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お米のおいしさをキープする保存方法は？冷蔵庫に入れたほうがいいの？

更新日：2018.10.12

10月に入り、新米の季節が到来！　おいしいごはんは何よりのごちそうですね。

ところで、みなさんはお米をどんな風に保存していますか？　買ってきた米袋にそのまま保存派、容器に移す派などさまざまだと思いますが、一体何が正解なのでしょうか？

料理上手ママ、ギャル曽根さんのお米の保存法は？

芸能界きってのお料理上手ママといえば、ギャル曽根さん。お米や野菜などの農作物がどのように作られるかについて紹介するBSのテレビ番組「知っとく！ベジライフそれ知りたい!!」（毎週金曜日18時24分～29分、BS-TBS にて放送。全10話）ではMCを務め、毎回、ギャル曽根おすすめレシピを教えてくれるそう。

そんなギャル曽根さんが実践する、お米の保存法は？　
「『お米は生きていて、息をしてる』って聞いてから、米袋から米びつに移して、冷蔵庫の野菜室で保存するようにしています」

なるほど、果たしてそれは正解なのでしょうか？上手な保存のコツを、日本全国の米に詳しく、５つ星マイスターでもある「米マイスター麹町」代表・福士修三さんにうかがいました。

【コツ１】精米後は酸化との闘い！精米日の新しい米を選んで‼

そもそも、お米がおいしくなくなるのはなぜでしょうか？　ずばり、大きな原因は「精米後の酸化」。お米は“生鮮食品”。精米してからどんどん酸化が進み、食味が落ちます。

「だから一番おいしくて、ラクなのは、お米屋さんで１〜2週間分ぐらい買って精米してもらい、米袋のまま常温保存して、食べ切ったらまた買うというやり方」と福士さん。

少量をちょこちょこ買うのがベストとはいえ、家族が多くて食べる量が多かったり、忙しかったりで、「お米はスーパーでまとめ買い」という人が実際は多いのかも。その場合は、精米してからどのくらい経つか、買う前に精米日を確認する習慣をつけたいですね。

【コツ２】米の保存はペットボトルや密閉容器で密封！

「保存するなら１カ月以内、夏場はもう少し早めに食べ切れる量が目安」と福士さん。では、お米を何に入れて保存すべきでしょうか？　

保存の時には、湿気と乾燥に要注意。湿気はカビの原因に、過度な乾燥は、割れや食味の悪さの原因に。そのため、米袋からペットボトルや密閉容器にお米を移しかえ、ふたで密封して保存しましょう。

米のビニール袋には目に見えない、たくさんの通気穴が開いています。精米直後の１〜２週間は除き、袋のままの保存はNGです。

ちなみに、２ℓのペットボトルは冷蔵庫に入れやすく、入る量も多いのでおすすめ。また、500mlのペットボトルには、ちょうど３合分のお米が入ります。事前に何本かに分けておくと、炊飯前に計量しないでもすぐ炊けて、時短に！　ちなみに、５kgのお米だと500mlペットボトルに４本、残りを２ℓペットボトル2本に入れて保存できます。

【コツ３】常温ではなく必ず冷蔵庫で保存を！

お米の大敵「酸化」は、温度が高いと進みやすいという特徴が！　そのため、冷蔵庫で保存するのが基本。なかでも、温度が冷蔵室よりもマイルドな「野菜室」での保存がベターです。

また厄介なのが、米につく虫の存在。福士さんによれば、精米機についたぬかに虫が産んだ卵が、精米途中に米についてくることもあるそう。「ただし、15度以下では孵化しないので、冷蔵庫に入れておくと虫の発生を防ぐこともできるんです」。

秋冬でも、エアコンやヒーターなどで室温が高くなりがちなので、冷蔵庫がおすすめですよ。

ギャル曽根さんのおすすめレシピにも注目！

私たちの食生活に欠かせないお米。毎日おいしいお米を食べられるのは、農家の方々のおかげですよね。日々の農作業は大変だと思いますが、日々ハイテク化しているようです。

たとえば田植え。まっすぐのラインに等間隔に植えられている稲の苗を見て、その正確さに驚いたことはありませんか？　最新式の田植え機にはGPS搭載されていて、機械任せできれいに苗を植えられて、作業時間が大幅に短縮。また、苗を植えるのと同時に、農薬を苗の周辺だけにピンポイントで入れることもでき、全体に撒くよりも農薬の量がだいぶ少なくなったそうです。