家づくりにおいて、土地の形や法規制で床面積に制限があるため、それでも家全体や部屋を少しでも広くつくりたい、というのが建主の希望です。
このページでは少しでも広い家をつくるために、スペースの活用方法をご紹介します。
吹き抜け
狭い部屋でも天井が高ければ、実際の面積以上に広く感じます。吹き抜けは、2階の床がないので延べ床面積に算入されません。LDなどを吹き抜けにして、トップライトやハイサイドライトを設けると、密集地でも明るく開放的なスペースになります。
吹き抜けにより、1階、2階の連続性が生まれるため、家族の交流をはかるのでも最適。ただし、1階の話し声や調理中のにおいなどが2階に届いてしまうことや、冬場はあたたまった空気が上昇するため、足元が冷えるのが難点です。
(写真補足)1階から2階の小屋裏まで吹き抜けにしたリビング。寝室と仕事部屋がある2階と吹き抜けの間には壁を設けず、豊かな広がりを実現。
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2019.07.31スポーツやキャンプなどのアウトドアやDIYなど多くの趣味をお持ちのSさん。幼いころからご実家で鳥小屋や犬小屋を造られるなど、DIYの経験も豊富にお持ちで、今回の家づくりの際もDIYをする余白を設けたこだわり満載の住まいを叶...続きを見る
小屋裏(ロフト)
ゆとりの収納がほしい場合は、小屋裏(ロフト)を検討してみましょう。ただし、子ども部屋などの居室としては使用できません。設置できるはしごや階段などの構造が制限される場合もあります。また重量のあるものをしまうと、出し入れに不便かもしれません。
(写真補足)畳を敷いた和モダンのロフトは、暮らしにゆとりを与えてくれる、隠れ家的な存在に。2面の窓で明るく、風通しよく。
バルコニー
バルコニーは、屋根があっても次の条件に合えば、延べ床面積に算入されません。手すりから上の開放されている高さが1.1m以上で、かつ、バルコニーの天井高の2分の1以上、バルコニーの出幅は2m以下。
建築面積については、外壁からの出幅が1m未満なら不算入です。
バルコニーを1m以上張り出させる場合は、先端から1m後退した線より内側の部分は、建築面積に算入されます。これは、ひさしや軒の場合も同じです。ただし、柱で支える構造のバルコニーは、張り出し寸法にかかわらず建築面積に算入されます。
地下室
住宅の地下室は、その建物の延べ床面積に算入されません。たとえば建ぺい率50%、容積率100%で、敷地面積が100㎡のケースでは、限度いっぱいに建てても1階が50㎡、2階が50平米の総階2階、延べ床面積が100㎡の建物しか作れません。
けれども地下室を設ければ、もう50㎡プラスされた150㎡の家ができます。
(写真補足)建ぺい率と容積率の厳しい地域。そこで、半地下室を設けて十分な床面積を確保。トップライトで明るい部屋に。
地下室の建築条件
ただしすべてが容積率に不算入というわけではなく、次のような条件があります。
「建築基準法では、地下室とは床が地盤面より下にあり、床面から地盤面までの高さが天井高の3分の1以上のものをいう。建物の床面積の合計の3分の1の広さの地下室は、建築面積に算入されないが、地下室の天井面が地盤面から1m以下にあるものに限られる。」
地下室は楽器の練習室や収納に利用する場合は、窓は不要です。しかし、居室として使うには、換気や採用のための一定面積のドライエリアを設けるなどしなくてはいけません。また、地下室は地上階よりかなりコストがかかります。
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