引っ越しは、想像以上にやることが多いもの。
時間が限られている中で慣れない作業をするのは、肉体的にも精神的にも大変ですよね。
そんな時に役立つ引っ越しの知恵や工夫を、暮らしニスタユーザーのみなさんが寄せてくれました。
どれも実体験に基づいた、すぐに実践できるアイディアばかりです。
ぜひ参考にしてみてください。
梱包の鉄則!「なくても困らないもの」→「ぎりぎりまで使うもの」の順番で
まずご紹介するのは、引越しオーガナイザーの門野内絵理子さんのアイディア。
「梱包はダンボールに荷物を詰めるだけと思いがちですが、じつは何から詰めていくかという順番が大事。
これを意識すると荷造りも開封もスムーズになり、引っ越し期間中の生活も快適になりますよ」
1. 奥の部屋や押入れの中身から詰め始める
最初に荷造りしたいのは、普段あまり使わない部屋や、押し入れ・納戸に入っているもの。
押し入れの中身を箱詰めして、再び押し入れに収めてしまえば、リビングでダンボールに囲まれることもありません。
2. 本、写真、趣味のものなど
なくても日常生活に支障がないもの、かさばるものなどは、時間に余裕のあるうちに梱包しておきましょう。
3. 季節外の衣類、靴、バッグなど
シーズン外の衣類も無くても困らないので、早めに搬出の準備をしましょう。
衣装ケースに入った衣類は、ケースのまま運んでもらえることがほとんどです。
引っ越し業者からハンガーボックスやシューズボックスを借りれば、上着や靴も梱包いらずに。
4. 日用品や食品のストック
シャンプー、洗剤、ティッシュ、調味料、缶詰など、搬出までに使わないものは早めに梱包します。
食材やトイレットペーパーなどは入居後すぐに使うので、取り出しやすくしておきましょう。
5. 書類、文具類
梱包・開封に使うはさみ、カッター、ペン、テープ類や、引越し関係の書類だけ手元に残しておけば、それ以外の文具や書類は箱詰めしてOKです。
6. 食器、食材、キッチン用品
ここからはぎりぎりまで生活に必要なもの。最後にキッチンを使い終わったら一気に片づけます。
引っ越し前日の夕飯や当日の朝食を調理なしで済ませると、直前まで荷造りに追われることがありません。
7. 洗面・お風呂用品
お風呂用品は最後の入浴後に洗い、水分を拭き取ってビニール袋へ。
洗面用品は当日の朝に使ったらすぐに収められるように、ダンボールにスペースを空けておきます。
洗えない洗濯物1日分は手持ちで移動するか、最後に衣装ケースに収めて運んでもらいます。
8. 当日着る衣類、靴、布団
これが最後の荷造りです。布団は起床後すぐに布団袋につめ、着替えは衣装ケースなどに詰めます。
靴やバッグ、上着など、自分たちが当日使うものは、誤ってトラックに詰め込まれないよう、きちんと分けておきましょう。
「この方法なら引越しがグッと楽になって、新居が入居後2日で片づくようになりますよ」と門野内さん。
引っ越しは運搬よりも準備が大切!と教えてくれました。
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荷造り・搬入・開封がラクになるプチアイディア3
次にご紹介するのは、整理収納アドバイザー1級の戎谷洋子(Yoko.E)さん、髙木あゆみさんからのアイディア。
小さな工夫だけれど、聞けば納得!のアイディアばかりです。
引き出しの中の写真を撮っておく
荷物を詰める前に「場所ごと」「引き出しごと」に写真を撮っておき、ダンボールにも写真に撮った「場所ごと」「引き出しごと」に入れていきます。引っ越し後は写真を見ながら戻すだけ。
写真を家族とシェアすれば、「荷造りした人にしか戻せない」ということもありません。
最後まで荷造りできない場所にはマーキングする
引っ越しギリギリまで使うものが入っている引き出しには、ポストイットやマスキングテープでマーキング。
「ここはまだ荷造りしてない」と一目で分かり、荷造り忘れを防げます。
部屋別のカラーシールをダンボール箱に貼る
100円ショップのカラーシールを用意して、部屋ごとに色を決め、荷造りしたダンボール箱に貼っていきます。
「赤」が見えたら「キッチン」というように、どの部屋の荷物か直観的にわかり、搬入がぐっとラクに。
引っ越し業者さんにも伝えておけば、どこに運べばいいか一目で分かります。
どのアイディアも「引っ越し準備で疲れがたまっているとき、考えなくても作業が進む」のがポイント。
実際に引っ越しを経験したからこそ生まれたアイディアです。
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引っ越し後の開封は「生活に必要なもの」から
最後のアドバイスも、引越しオーガナイザーの門野内絵理子さんから。
搬入が終わったらどこから手をつければいいのか教えていただきました。
1.水回りと寝室を最初に整える
引っ越し当日の夜から翌日にかけて、支障なく生活できるようにするために、以下の場所を優先して片づけていきましょう。
●キッチン
調理や食事ができるように、食器、調理器具、調味料などを出す
●バス・洗面・トイレ
入浴や身支度ができるように、タオル、トイレットペーパー、歯磨き、シャンプー、洗面器などを出す
●寝室
就寝や着替えができるように、ベッドを組み立てたり、布団を敷くスペースをつくり、寝具を出す
2. 本、アルバム、趣味のもの、季節ものなどは後回し
すぐに使わないもの、なくても生活できるものは、あとからゆっくり開封すればOK。
「荷造りするときの順番の逆」と覚えておくといいでしょう。
門野内さんはご自分の経験から「目につくところからダンボールを開けて適当な所に収めていたら、いつまでも片づかない!」と気づいたのだそう。
荷造りも荷ほどきも「順番を決めること」が肝心なんですね。
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まとめ
どのアイディアも、暮らしニスタユーザーさんたちの「こうしたらうまくいった」「ああすればよかった」から得た知恵や工夫ばかりです。
ぜひスムーズな引っ越しに役立ててくださいね。
まとめ・文/後藤由里子
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