【Gさん宅(大分県)】
ご夫妻とお母さま、3匹の愛犬が暮らしています。閑静な人気エリアに、「こぢんまりとした土地ながら3階建てで空間をしっかりとれたことや、天然木を使った外観など、希望を叶えたお気に入りの家ができました」
【難条件】建築条件つきの土地
ご主人の地元で土地探しをしていたGさん夫妻が見つけたのは、建築条件つきの約53坪の土地。施工会社は地元、大分市に本社のある「ベツダイ」でした。「土地が気に入ったので相談すると、3階建て構造が可能なこと、木目が好きなので天然木の素材を外壁に採用できることが、決め手になりました」と当時を振り返ります。
そんなご夫妻は、そろってハワイが大好き。3階に設けたシアタールームから続く開放的なバルコニーは、「ハワイのリゾート!?」と思うほどの気持ちよさです。「ハワイのラナイ(バルコニー)をイメージして、ほぼ自分たちでつくりました。ティーリーフやイリアなど、植物もすべてハワイ産。プルメリアは夏、花がたくさん咲いてとてもきれいなんですよ」友人を招いてバーベキューをしたり、ご主人がウクレレを弾いてはジャグジーにつかったり、奥さまがフラダンス仲間と一緒に踊ったりと、バルコニーでの時間を存分に楽しんでいます。
地形や地盤、太陽や風の通り方を熟知したうえでのプランニングや、眺望を生かした窓のとり方など、地元をよく知る会社ならではの提案が詰まったGさん宅。規格住宅のよさを最大限に生かし、予算を抑えながらも、理想の空間へと近づくアイディアをたくさん見ることができます。
3F バルコニー
バルコニーには、存在感たっぷりのジャグジーが。オープンエアの空間で、太陽を浴びながら心地いいひとときを過ごせます。開口部からは大分市内や遠くに海を眺めることも。
まるで南国リゾートのようなバルコニーは、ほとんどDIYで仕上げました。床にウッドタイルを敷いてジャグジーを設置し、デッキチェアやテーブル、椅子を配置して大好きなハワイスタイルにこだわりました。
3階バルコニーには白くつややかに咲き誇るプルメリアの甘い香りが。フラダンサーのオブジェなど、家のあちこちになにげなく飾られたハワイアンテイストのアイテムに、よりいっそうリゾート感が高まります。
【写真左】3階バルコニーの一角には、「3匹の愛犬たちを元気に遊ばせたい」という奥さまの希望で、天然芝スペースをDIYで。「屋上緑化用の芝なので、保水力があってお手入れもラクですよ」
【写真右】広いバルコニーを生かして、大容量の倉庫もDIYで設置しました。サイズいっぱいに組み立て、趣味の釣り道具やアウトドア用品、掃除道具などを収納。
3F シアタールーム
ご主人がプロジェクターをとりつけ、バルコニーからの風を感じつつ、好きな海外ドラマや映画の鑑賞を楽しんでいるそう。来客が泊まることができるソファベッドも。
屋上バルコニーに隣接した第二のリビング。すぐに移動できて使い勝手も抜群です。
3F ホール
3階ホールには、趣味のサーフボードをディスプレイ。「ボードをかけるラックも自分で設置しました」とご主人。
見せながら収納することでスペースが有効に使えて、なにより毎日の階段の上り下りが楽しくなりそうです。
2F 階段
自然光がたっぷり入る鉄骨階段は、光を遮ることもなく、とても明るいスペース。愛犬の転落防止のために、蹴込み部分にはイメージに合う白い板が使われています。
こだわり素材で 希望のデザインを叶え、 機能性も両立したLDK
1F LD
ご主人こだわりのハワイ産の木材「ハワイアンコア」をテレビ奥の壁に使ったLDは、落ち着いた木の質感とシックな色合いのダイニングチェアがあいまって、南国のおしゃれなリゾートホテルのよう。
吹き抜けの高い窓から光の入る明るい1階のLDは、リゾートホテルのような開放感にあふれています。人造大理石のワークトップや造りつけの食器棚など、奥さまお気に入りの対面式キッチンから、家族や愛犬の様子を見ながら料理を楽しんでいます。ぐるりと回遊性のある間取りで動線もよく、同居しているお母さまの部屋からの動きやすさも配慮しています。
また、2階には4室を確保。仕事部屋として1室を使用、さらに書類保管のための納戸を北側にレイアウト。南側の2室には光が降り注ぎ、風が通り抜ける寝室とゲストルームを配置しました。
「自分で家に手を入れるのが楽しくて。ハワイにいるような居心地のいい家にしていきたいです」とご主人。納得の空間は、これからの進化も楽しみです。
1F キッチン
食器棚はキッチン全体のイメージに合わせ、食器や家電の容量を考えて造作したオリジナル。玄関からつながる間取りなので、重い買い物でもすぐキッチンに行くことができ、家事動線もよく考えられています。来客が多いため、キッチンは対面式を採用。
2F ゲストルーム
「来客が多く、泊まっていくことも多いので、2階の1室をゲストルームとして利用しています」と奥さま。ブルーとホワイトがさわやかなハワイアンキルトのベッドカバーがアクセントとしてきいています。
2F フリースペース
仕事部屋として使用。低い位置にも窓を設けたのは、家の正面側に配置して、デスクワークしながらもお客さまの来訪がすぐにわかるようにするためのアイディア。
2F 寝室
南側に面した寝室には、光がたっぷり入るように大きな窓を設けました。さらに、1階リビング同様、壁の1面に「ハワイアンコア」を採用。落ち着いたブラウンの色合いが、心地よい眠りへと誘ってくれるよう。
外観
防火認定も取得しているプレミアム仕様の天然木「レッドシダー」を一面に用いた外観は、ひと味違う個性的な表情。たくさんの来客に備えて、駐車スペースも4~5台分確保。
「建築条件つきの土地」を上手に生かす3つのコツ
標準仕様を生かして ローコストに
施工会社にはそれぞれ持ち味や長所、魅力があるもの。自分たちの希望するイメージと標準仕様との接点をきめこまかく見ていくことが大事です。浴室、トイレ、壁紙などは、規格住宅「ZERO-CUBE」で採用している標準の仕様やプランから。また、ベツダイからの提案を最大限に生かすことで、予算を抑えることに成功。
こだわり仕様は 厳選する
こだわりだしたら、きりがないもの。こだわるところを見直して厳選した結果、1階LDと2階寝室の壁材に貴重な木材「ハワイアンコア」をはじめ、愛犬の傷がつきにくく滑りにくい床材「ワンラブフロア」、階段からの転落防止の仕切りなど、こだわる箇所を厳選することで予算を抑えました。
3階バルコニーは ほぼDIYで
理想のハワイアン空間を、ほぼ自分たちの手でつくったというから驚きです。3階バルコニーは、床のウッドタイルを敷くことから始まり、ジャグジーや電動オーニングのとりつけ、大きな倉庫の組み立てから設置、(水道も配管の位置だけ決めて)シンクの設置と、徹底したDIYで楽しみながら予算を抑えることができました。
DATA. Gさん宅(大分県)
設計のPOINT
ベツダイ 林 哲平さん
グッドデザイン賞受賞の規格住宅「ZERO-CUBE」に、各種アレンジ可能な「+FUN(プラスファン)」をとり入れたお宅です。3階ペントハウスと「+BOX2」として、さらに2部屋加えた建物に設計。ペントハウスはシアタールームとしてご主人の趣味の部屋、すぐ横のバルコニーは壁で囲み、プライベート感も確保しています。また、高台にあるロケーションを生かして、大分市内や海の眺望を楽しめる開口部を設ける提案をさせていただきました。同居のお母さまに配慮し、1階は「寝室〜LD〜キッチン」の動線のよさを考えた間取りを徹底しています。
【Profile】
広告、出版系企業で広告やプロモーションに携わる。ベツダイ入社後は「ZERO-CUBE」のブランディングをはじめ、同社の広報・マーケティング事業全般を手がける。
家族構成 |
夫婦+母親+犬3匹 |
敷地面積 |
176.55㎡(53.41坪) |
建築面積 |
65.41㎡(19.79坪) |
延べ床面積 |
144.07㎡(43.58坪) 1F 65.41㎡ + 2F 61.27㎡ + 3F 17.39㎡ |
構造・工法 |
木造3階建て(枠組み壁工法) |
工期 |
2013年2月〜5月 |
本体工事費 |
約1990万円 |
3.3㎡単価 |
約46万円 |
設計・施工 |
ベツダイ TEL: 0120-422-260 zero-cube.jp/zero-cube/
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