気がつくと増えていくお洋服の数々。お家の限られたスペースに上手に収納したいものです。今回は、収納グッズが豊富な「無印良品」池袋西武店で、収納術について教えてもらいました!
ポリプロピレンに布製ボックス…シンプルで使いやすい「無印良品」収納グッズ
「無印良品」は、収納に役立つアイテムが揃っていますが、中でも、「無印の収納アイテムといえばこれでしょ!」なのが、ポリプロピレンの収納ケース。
顔料を使わず素材そのままに仕上げた半透明のボックス。中に何が入っているのかを隠しつつも見ることができる絶妙さと、シンプルでどんなインテリアにもなじむデザインが魅力。
ポリプロピレンのケースは以下の4種類が展開されています。
【「無印良品」ポリプロピレン収納・ラインナップ】
「衣装ケース」
「クローゼットケース」
「収納ケース・横ワイド」
「収納ケース」
クローゼットに合わせた奥行きが浅いものや押し入れ用に奥行きのあるもの、横幅が広いものなど、お家の収納環境に合わせて選ぶことができます。
他にも無印良品の収納グッズでは、「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス」も人気。
生地の内側をコーティングした布製ボックスは、ポリプロピレンに比べて軽いこと、そして、取っ手がついているのが特徴です。
高いところに置いたり、押し入れの奥にしまったりしても取り出しやすく運びやすいので、コートなど期間限定で使う季節ものの衣類をしまっておくのにおすすめ。ふたを閉められるタイプもあるので、中身を隠して収納できるメリットがありますよ。
ボックスを揃えるだけじゃない! ひと手間加えて“収納上手に”
収納というのは、実はなかなか難しいもの。ポリプロピレンや布製ボックスなどを揃えてはみたけれど、実際収納してみたら「中身がごちゃごちゃになってしまった」「どこに何をしまったかわからなくなってしまって…」など、困ってしまった人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめしたいのが、収納に“ひと手間”を加えること。
“ひと手間”収納・その1…ボックスにラベリング
▲ボックスに靴下やシャツのラベルをペタッ!
ボックスの表面に、「靴下」「ズボン」など名前を書いたりイラストを描いたりしたラベルを貼っておけば、どのボックスに何が入っているか、何を入れるかが一目で区別でき、お洋服をしまうときに、どこに入れたらいいか迷わずにすみます。
なお、無印良品では、購入した布製品に好きなマークの刺繍をしてくれるサービスを一部店舗で展開しています。なので、布製ボックスを買ったときに、あわせて収納したい洋服のマークをつけてもらうのもいいかも?
※ソフトボックスへの刺繍は一部店舗のみ対象。ご希望の場合は事前に店舗までお電話でお問い合わせください。
“ひと手間”収納・その2…ボックスの中身を仕切りで分ける
▲高さを変えられる便利な仕切ケース
ボックスの中身がごちゃごちゃにならないためには、中に仕切りを入れるのがおすすめ!
無印良品では、「高さが変えられる不織布仕切ケース」や、折って十字に組むことでボックスの大きさに合わせた仕切りを作ることができる「ポリスチレン仕切板」など、細かく仕切る収納に適したアイテムも揃っています。
▲十字に組み合わせて使える仕切板で細かく分けた収納を実現!
▲「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス」もボックス内の仕切りに使えます。
ボックスの中に仕切りを入れて洋服の種類で区切るのもよし、家族や兄弟の衣類を同じボックスに収納して、仕切で分けるのもよいでしょう。
▲仕切りで家族それぞれの専用のスペースを。
“ひと手間”収納その3…縦収納でスペースを活用!
帽子やバッグなどこまごまとした小物は、横にするのではなく縦に収納することで、スペースを活用してたくさんしまうことができます。
▲布製ボックスに仕切りを入れて、ニット帽・ハットなど分けて縦にして収納!
また、バッグの収納には、「無印良品」の書類などをしまうポリプロピレン素材「スタンドファイルボックス」がおすすめ。こちらも縦にして収納すると、たくさんしまえるだけでなく、取り出しやすさも加わり一石二鳥!
まだまだある収納技!洋服を“たたむひと手間”で楽にしまえる
ボックスや仕切りを揃えるだけでなく、収納するためにお洋服のほうにひと手間をかけるのもよし。気をつけてみてほしいのは、洋服のたたみ方。
ズボンをたたむときに、飛び出てしまう後ろの部分を…
写真のように折り込んでしまえば…
ズボンをまっすぐによりコンパクトにたたむことができました!
コツは収納に合わせてお洋服の「幅を調整すること」。上記のズボンのようにちょっと工夫するだけで、ぐっとラク~に収納できるようになりますよ。
引き出しやハンガー掛け…好みに応じた収納ができるユニットシェルフも
収納上手になるためには、“収納ボックス”だけでなく、“収納家具”にこだわってみるのも一つの方法です。
引き出しにたたんでしまいたい、ずらっとハンガーにかけて収納したい…など、各自のワードローブによって望む収納方法はまちまちですよね。そんな収納に対するわがままな希望を叶えてくれるのが、使い勝手に応じてパーツをあれこれ組み合わせることができる「無印良品」のユニットシェルフ。
原型はステンレスの骨組みになっていて、好みで棚やハンガーをかけるバー、ボックス、引き戸の棚などを組み合わせて、自分に合った好みの収納棚を作ることができます。
▲ハンガー用のバーは位置を変えたり、複数セットしたりすることも可能。
▲引き出しだけをたくさん重ねることもできます。
使い勝手に応じ、素材もパーツも一つ一つ選べるユニットシェルフ。素材や組み合わせは「無印良品」のHPにあるシミュレーターを使ってネット上で作ってみることができます。
▲「無印良品」店舗でも、店員さんにお願いすればシミュレーターを使ってコーディネートの案内をしてくれますよ
本当に収納上手になるには…? 「物の持ち方」を見直そう
いっぱいあるものをどうしまうか、何をどこに入れるか…とあれこれ悩んでしまいがちな収納ですが、本当の意味で収納上手になるために大切なのは、まず「物の持ち方」を考えること。
収納しなくてはならないとき、「ボックスをいくつ揃えたらいいかな?」など、つい収納用のグッズやツールのことを考えてしまいがちですが、まず向き合うべきは収納する持ち物。
洋服や帽子、バッグなどを全部出してみて、「いるかいらないか」を考えてみてください。そして、必要なものだけを残し、いらないものは捨てたうえで収納を考えていくと、無駄なくボックスや仕切りを揃えてよりよい収納ができるはず。
もちろん、見直したときに「いつか使うかも」と未練が残って、なかなか捨てられない場合もあるかもしれませんね。そういう場合は、一度「使うかもしれないもの」を置く場所を作って保管し、半年間使わなかったら捨てる…などのようにしてみるとよいでしょう。
今回、収納に関するアドバイスをしてくれたのは、「無印良品」のインテリアアドバイザーの那須美幸さん。「無印良品」では、那須さんのようなアドバイザーが収納方法や物の持ち方、整理のコツなどを教えてくれる「くらしの収納相談」を店舗で受け付けています。
「洋服が片付かない」「家族の洋服を分けて収納したいけど、うまくいかない…」など、暮らしの収納に関する悩みがある方は、一度訪れてみてはいかがでしょう?
取材協力:無印良品
https://www.muji.net/store/
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