コラム

あなたは即レス派？遅レス派？ママたちに聞く「LINEの返信タイミング」

更新日：2017.10.28

子どもからお年寄りまで世代を問わず使っているLINEですが、子育て中の女性たちにとっても、今やLINEは不可欠。「ママ友とのやりとりはすべてLINE」「仲良しのママ友同士でグループを作っているから、LINEに入っていないと仲間はずれになっちゃう」という話をよく聞きます。
ただし、メッセージを読んだか、読んでいないかが一発でわかるだけに、そこにはさまざまな迷いや軋轢も生まれるようで…。「既読」システムがもたらたす「便利さ」そして「不便さ」について、100人のママたちに聞いてみました！

LINEのメッセージ、「既読」がついてからどれくらいで返信する？

即レス　6人
30分以内　28人
1時間以内　15人
半日以内　24人
24時間以内　18人
それ以上　9人

半数の人たちが1時間以内に返信

「メッセージを読んだらすぐに返信するか、否か」はLINEユーザーにとって熱いテーマ。家事や育児に忙しいママたちだけに、「即レスする」と答えたのはたったの6人ですが、それでも全体では約半数が、1時間以内には返信をしている、という結果に。
「既読したらよっぽど忙しいときじゃなければすぐ返信する。すぐできなければ、必ず理由とごめんと一言そえる」という律儀な「即レス」派。理由としては、「すぐに返信してあげないとなんだか失礼かな、と思うから」などの気遣い、「返信しないと忘れることがあるので、即返事をしています」という返信忘れ防止派まで、“読んだか、読んでいないか”が相手に一目瞭然のLINEを意識したシビアな回答です。
28人と最も多かった「30分以内」と答えた人の理由も、「即だと早すぎる感じがするし、遅くてもだめ。ちょうどいいのが30分以内」「忙しくても頑張って30分以内には返信する。そのほうが相手も安心するので」など、やはり相手との距離感を重視しています。
「1時間以内」と答えた人は、「すぐに返信をすると要約できない内容になってしまうことがあり、考えて返信をするとそれくらいになる」「いろいろ考えちゃうので即レスは難しい。でもあまりにも時間があきすぎても返信しづらいので1時間以内に」という、時間をかけて間違いのないように、というていねいさがプラス。さらに「半日以内」となると、「1日たっても返信がこないのはさすがにダメだと思うので、これがギリ」「忙しい中、既読にしてしまっても、半日以内なら合間を縫って返信できる」と、いずれも返信することに対して最大限の努力を払うようすがうかがえます。

24時間を超える派は、LINE＝メール感覚

「24時間以内」「それ以上」と答えた人たちになると意識はガラリと変わり、「所詮LINEなんだから急ぎなら電話すればいい」と“既読”システムについてはさほど重視せず。それだけに“既読がついているのに返信がない”と反感を買ってしまうこともあるようで、「LINEはメールと同じ、時間ができた時に見る連絡手段と思っているので時間が経って返すことが多い。そう思ってない方からは『あなたはいつも返事が遅い』と言われるので、返事を返せる目処がついてから開きます」といった“開かない”対策を積極活用することも。

いずれのグループにも「返信タイミングにこだわりすぎ」との意見は目立っており、「“即レスしないと”“～時間以内に返信しないと”非常識と考えることこそが現代社会の歪みでは？」
「単なる意思伝達のツールに過ぎないLINEに縛られた生活をしたくない。相手からの返信が何日先でも気にしませんし、私も事前に『すぐには返信できないよ』とあらかじめ言います。世間の目を気にし、自分や家族を犠牲にして本音を隠した文章の交換をすることにあまり意味を感じません」
「人それぞれでいいと思います。返信を期待したり、返信があれば喜んだり満足される人もいるとは思いますが、即返信しなければならないという決まりがあるわけではない。昔は文通で、数週間返信を待ったり、いつのまにか途絶えることもよくある、ゆったりした時代でした。焦り過ぎるのは、病んでいくと思います」などのもっともな意見も。

既読を意識した素早いコミュニケーションが計れるLINEではありますが、使い方や使う環境、考え方も人それぞれ。みんな違っていい、LINEだもの、くらいな意識がストレスなく活用するコツのようです。

文／和田玲子
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© miya227 - Fotolia.com

Profile和田玲子

女性まわりの記事をコツコツ書いてウン十年のフリーライター。趣味はパン作りと水泳、豆乳ヨーグルトの摂取。最近のトピックスは蜂の巣をふたつやっつけたこと。

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