つなげてみた!!
昔はナイフで削って使っていた鉛筆。加工するのは難しくなさそうなので、削っていない方の端をカッターナイフで斜めに削ってくっつけてみることにしました。
↑先に斜めの線を油性ペンで書き入れて目安を付けます。
↑カッターナイフで斜めにカットしていきます。
端を斜めにカットした短い鉛筆を2本作って、これを木工用接着剤でくっつけます。
↑木工用接着剤を1滴垂らします。
↑斜めの面を重ねるようにくっつけて、乾くまで放置します。
↑木工用接着剤が乾くまでの間、鉛筆がまっすぐになるようにしておきます。
↑接着剤が乾いたら、ビニールテープをクルクルッと巻いて補強します。
短くなった鉛筆を2本つなげることで、普通に握って書ける長さの鉛筆になりました!
さて、つなげた鉛筆はちゃんと使えるのでしょうか??
強度は大丈夫?!小学生に書いてみてもらった
まずは2年生。しっかり握ってお絵かきを始めました。まったくぐらつくこともなく、よく書けるそうです。簡単に折れる心配はなさそう!
次に筆圧がかなり強い6年生。こちらは文字を書いてもらいました。しっかり握ってもらっても、まったく折れる様子はありません。ぐらつきもなく、普通の鉛筆として使えるみたいです!
やった~!短くなった鉛筆、大復活~!!
2本が1本になった鉛筆は、まだしばらく使えそうです。ただし、ビニールテープが鉛筆削り機にひっかかるかもしれないので、削る際は携帯用の小さな鉛筆削りを使ってくださいね。
他にもあった!鉛筆の活用法①「鍵の滑りをよくする」
ただくっつけただけでは「家事コツ」ではないので、他にも鉛筆の活用法はないかと調べてみました。
鉛筆の芯に使われている黒鉛は、金属に付着することで潤滑剤の代わりとなるらしいです。そこで、少し開けにくくなっていた鍵で試してみることに。
鍵の凹凸部分に鉛筆をこすって、少し黒くなるくらいまで塗ります。このあと鍵を開けてみたら、スルッと入ってビックリ!!
この方法、鍵メーカーの「MIWA」のホームページでも紹介されていました。ご自宅の鍵で試される際は、メーカーの注意事項などを確認してから、ご自身で試してみてくださいね。
https://www.miwa-lock.co.jp/lock_day/support/faq/faq03.html
これもオススメ!鉛筆の活用法②「ファスナーの滑りをよくする」
鍵がいけるなら、ファスナーもいけるのでは?と子どものジャンパーのファスナーで試してみました。
↑ファスナー同士を合わせる金具の滑りが悪くなっていたので、ココにも塗り塗り。
↑ファスナーの突起の部分にも軽く黒鉛が付く程度に塗ります。
改めてファスナーを閉めてみると、あら不思議!スルッと噛み合って、軽くファスナーが上がるようになりました。
黒鉛が少し付いてしまうのでおしゃれ着には向きませんが、ファスナーの噛み合わせが悪くなっているアウターがあれば、一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ|鉛筆を最後まで使い切る方法で、物を大切に♪
小学校では鉛筆を使うように指導されていることが多いため、短い鉛筆がいくつも出てしまいます。
鉛筆の端を削ってつなげる方法は、彫刻刀を使う授業を受けた高学年のお子さんなら、自分でできる作業。「物を大切に」を身に付けてもらう観点で、やってみるのもオススメ♪
夏休みの息抜きに、工作のつもりで試してみてくださいね。
文・写真/稲垣幸子
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