住まいの顔となる外装についても、しっかりとイメージしておきましょう。各部の名称を理解することでイメージが伝えやすくなり、設計者や施工業者との打ち合わせもスムーズになります。
外観の各部の名称
通気口
建物の通風をよくするために、屋根裏に設けた空気の入口。
ドーマー
屋根裏部屋の明かりとりにする窓。屋根から突き出して設けられる。
トップライト
屋根に設けた窓のこと。天窓とも呼ばれる。
ベランダ
建物から外に張り出した縁側のようなスペース。通常は屋根がついている。
テラス
建物から続けて庭に張り出したスペース。通常は地面より1段高くなっているが、屋根はついていない。
デッキ
建物の外に張り出した板張りのスペース。
ポーチ
建物全体から張り出して設けられた、入り口の外側のスペース。通常はひさしがついている。
アプローチ
道路や門から玄関までの通路。
床下換気口
建物の床下の通風をよくするために、布基礎の外周部に設けた通気口。
犬走り
雨による水はねや湿気から建物を守るために、外壁に沿った地面を砂利やコンクリートで固めた部分のこと。
竪樋(たてどい)
建物の角部に縦についている樋。
バルコニー
建物から外に突き出た屋外の床。室内の延長として利用できる。通常は屋根がついていない。
軒天井
外壁より外に出ている屋根の部分を軒(のき)といい、軒天井はその裏側をさす。
蛇腹(コーニス)
壁体の各層を区切る部分につけられた装飾的な水平帯。
屋根の形のバリエーション
窓の形のバリエーション
ドアの形のバリエーション
戸外との一体感がある空間
サンルーム
ガラス面を大きくとり、日光をたくさんとり入れるようにした部屋。完全に壁や天井などで囲われていると、建築面積に算入される。
コンサバトリー
建物に付随した温室空間のこと。18世紀のイギリスが発祥。独立しているタイプもある。
パティオ
本来は、四方を建物で囲まれたスペイン様式の中庭のこと。最近は中庭の総称として使われることが多い。
主な外壁材
塗り壁
壁土、モルタル、漆喰(しっくい)、ブラスターなどの材料を左官作業で仕上げる壁のこと。仕上げによってさまざまな表情が生まれるが、経年で亀裂が出てくることもある。
サイディング
ボード状の外壁材。セメントなどを原料とする窯業系、スチール板などを表面材とする金属系、木材に塗装した木質系があり、さまざまな風合いが楽しめる。
タイル
粘土を主原料に各種鉱物を混ぜて板状に成形し、焼成した素材。汚れがつきにくく、メンテナンス不要なのが魅力。最近は乾式工法も普及し、施工も容易になった。
レンガ
粘土を成形、乾燥、焼成した素材。外壁に用いるとどっしりとした欧米の邸宅のような雰囲気に仕上げられるため、輸入住宅などでよく用いられる。
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