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コラム

わが子をリケジョに!子どもの能力の育て方とは?

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わが子をリケジョに!子どもの能力の育て方とは?
将来の夢、進学先、なりたい職業。そんな子どもの未来を尋ねると、”理系”を目指す女の子が少ない気がしませんか? 算数が得意な子もいるし、理科の実験が大好きな子だっていたはずなのに…。
いつからか理系に興味を失っていってしまう女の子に「リケジョ」を目指してもらうプロセスには一体どんなことが必要なのでしょうか?

子どもの疑問にとことんつき合ってあげる

理系に必要なのは、物事を考え、発想する力。それは、男女関係なく幼い頃から習慣づけることが大切です。

子どもが3歳頃になり、言葉を話し出すと「なんで?どうして?」の質問攻めが始まります。とにかく疑問に思ったことは「なんで?」とママやパパに聞き、「○○だからだよ〜」の返答に再び「なんで?」が延々と繰り返され…。
「面倒だなぁ〜」とぼやいた方は多いかもしれません。しかし、ここで「もういいでしょ!」と中断するのではなく、納得するまでつき合ってあげることが重要。

ありがたいことに、わたしたちの時代にはインターネットという便利なツールがあり、わからないことがあれば大抵調べられます。
新たな知識を増やすことで、子どもの更なる好奇心を掻き立ててあげることも可能。知りたいことを調べるうちに他にも興味が沸き出す、という好奇心の連鎖をサポートすることができます。
「ママは○○だと思うんだけど、どうかな?」と、自分で考える時間も作ってあげましょう。

読解力がある子は理系向き?

数学や化学に強くても読解力がないと、「問題を読んで解く」「解答文を読んで理解する」ことができません。
小学生の間は影響がなくても、出題される文章は学年が上がるにつれ当然難易度も上がります。そこで問題の内容や解答解説を読んで内容が理解できないようでは成績が上がるはずもありません。

読解力を身につけるには、とにかく本を読むこと。赤ちゃんのうちから絵本に触れさせ、読み聞かせをしてあげましょう。そのうち自分で文章を読むようになり、本を読むことが当たり前だと習慣になっていきます。

「まだ大人の本はわからないよね」と、小説や雑誌、新聞を遠ざける必要もありません。子どもがいつでも手に取れるような場所に置き、さまざまな文章に触れさせことが大切です。

読書が好きだから国語も好きになり、だからといって文系一択という答えは時期尚早。特に小学生くらいだと、男子は算数、女子は国語が得意といったイメージが勝手についています。このようなイメージが、子どもたちにも知らず知らずの間に影響を与えているのです。

人気上昇中?理系の習い事で知的好奇心を刺激!

ピアノに水泳、英語やサッカーと、習い事は多種多様です。その中でも、学校ではできない理科の実験やロボットをいちから自分で作り上げるような理系の習い事が増えつつあります。
家でやろうにも道具を揃えるのは大変ですし、親から教わるより専門的な内容を学ぶことができるのが人気の理由。
また、算数や理科が苦手な子でも、机上で教科書を開いて授業を受けるより集中できて、苦手意識を持つことなく入っていけます。
「いきなり始めるのは抵抗がある」といった子には無料体験を開催している教室もあるので、親子で参加してみるのもいいでしょう。

市区町村では自然体験型の短期教室やワークショップを手がけているところも多く、こういったイベントに参加したのをきっかけに理系に目覚める子もいるようです。

いずれにしても、ただ受け身で授業を聞くよりも能動的に何かをやって体験することが、子どもにとって知的好奇心を刺激する一手になっているのかもしれません。

家で勉強漬けにするより外に出て

幼いうちから室内で勉強漬けにするよりは外に出向いて、子どもの「なぜ?」をたくさん引き出して上げましょう。

公園に行けば、そこは体験の宝庫。遊具で遊ぶだけでなく、草木や虫・動物を間近で観察できます。なぜ葉っぱは緑色で平べったいのか、虫に痛みや感情はあるのか、この公園にはどういった目的を持って野鳥は集まるのか、疑問は尽きません。

子どもの「なぜ?」に答えられなかったら、科学館や博物館に足を伸ばしてみましょう。一緒に問題を解決し、達成感を得ることで更なる好奇心が育まれます。

女の子だから虫に触れてはいけない。恐竜の化石は好きじゃない。宇宙なんて興味ないだろう。そんなことはありません。”女の子”というフィルターを作り、好奇心の向かう範囲を狭めているのは周りの大人たちなのです。
そのフィルターを外してあげることのできる一番身近な存在が親であることを思い出しましょう。

1913年(大正2年)、日本初の女子大生である黒田チカ氏は東北帝国大学理科大学化学科を卒業後、科学者となったいわゆる「リケジョ」。
結婚して家庭に入ってからも研究を続けました。
100年以上も前に成し遂げられたことが、現代においてできないはずがありません。女の子を「リケジョ」に育てたいのなら、まずは両親が既成概念を捨て、子どもに接してあげることが大切です。

写真© hanapon1002 - Fotolia.com
Profileアヤナ
ライター。企業受付を経て現在子育て真っ最中。5歳長女と2歳長男の母として、走り回りながら恋愛系コラムを中心に執筆しています。特技は、自分の子どもたちと真剣に遊んでいると、知らない子たちが集まってしまうこと。
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