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においとかゆみでセルフチェック
おりもののにおいとかゆみをチェックすることで、病気の早期発見につながることもあります。自分の状態を把握して、正しいケアへつなげましょう。
嫌なにおい+かゆみ有
嫌なにおいとかゆみがある場合に気を付けたいのが、「膣トリコモナス症」や「膣カンジダ症」です。
・おりものの分泌量が増える
・おりものが生臭く感じる
・排尿時や性交時に痛みを感じる
・かゆみを感じる
このような症状がある場合は受診を検討しましょう。
膣トリコモナス症は泡状で悪臭を伴うおりものが出るだけではなく、膣内が「熱い」と感じるほどの激しいかゆみや、外陰部が赤くただれることも特徴です。21歳~22歳と、48歳~51歳の女性に多いといわれています。
膣カンジダ症は厚くて白っぽいおりものが出て、かゆみや炎症、腫れや痛みといった症状があり、どの年代の女性にも発症する可能性が高い病気です。
嫌なにおい+かゆみ無
かゆみはないものの嫌なにおいがあり、おりものが濃い黄色や緑の場合は、「細菌性膣炎」や「子宮頸がん」、「子宮体がん」の可能性が高いと考えられます。
早めに婦人科を受診するようにしましょう。
におい無+かゆみ有
においはなく、膣周辺がかゆく感じる場合は、炎症が起きている可能性があります。
外陰部は常に下着やナプキンと接触しているだけではなく、おりものや血液により湿度が高い状態であるため、かゆみの原因になる炎症が起きやすい場所です。
におい無+かゆみ無
においやかゆみはなく、おりものが異常なほどに多い場合は、「子宮膣部びらん」の可能性があります。
おりものシートではなく生理用ナプキンを使わないといけなかったり、おりものがズボンにまでしみてしまったりする場合は、婦人科に相談してみるといいでしょう。
そのほか、生理前でもないのにおりものに血が混ざっている場合や、閉経後なのにおりものの量が多い場合にも注意が必要です。
おりものに異常があるときの対処法
おりものの状態を把握した後は、セルフケアで対処しながら、病院を受診するかの検討をしましょう。
対処法①陰部を清潔に保つ
陰部を清潔に保つことを意識することで、かゆみや蒸れを防ぎましょう。
・ナプキンやおりものシートは2時間~3時間おきに交換する
・綿など通気性のよい下着を付ける
・デリケートゾーンをゴシゴシ洗わない
・専用の石鹸を使用する
とくに、膣を洗いすぎると膣内の善玉菌を洗い流してしまい、自浄作用を弱める恐れがあります。
対処法②婦人科を受診する
婦人科では、おりものを採取し、「膣カンジダ症」「細菌性膣炎」の可能性を検査してくれます。
「子宮頸がん」や「子宮体がん」も同じく婦人科で診てもらえます。子宮頸部細胞診といって、子宮の入り口を綿棒などで擦るようにして細胞を採取し、検査するのです。
病気の場合は早期発見、早期治療が大切になってくるので、早めに受診しましょう。
対処法③漢方薬の服用
おりものの異常には、婦人科や泌尿器科で用いられる漢方薬もおすすめです。
おりものの異常には、女性ホルモンのバランスを整える、水分の循環をよくして老廃物を排出しおりものを軽減する、血流を改善して膣に栄養を与え自浄作用を回復させるといった働きのある漢方薬を選び、根本改善を目指します。
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