コラム

日本の原風景が残る静岡県菊川市。名産は深蒸し茶やマスクメロンなど高品質ぞろい

更新日：2019.10.28

中央を一級河川「菊川」が流れ、牧之原台地の大茶園や平野部の田園地帯など豊かな緑を有する「静岡県菊川市」は、静岡県のほぼ中心部に位置します。絶景スポットや歴史遺産も多く、散策も楽しい菊川市。市内の観光情報や名産品、ふるさと納税の返礼品をレポートします。

田んぼが観光スポット！豊かな緑はまちの大切な資源

古くは遠州と信州を結ぶ「塩の道」が通るなど、南北の交通の要所だった菊川市は、現在も車、鉄道、飛行機を利用した際のアクセスが良く利便性の高い地域です。
まちのスローガンは「しあわせのわ　きくがわ」。牧之原台地に広がる大茶園や広大な田園など、緑があふれる自然環境が健やかなまち並みをつくっています。

約400年前に開墾が始まった「千框棚田（せんがまちたなだ）」は、自然に恵まれた菊川市を象徴する場所。田んぼが階段状に連なっており、「千枚の田んぼ」という意味から「千框」と言われるようになりました。日本の原風景が残る場所として親しまれ、あぜ道に約1,300本のキャンドルが灯る「棚田あぜ道アート」は、棚田の夜をロマンチックに演出する催しとして毎年人気を集めています。

田んぼを利用したアートといえば、こちらも忘れてはなりません。毎年菊川市下内田の水田で行われている「田んぼアート菊川」は、色の異なる古代米を植えて田んぼに絵を描くイベント。5月に田植え、7月に鑑賞会、9月に収穫祭が行われ、見るだけでなく稲作体験もできます。鑑賞会では約10mのやぐらから圧巻の巨大アートを鑑賞することができます。

「黒田家代官屋敷」と国の重要文化財「応声教院」で歴史散歩

▲梅の見ごろを迎えた黒田家代官屋敷

菊川市にはさまざまな時代の遺跡・史跡が数多く残っています。
国指定重要文化財でもある「黒田家代官屋敷」は、江戸時代に旗本・本多日向守の代官を務めた黒田家の邸宅です。江戸時代末期の代官屋敷の姿を残しており、母屋、長屋門、米蔵、東蔵、濠が現存しています。

毎年2月上旬から3月上旬には庭園を開放した梅まつりを開催。敷地の一角に建つ「菊川市黒田家代官屋敷資料館」でも、当時の暮らしぶりや黒田家の歴史を知ることができます。

かつての「塩の道」街道沿いに建ち、散歩を楽しむ市民の憩いの場にもなっているのは「応声教院（おうしょうきょういん）」。斉衡2年（855年）に文徳天皇の勅願所「天台宗天岳院」として創建され、のちに法然上人によって浄土宗に改宗、「応声教院」となりました。石段の上にそびえる山門は、徳川2代将軍・秀忠によって静岡市に建造され、ここに移築された国の重要文化財です。

深蒸し茶の発祥地。最高品質を誇るお茶とマスクメロンが返礼品に！

菊川市では、「みどり　ときめき　たしかな未来　菊川市」を将来像に掲げたまちづくりをしています。そこで役立てられているのがふるさと納税。寄付金の返礼品に、まちが誇る最高級の名産品を取りそろえています。

全国有数の茶産地として名高い菊川市は「深蒸し茶」の発祥地です。ふるさと納税では、10,000円以上の寄付金で茶葉の詰め合わせやペットボトルの深蒸し茶、フィルターインボトルと秋冬番茶のセットなど、お茶に関する返礼品を種類豊富に用意。和洋菓子店が多く軒を連ねる菊川市ならではの、バラエティに富んだお茶菓子もあります。