人気料理研究家として、レシピ本の出版やテレビへの出演、料理教室の運営まで幅広く活躍するヤミーさん。パッと明るい笑顔、そして快活な話ぶりなどから、人前に立つことやコミュニケーションを築くのがとても上手な印象です。でも、実は子ども時代はそうでもなかったそう。子ども時代に感じていたこと、そして今の子どもたちへの思いを聞きました。
自然体験で子どもの脳と心が育つ5つの理由!
「できない」と弱音を吐けず、常に緊張していた子ども時代
—ヤミーさんは子ども時代、どんなお子さんでしたか?
「今は全然平気なのですが(笑)、子どもの頃は人前で喋るのが苦手でした。学校の授業でも、先生に指されるのが嫌で常に緊張していましたし、注目されるのが苦手で人間関係もうまく築けず、小学6年生の頃に円形脱毛症になっちゃったくらい。
常に『ちゃんとしないといけない』と思っていて、なかなか『できない』と言えなかったことも覚えています。子どもながらに『理想的な自分』の枠からはみ出でないように、自分を律していたように思いますね。
弱音を吐くと怒られそうだったからそうしていたわけですが、弱音を吐かずに頑張ってもほめてはもらえませんでした。だから親をはじめ大人たちには、『できない』と言わせて欲しかったなと思います。
子どもだから、自分の気持ちを理路整然と話せなかったと思いますが、気持ちを聞いてもらえたら、もう少しラクになっていたかもしれない、とも思いますね」
—ヤミーさんは3人きょうだいの一番上のお姉さんですよね。「ちゃんとしないといけない」という思いは、そのことも影響していたのでしょうか
「それは影響していたと思いますね。長女だから、何かにつけ『お姉ちゃんでしょ』と言われ、理不尽を感じていました。それに反発して、小学6年生の頃に家出したこともありますよ(笑)。
父親の実家が山奥にあったので、夜にそこに向かったのですが、親戚一同で大捜索になってしまって。私自身は暗い山道が怖くなって途中で引き返したんですが、子どもなりによほどストレス溜まっていたのでしょうね(笑)」
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