コラム

リアルライフにお戻りください！キラキラ女子こじらせ系妻が急増中？

更新日：2017.10.28

ちまたで話題の「キラキラ女子」と呼ばれる人たち。意識が高く、誰もが憧れるような素敵な日常をSNSにアップし、自分磨きに余念のない女性のことですが、SNSにハマりすぎて、少々こじらせてしまっている人もいるようです。

”いいね！”をもらうのは誰だって嬉しいもの。しかし、熱中するあまり、家族をないがしろにしてはいませんか？

キラキラ生活SNSが流行していますが…

おしゃれな食器にのせたカフェ風の朝食、限定コスメ、話題のお店などなど。ステキ盛りだくさんの生活をSNSやブログで発信する人が増えています。それを見て、「自分もキラキラしたい！」と思ったことがある人もいるでしょう。

しかし、あなたが、「キラキラしてる！この人の生活！」と思う人たちのSNSやブログをもう一度見直してみてください。「おすすめコスメ」や「本日のコーデ☆」「愛する子どもたち」。キラキラ度や載せているもののジャンルに多少の差はありますが、写真や書く内容は、実はだいたいの人が似通っていることに気づくでしょう。そして、誰もが”盛って”います！　そう、彼女たちの投稿から生活のネガティブな面は一切見えてきません。

キラキラした生活を見せたがる人には、「他人に羨ましいと思われたい」という気持ちが根底にあります。こうしたい・こうなりたいという自分の意志より周囲の目の方が気になるのです。そういった傾向にある人は、コンプレックスや自信のなさからその気持ちが生まれていることに気づいた方がいいでしょう。自分が何者であるかを忘れてはいけません。

充実した生活を目指す理由は何なのか？夫のため？子どものため？いつのまにか、自己顕示欲や承認欲求を満たすための、自分本位なやり方になってはいないでしょうか？

SNSはハマりすぎに要注意？

2011年アメリカのテキサス大学が行った研究では、SNSを利用する人よりしない人の方が結婚への満足度が高いという結果が出ました。さらに、SNS利用者の32%が離婚を検討していると回答しているそうです。単純に閲覧や投稿を楽しんでいるだけという人もいれば、自分を過剰演出するためのツールになってしまっている人もいるでしょう。SNSに投稿する写真を”盛る”のは、そんな虚栄心の現れなのかもしれません。

キラキラ女子の素敵なSNSの裏では「本当は和食が好きなのに家に帰るとカフェ風おしゃれご飯が待っている…」なんて夫の嘆き投稿も見ることができます。SNSにハマるあまり、自分の思い込みを押し付けることだけはしないようにしたいものです。

「憧れのママ」を尊敬してもいいが、崇拝してはいけない

SNSや雑誌で見かける、仕事も家事育児もバリバリ頑張るママ、育児中なのに女子力高めなママ、料理上手なママ。「こんな女性になりたい！」という憧れや目標を持つことはいいことですが、崇拝の域に達すると危険かもしれません！雑誌で特集されるママたちは、誌面上だから美しく演出されており、SNSで投稿されるキラキラ生活には、その人の暗部は見えていません。

SNS上に見えている部分だけを見て憧れを募らせるあまり、「添加物、ダメ絶対！」「スマホは毒！」「憧れられるママスタイルにしなくちゃ」と、極端な考え方になってはいないでしょうか？誰にだって、仕事で疲れてデリバリーで済ませる夕食の日だってあるし、子どもとスマホやテレビを楽しむときだってあります。憧れの人を真似てブランド物や流行のファッションを追う必要はありません。

キラキラ輝く素敵な生活は誰だって憧れます。できることならキラキラしたい！それなら誰もがやっているスタンダードなキラキラ生活ではなく、自分しか持っていない”キラキラ”を探してみませんか？　今、あなたがSNSに生活を投稿するのにハマっているなら、ちょっと立ち止まって振り返ってみてはいかがでしょうか。

（プロフィール）
アヤナ
企業受付を経て現在子育て真っ最中。5歳長女と2歳長男の母として走り回りながら恋愛系コラムを中心に執筆している。特技は自分の子供たちと真剣に遊んでいると、知らない子たちが集まってしまうこと。

写真© Syda Productions - Fotolia.com

Profileアヤナ

ライター。企業受付を経て現在子育て真っ最中。5歳長女と2歳長男の母として、走り回りながら恋愛系コラムを中心に執筆しています。特技は、自分の子どもたちと真剣に遊んでいると、知らない子たちが集まってしまうこと。

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