世の中に『イクメン』という言葉が生まれて、はや数年。
育児に積極的に参加する男性の数は確実に増え、ママたちにとっても大変ありがたいこと。
もはや『イクメン』であることは当たり前の時代ですが、でも実際のところはどうなの?
小学校就学前のお子さんを持つママたちにアンケートを実施! 各家庭の『イクメン』事情を聞いてみました。
ご主人は「イクメン」ですか?
YES 71%
NO 29%
7割超のご主人が「イクメン」であるとの回答結果が! では、そのご主人たちはどのようなイクメンぶりを発揮しているのでしょうか?
ケース1:オムツ、お風呂、遊ぶは当たり前
・「仕事から早く帰って来た日は必ずお風呂に入れてくれます。先日も1ヶ月検診に行くのに有給を取ってくれて一緒に行ってくれました」
・「保育園のお迎えに率先して行ってくれるし、寝かしつけ以外は全てやってくれます」
・「家事はしないけど、子どもの世話はよくしてくれる。オムツ替え、お風呂入れ、寝かしつけなどを、夫婦半々ぐらいでやっています」
いちばん多かったのが、「お風呂に入れてくれる」「オムツを取り替えてくれる」「保育園のお迎えをしてくれる」「子どもと遊んでくれる」という回答。
授乳中の子どもだと、寝かしつけはやっぱりママという家庭が多いようです。
ケース2:育児はもちろん、家事もバッチリ!
・「まだ7ヶ月の娘の世話は私が中心ですが、4歳の娘の遊び相手は主人がしてくれます。家事は、食器洗い、ゴミ捨て、トイレ掃除、お風呂掃除は主人がやってくれるので大助かり!」
・「1歳3ヶ月の息子の卒乳へのステップも兼ねて、仕事に余裕があるときは保育園のお迎えから寝かしつけまで1人でやってくれています。そのほかにも、さまざまな家事をしてくれます」
・「『おっぱいの出ないママ』と呼ぶに相応しい、授乳以外はなんでもこなしてくれる主人。むしろ私の方が家事が苦手です…」
共働き家庭で多く見られたのが、育児だけでなく家事も率先してやってくれるというケース。
一人暮らし歴が長い男性ほど家事は手馴れているもの。休日の夕飯はパパ担当といううらやましい話も!
ケース3:『イクメン』殿堂入りのイケメン
・「結婚当初から『一生仕事をしていきたい』という私の考えを理解してくれていた主人。第1子の妊娠が発覚したとき、『会社員のままでは満足のいく子育てができない!』と会社を退職し、独立。 現在も、保育園の送り迎えをはじめ、娘に関するほとんどのことを彼がメインでやってくれています。私が仕事に打ち込めるのは主人のおかげ」
・「4、3、1歳と3人子どもがいます。私が仕事のときは全て任せているので、3人連れて病院に行ってもらうなんてこともざら。料理もお願いすれば作ってくれる、頼もしいパパです」
家庭のあり方、働き方は人それぞれですが、それにしても素晴らしい~! パートナーである妻をサポートし、子どもと一緒にいることを楽しみつつ共に成長をしていくパパは、これ以上ないイケメンな『イクメン』!
素敵な「イクメンパラダイス」エピソードで心がホッコリしたところで、そろそろ「主人はイクメンではない!」と答えたママたちの嘆きの声をどうぞ!
ケース1:『イクメン』どころか『ゼロメン』
・「うちの旦那は全然ダメです。本当は離婚をしたいくらい。義母にも言いつけたいけど、そんな勇気もないので実家の両親にグチってます」
・「ちょっと面倒をみたくらいで『イクメン面』するのはやめてほしい。旦那は連日飲み会で、今日も朝まで飲んでいたけど、『幼稚園に連れて行った!』とかFBに投稿しているのを見たときには怒りをとおりこして呆れた」
厳しい意見ですが、『イクメン』という言葉はもちろん、『育児に参加』という言葉にすら抵抗感があるという声もあります。
ケース2:わが家の辞書に『イクメン』という言葉なし
・「主人はお金を稼いできてくれる人だと割り切ってあきらめています」
冷ややかな言葉の裏に静かな怒りを感じます…。年収ダウンなんてことになった日には、ご主人、血を見るかもしれません…。
共働き世帯が増えている昨今、『ママは家事・育児、パパは仕事』という役割分担も成立しづらくなっていますよね。
多くのパパたちが率先してやってくれているようですが、やはり引っかかるのが『手伝う』『育児に参加する』という言葉。『参加』ではなく、父親として当たり前という意識を持ってもらう。それには、新生児のときからオムツ変えや沐浴など色々とやってもらうのがベストのよう。
パパに任せたものの、近くで見ているとついつい手を出したくなってしまう人は、パパと子どもふたりきりの時間を強制的に作ってみてはいかがでしょうか。そしてもちろん、最後に日ごろの感謝を言葉で伝えることも忘れずに。
<プロフィール>
安野チズル
1児のママ兼コピーライター/エディター
美大卒業後、カフェやレストランの空間デザイナーとしてデビュー。大手出版社に転職後は、雑誌編集者として大物作家や俳優を相手に年間200本以上の取材をこなす。結婚と出産を経験したのちは「働く女性のライフスタイルを輝かせる」スタンスでの仕事に注力。嫁姑同居や幼稚園・保育園問題、育児と仕事の両立、マイホーム取得への道のりなど“ワーキングママが直面する問題”をリアルタイムでコンテンツへとアウトプットしている。
写真© hakase420 - Fotolia.com
1児のママ兼コピーライター/エディター。美大卒業後、カフェやレストランの空間デザイナーを経て、大手出版社で年間200本以上の取材をこなす。結婚と出産を経験したのち「働く女性のライフスタイルを輝かせる」スタンスで、“ワーキングママが直面する問題”をリアルタイムにアウトプットしている。
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