こんにちは。「家事コツ研究室」研究員Oです。
じめじめした梅雨の時期に爽やかな気分にさせてくれるのが、グレープフルーツやオレンジといった柑橘系のフルーツですよね。でも、食べる前に1つ難点が…。
それは「皮がとっても硬い」こと。分厚くて硬いので、食べる前にむくだけでひと苦労です。しかも、せっかくむけたと思っても、白いワタやすじが残ってしまい、食べたときの食感が悪かったりします。
そんな柑橘類ですが、実は「〇〇」をするだけで、あの硬い皮がつるんとむけて、おいしく味わうことができるんだとか。この噂が本当かどうかを早速確かめてみました!
“ゆでるだけ”で皮がつるん♪
〇〇するだけ、それは“ゆでるだけ”なんです。えっ、皮がむける云々の前にフルーツをゆでちゃうの!?と心配になる方もいると思いますが、そんな心配は無用です。体験したらもうこの方法なしでは食べられなくなるはずですよ。今回は、これからさらにおいしい季節を迎えるグレープフルーツの皮でチャレンジです。
噂の検証の前に、ゆでずにいつものようにそのままの状態で皮をむこうとしたら、やはり皮がカチカチで、親指にめちゃくちゃ力を入れないとむけませんでした。
グレープフルーツをゆでてから皮をむく方法
①鍋に湯を沸かす
まず最初に鍋にたっぷりの水を入れ、火をつけて湯を沸かします。中に入れるグレープフルーツが半分浸かるくらいの水量にしましょう。
②湯の中にグレープフルーツを入れる
湯が沸いたら、鍋の中にグレープフルーツを入れます。一見すると、フルーツをゆでる写真ってかなり変ですよね。いきなりお湯に入れられたグレープフルーツもびっくりしたことでしょう…。
③ふたをして3分間ゆでる
グレープフルーツを湯の中に入れたら、ふたをして3分ゆでます。
④ゆで上がったグレープフルーツを水の中に1分間入れ、冷ます
ゆで上がったグレープフルーツをお玉などですくい、水が入ったボウルに1分間ほど入れて冷まします。急にゆでられたと思ったら、今度は水風呂に入れられて、グレープフルーツもたまったもんじゃないですよね。
⑤冷めたら皮をむく
冷めたグレープフルーツを取り出し、いつものように親指を皮に差し込んだところ、指がスルスルっと中に入ると同時に、皮も一緒につるんとむけるではありませんか!あまりのスムーズさに一瞬「何の皮をむいていたんだっけ?」と考えてしまうほどで、驚きと感動が一度に押し寄せてきました。
これはスゴイ!!このつるんと感、クセになります。
結果は…
ゆでたものとゆでなかったものの結果は一目瞭然。左側のゆでなかったものは、白いワタ部分がかなり残っていて、まだここから白いワタとの闘いが続きそうですよね。
一方で右側のゆでたものは、もうこれ以上白い部分は取れませんというくらいつるんとキレイに皮がむけて、このままパクっと食べられるくらいの美しさです。
でもなぜゆでると皮がむきやすくなるんでしょうか。それは、白いワタや薄皮部分にふくまれるペクチンという成分にポイントがあるんです。ペクチンは、本来皮と実の部分をくっつけるような役割をしているのですが、加熱することでペクチンが分解されることで皮が外れやすくなるんだとか。
ちなみに薄皮もこんなにつるんとキレイにむけました♪
これからはゆでずにはいられない!
正直なところ、「皮をむくためにフルーツをゆでるってどうなのよ…」「ほんとにゆでるだけで皮がむけやすくなるの?」と不安に感じていたのですが、いざやってみると想像を超えた結果で、もうこれからは茹でずして食べることはできません。
ゆでても中まで火が通らないから栄養価は変わらず、味もおいしいままなのがさらに嬉しいポイントです。皮が厚いグレープフルーツは3分茹でますが、フルーツの皮の厚さによってゆで時間の調節を。グレープフルーツやオレンジ以外にもレモン、さらにはモモなどでも使えるワザなので、ぜひいろいろなフルーツでこの感動を味わってみてください!
取材・文/JUNKO
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