コラム

子どもと一緒に楽しもう！クリスマスに読み聞かせたい絵本5冊

更新日：2017.12.15

12月、ジングルベルが鳴り響く季節到来ですね。この時期を楽しく過ごすために、お子さんにクリスマスのお話を読み聞かせてみませんか？　今回は、クリスマスや冬の物語を描いた様々な絵本をご紹介したいと思います。

・さむがりやのサンタ（レイモンド・ブリッグズ作・絵　菅原啓州　訳　福音館書店）

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クリスマス、子どもたちへプレゼントを届けるために忙しいサンタクロースの一日を描いた物語。この本に登場するサンタは、さむがりでちょっぴりわがままなおじいさんです。「やれやれ、またクリスマスか」「冬はいやだよ」など、ぼやきながらお仕事に出かける姿がなんとも憎めない。人間味のあるサンタのおじいさんに親しみがわく、昔ながらのクリスマスの定番の傑作絵本の一つです。

・ぐりとぐらのおきゃくさま（中川李枝子　作　山脇百合子　絵　福音館書店）

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大きなカステラでおなじみ、のねずみのぐりとぐらのクリスマスの物語。森の中で、ぐりとぐらは大きな足あとを見つけます。ずっとたどっていた先にあったのは、なんとぐりとぐらの住む家。二匹のもとを訪れた思わぬ来客とは？　ぐりとぐらと森の仲間たちがクリスマスを祝う様子がとても楽しい一冊。カステラ？ならぬ素敵なお菓子も登場しています。

・ノンタン！サンタクロースだよ（キヨノサチコ　作・絵　偕成社）

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子どもたちの人気者のいたずらっ子な白猫・ノンタンのところにもクリスマスがやってきます。プレゼントに赤い自動車が欲しいノンタンは、サンタさんに頼みに出かけますが、うさぎのサンタやくまのサンタに会うものの、なかなか猫のサンタに会えません。果たして、ノンタンはちゃんとクリスマスプレゼントをもらえるのでしょうか？　やんちゃなノンタンが繰り広げるクリスマスのちょっとした冒険が楽しい一冊です。

・ゆきのひのおくりもの（ポールフランソワ　作　ゲルダミューラー　絵　ふしみみさを訳　鈴木出版）

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雪の降る日に、お腹をすかせたこうさぎはにんじんを見つけます。1本は自分が食べて、もう１本を「食べ物がなくて困っているに違いない」とこうまのところへ届けるうさぎですが、そのにんじんが、思わぬところへめぐりめぐっていきます。自分だけでなく他の誰かの幸せを願うこと。それこそが何よりの贈り物だと動物たちが教えてくれる心温まる物語です。

・子うさぎましろのお話（佐々木たづ　作　三好碩也　絵　ポプラ社）

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クリスマス、サンタのおじいさんにもらったプレゼントのお菓子をすぐに食べてしまった白うさぎのましろ。ほかのプレゼントがほしくなり、身体に炭を塗りつけ別のうさぎのふりをして、再びサンタのおじいさんから贈りものをもらいますが……？　プレゼントほしさに嘘をついてしまう子うさぎ・ましろをめぐるお話。よくないことをしてしまった自分に気がついていくましろの姿が読んでいる人の心に響きます。成長したましろのもとに訪れるクリスマスの奇跡も感動的。ほろ苦い部分もありますが、その分深い味わいもある一冊です。

ワクワクしたり、心温まったり、大切なことについて考えさせたり…語りつがれるクリスマスのお話には、美しい絵と心に響く言葉が散りばめられています。この季節だからこそ読みたい珠玉の物語、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてくださいね。

Profile田下愛

フリーライター。エンタメやオタク系コンテンツを中心に仕事をしていますが、文房具や100均・300均アイテムも大好きです。

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