最近は、都市部の狭小地や住宅密集地でも快適に暮らせるプランが充実しています。その中でも人気の高いプランの特徴や、メリット・デメリットについてまとめました。
このページを読んで、自分にぴったりのプランを見つけてください。
パントリー
キッチンの隣に設けて、食材や食器などを収納するスペース。
ストックの食材や食器、調理器具が多いお宅に最適です。浅めのオープン棚を壁に沿って設けることが多く、冷蔵庫など大型家電を置くケースもある。キッチン側とは別に出入り口を設置すると、2方向から使える収納になり便利。
ワークスペース
仕事や家事、ホビーなどをするための簡単なデスクや棚を造り付けたスペース。
独立した書斎や家事室をとれない場合に、LDの一角や2階ホールなどに設置する場合が多い。長めのカウンターデスクを設け、家族並んで使えるワークスペースにしてもよい。パソコンを置く場合は、あらかじめ配線用のコンセントなどを用意。
ロフト(小屋裏)
屋根と天井の間の空間。通常は天井板でふさぐが、はしごを設けて収納に利用すると、狭小住宅では重宝します。
ただ、延べ床面積に算入されないためには、天井の最後部が1.4m以下で、床面積が直下の階の2分の1以下であることなどの条件があります。はしごや階段などの構造が制限されることもあります。居室としては利用できません。
ユーティリティー
家事のためのスペース(家事室)。キッチンや浴室などに連続するスペースとして設けることが多い。洗濯機やアイロン台、ミシンなどの家事道具を置けるようにしたり、食品貯蔵庫の機能を兼ねていることもある。
最近は、主婦のためのパソコンスペースとして小さなデスクカウンターを設けているプランも多い。
ウォークインクローゼット
歩いて入ることができる大型のクローゼット。ハンガーがかけられるポールが設置されていたり、棚になっているなど、大量収納を目的としている。
家を新しく建てるときは、これまで使っていたたんすに合わせてサイズを決めて、たんすをウォークインクローゼットの中にすっぽり入れてしまうケースも多い。「W・I・C」とも表記されることもあります。
オープンキッチン
LDとひとつながりの空間に設けるキッチン。開放的で部屋が広く見えるので、小住宅に最適です。家族の交流がはかりやすく、配膳や後片付けもラク。
調理のにおいや煙、音がLDにも広がり、生活感が出やすいので、換気や収納に工夫をしましょう。ダイニングとの間に小さなカウンターがついたキッチンは、カウンターキッチンと呼びます。
サニタリー
本来は「衛生な」という意味で、トイレ、洗面室、浴室など、衛生にかかわるスペースを総合的に指します。通常はキッチンは除かれます。
便器などの衛生機器のことを「サニタリーウェア」、浴室、洗面室、トイレをユニット化した設備を「サニタリーユニット」と呼ぶことも。家事動線を考慮して洗濯機を置くことも多いです。
アウトドアリビング
リビングの延長として使うことができるアウトドアスペースのこと。リビングと連なるテラスやベランダ、バルコニー。ウッドデッキ、中庭などを指すことが多いです。
室内と床のレベルをそろえたり、ひさしを設けてガーデンファニチャーを置いたりすると、より一層くつろぎのスペースとして楽しむことができます。
坪庭
本来は、町家づくりの住宅における庭園を指しますが、最近は、建物の内部に光や風をとり入れるための庭を指すことが多いです。
特に、住宅が密集した都心では、採光を確保するために効果的なプランです。浴室の隣に坪庭を設け、窓越しに戸外の風景を楽しむことができるバスコートプランも人気です。
勾配天井
屋根の形状などにより、やむをえず室内に出る天井の傾きのこと。
最近は斜線制限が厳しいため、部屋の片側は普通に天井高がとれますが、反対側は同じ天井高がとれず、勾配天井になるケースが多くあります。しかし、空間の圧迫感を軽減する効果があり、ロフトなどを組み合わせると、さらに開放感がアップします。
コートハウス
建物や堀で囲まれた中庭のある住宅のこと。
中央に中庭を設け、中庭をとり囲むように開口部をつけた居室を配すると、自然光を効果的に室内にとり込むことができます。外部からの視線を気にせず、プライバシーを守りながら戸外空間を楽しむことができるため、特に住宅が密集した都心で人気のあるプランです。
逆転プラン
1階にリビングを配置する一般的なプランに対し、2階にリビングを配置したプランのこと。「2階リビング」とも呼ばれます。
1階では十分な採光を確保できない住宅密集地でも、快適なリビングスペースをつくることが可能です。屋根の勾配を生かして天井を高くすると、より開放的な空間をつくることができます。
バックヤード
屋外の家事用スペースのこと。キッチンや勝手口の近くに設けることが多いです。
ゴミを一時的に置いたり、洗濯物を干すスペースとして用いられるため、地面にコンクリートを打って水はけをよくしたり、スロップシンクをつけることもあります。2階にキッチンを配置する際は、小さなサービスバルコニーを設置すると便利になります。
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