アスパラを茹でる、簡単なようで、美味しく仕上げるのは意外と難しいですよね。硬すぎたり、柔らかすぎたり、水っぽくなったりなど、ときには失敗してしまうことも。今回は、もう二度と失敗をしないためのベストな茹で方をお伝えします。
さらに茹でたアスパラの保存方法やおすすめのレシピなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
アスパラってどんな野菜?
アスパラは初夏に旬を迎える野菜です。しかし現在ではオーストラリアやメキシコなどからの輸入品も増え、一年を通して食べることができるようになりました。サラダの具材などとしても人気のアスパラですが、生のまま食べることはほぼなく、加熱して使います。
アスパラは部位によって固さが異なり、火の通りやすさも変わります。茹で上がりにシャキッとした歯ごたえを残すためには、下ごしらえをしっかり行うことが大切です!
アスパラの茹で方と茹で時間
■アスパラの下ごしらえ
① 筋張っていて固い根元の部分を取り除きましょう。
② 下から3~4cmの部分の皮をピーラーで剥きます。
このステップは、一般的なアスパラより茎が太い場合(直径15mm以上)や繊維質が気になる場合に行いましょう。根元部分の皮を薄くし、火の通りを均一にすることが目的です。
③ アスパラの表面についている三角形の「はかま」の食感が気になる場合には取り除きましょう。
包丁の刃を「はかま」の三角形の先の部分に引っ掛け、めくるようにすると簡単に取れます。
■アスパラを鍋で茹でる方法
<準備するもの>
・アスパラ…1束(5本ほど)
・水…1L
・塩…10g(湯量の1%が目安)
・鍋(1Lの水を沸騰させても余裕があるサイズ)
<茹で方>
① 鍋に水を入れて沸騰させ、塩を加えます。
② アスパラの根元部分から茹ではじめます。アスパラの穂先の部分を手や菜箸で持ったまま、根元部分を20~30秒ほど加熱します。
③ アスパラ全体を鍋に入れ1分ほど茹で、ザルにあげます。
茹で上がったらすぐに、冷水につけて色止めをするのがおすすめです。茹でてすぐに食べる場合には必要ありませんが、色止めをすると余分な熱が通ることも防げますよ!
■アスパラをフライパンで茹でる方法
<準備するもの>
・アスパラ…1束(5本ほど)
・水…500cc
・塩…5g(湯量の1%が目安)
・フライパン(アスパラを切らず入れられるサイズ)
<茹で方>
フライパンにもさまざまなサイズがありますが、切っていないアスパラをズラッと並べられる大きめのものを準備しましょう。茹で方と茹で時間は鍋で茹でる際と同様です。
■アスパラをレンジで茹でる方法・茹で時間
アスパラは電子レンジを使って茹でるのもおすすめです。電子レンジの場合、“茹でる”というより“蒸す”に近い状態で火が入ります。また、調理時間も短縮することができます。
<準備するもの>
・アスパラ…1束(5本ほど)
・耐熱皿・耐熱タッパー(アスパラを切らず入れられるサイズ)
・ラップ
<茹で方>
① アスパラを水にくぐらせ、耐熱皿に並べてラップをします。
② 600Wで1分30秒加熱します。
③ 竹串を刺してみて固さを確認し、スッと通ればOK!まだ固いようなら、10秒ずつ追加して加熱します。
茹でたアスパラの保存方法は?
茹でたアスパラをすぐ食べずに保存する場合には、茹でたあとすぐ色止めをしましょう。色止めすることにより色味がよくなることはもちろん、粗熱を取ることもできます。粗熱が取れたらザルやボウルに上げ、水を切りましょう。
茹でた当日、もしくは翌日のうちに使う場合には、冷蔵保存でもOK!アスパラをキッチンペーパーなどで包み、ビニール袋などに入れ冷蔵庫で保存します。
長期保存する場合には冷凍で保存を。キッチンペーパーなどでアスパラ表面の水気をしっかりと取り除き、1回に使う分ごとにラップで包み、金属製のトレイにのせて冷凍します。
凍ったら冷凍用保存袋に入れておきましょう。保存期間は1カ月を目安に食べきることをおすすめします。
新鮮なアスパラの選び方
アスパラは、鮮度を保つ水分が重要です!アスパラを選ぶ際には、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
1.穂先が固く締まっている
2.根元のあたりまでハリがあって、茎が太い
3.切り口がきれいで水気がある
切り口にシワがあるもの、乾燥していたり茶色いものは避けましょう。また全体的に緑が濃く、鮮やかできれいであることも美味しさの証です。
また茎が太いことも見極めポイントですが、品種によっては茎が細いものもあります。
新鮮なものを選んだとしても、時間が経つにつれて乾燥が進み、どんどん固くなってしまうので、購入したらなるべく早く調理するのがおすすめです。
まとめ
アスパラの鍋やフライパンを使った茹で時間は、根元を約20~30秒、全体を約1分でしたね。しかしこの茹で時間はアスパラの太さや品種によって多少変わります。茹ですぎてしまうと食感が損なわれるため、茹で時間に迷ったときには基準より短めにしておくのがおすすめです。シャキッと美味しく仕上げてくださいね。
アスパラを使ったおすすめアイデアレシピ
初夏のサラダ♪
【材料(1人分)】
黄色ズッキーニ…2本
胡瓜…1本
アスパラ…3本
ラディッシュ…5個
フライドオニオン…適量
オリーブオイル…大2
りんご酢…大1
ブラックペッパー…少々
塩…少々
アスパラのほかにラディッシュやフライドオニオンなど食感のよい食材を豊富に使った絶品サラダです。スライスした具材はできるだけ等間隔で並べるのがポイント。彩りもきれいなので、パーティーシーンにももってこいです!
2018.11.17サラダを美味しく食べよう!…毎日食べるサラダを、家族がググッとひきよせられるサラダにしてみました!続きを見る
バター醤油♪土鍋で!ホタテと薩摩芋の炊き込みご飯
【材料(4人分)】
米…2合
薩摩芋…200g
ベビーホタテ…12個
☆きび砂糖…大さじ2
☆醤油…大さじ2
☆水…大さじ2
☆生姜の千切り…1片分
アスパラ…4本
◎バター…8g
◎醤油…小さじ1~2
◎白ごま…少々
アスパラをたっぷり使った炊き込みご飯です。プリプリとしたホタテとシャキシャキのアスパラの食感が絶妙にマッチしています。また醤油バターの味付けがホタテとの相性バツグン!リッチな味わいが魅力のレシピです。
2018.09.26薩摩芋ご飯でも炊こうかな?と買い物に行ったらベビーホタテとアスパラガスが安かったので、いっしょに炊いてみました。この組み合わせといったら、バター醤油がテッパンじゃない?ということで、仕上げに追加してみました。続きを見る
フライパンで簡単♪アスパラガスとアンチョビのアヒージョ
【材料(2人分)】
Aアスパラ…6本
Aアンチョビフィレ…3枚
Aオリーブオイル又はグレープシードオイル…70cc
A白ワイン…50㏄
Aニンニク(みじん切り)…1/2塊
黒オリーブ(種無し缶詰Mサイズ)…8個
塩…小さじ1/2
黒コショウ…少々
乾燥ハーブ(お好きなハーブ):小さじ1
アスパラがメインのスペイン料理です。ニンニクやハーブ、アンチョビなど香り豊かな食材がアスパラの美味しさをグン!と引き立てます。ワインやビールとの相性がよく、大人のディナーにぴったりのディッシ茹です。バゲットに乗せても美味しいですよ。
2018.07.08アンチエイジング料理家のRuneです。みずみずしいアスパラガスを使ったスペイン料理を考えてみました。ニンニクをたっぷり使いオイルにうつしてハーブの香りを楽しみます。ブレッドをつけながら、ビールがすすみますよ。ビールの飲み過...続きを見る
レンジで簡単・アスパラガスのごま味噌和え
【材料(2人分)】
アスパラ…1~2束
◎すりごま…大さじ3
◎味噌…小さじ1
◎みりん…大さじ1
◎醤油…小さじ2
◎砂糖…小さじ1
電子レンジで簡単に作れるアスパラの一品料理です。ごま和えではなく、ごま味噌和えにしたところがこのレシピのポイント。味噌が加わることにより、ご飯のおかずとしてモリモリいただけます。冷めても美味しいので、お弁当の具材やおつまみにもぴったり!
2017.10.10一分半レシピです。レンジで簡単に、アスパラガスをごま味噌和えにしました。お弁当にも、おつまみにもぴったりです。ごま和えだけでも美味しいですが、ごま味噌和えにするととても美味しくなります。常備菜にピッタリですね。続きを見る
まとめ/暮らしニスタ編集部
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