こんにちは。ライフオーガナイザー®のとめ(伊藤智子)です。
毎日の家事を減らして、自由時間を増やしたいと考えている中で、一番大きなインパクトがあったと感じているのは、洗濯物を畳むのをやめたことです。現在は洗濯物の約9割は畳まずに過ごせるようになりました。
時間が欲しいから踏み切ったつもりでしたが、これを成立させるにはご想像の通り、いろいろなものを整備しなくてはなりませんでした。
洗濯物を畳むのをやめて3年、私が時間以外に得たものも紹介したいと思います。
畳むことも満足にできていなかった過去…
以前は、夫婦フルタイムで働いていたときからの流れで、子どもが生まれてからもドラム式の乾燥機の機能に甘えて、量もシワも気にせずに、溜まったら回す、というような洗濯方法でした。
乾燥が終わると洗濯物をリビングの床に山積みに。当時は乳幼児がいたので、マストな家事からこなし、洗濯物は畳めずに1日が終わり、何日かして、服が足りないとその山の中を探して着る…というような暮らしでした。
タンスにしまうことができても、タンスの中はぐっちゃぐちゃ。同じサイズの肌着が何枚もありました。
今も畳んでいる物、やめた物
現在、私は毎日1~2回の洗濯、お天気が良い日はカバー類を洗っています。洗濯について考えるようになってから、まず気づいたことは”洗っているものは毎日ほぼ同じ”ということでした。
ならば、システム化するのも難しくないはず!と思いました。「毎日の洗濯を仕分けする」と。
①ハンガー収納
洗濯後、ハンガーにかけ、物干しへ。乾いたらそのまま押入れのパイプハンガーへ移動。
・大人のトップス、子どものトップス&ボトムス
②ポンポン投げ入れ収納
洗濯後、ピンチで干して物干しへ。乾いたら、ピンチを持ったまま、各収納場所に移動し、ポンポンと入れる。
・フェイスタオル、ハンカチタオル、靴下、下着&パジャマ
③持っている数が1~2枚のため、収納場所が不要なもの
・洗面台、キッチンの台拭きタオルは各1枚。洗濯が終わったら定位置に置いてすぐ使います。
・ハンドタオル(トイレ&洗面)は各2枚×4人分。1枚目は使用中、2枚目は洗濯待ちか洗濯中。
・トイレスリッパ⇒2足。ハンドタオルと同じです。
④畳んでいる物
・大人のボトムス(物干しから取った手で空中で畳んで収納へ)
・週末のみ、子どもの体操服(本人がします)、月1回の給食の白衣
という具合に、洗濯の9割以上を畳まないで過ごすことが出来ています。タオル類が多い我が家ですが、バスタオルは畳む面倒さ、干すスペースを考えて、乾燥機が壊れたタイミングで、これはチャンス!と思い卒業しました。
ちなみに、洗濯から乾燥まで洗濯機で済ませる場合は、干す工程がなくなるだけで、基本的には同じです。
メリットやデメリットは?
メリット
・ハンガーだから、取りやすいし、戻しやすい
・自分の服が常に全部見えるから、選びやすい
・人ごとにハンガーの色が違ってすぐ分かる
・庭から自分のパイプに戻して!と家族に頼みやすい
・ハンガーの数で、服の数をコントロール出来る=何着持っていれば足りるか分かる
・ポンポン投げ入れ収納を実現しようとすると、必要な数を最低限にする必要がある=無駄買いが減る
・最低限の1~2枚しか持たないことで、使用中か洗濯中となり、収納スペースをカットできる。
デメリット
・ハンガー収納は場所を取る
・洗濯動線を作り直す必要がある
・洋服を着て残ったハンガーを洗濯機の上に戻してくれない家族にイラっとする
・畳まず、箱にポンポン入れておくと、何日も着ないとシワになる。
子どもにも聞いてみたところ、特にハンガー収納は探しやすいと好評でした!デメリットは「気にするかどうか」が大きなポイントですね。
おすすめな洗濯ハンガー
引っ張るだけで取れるタイプ。片手でこれを持ち、収納場所まで行ってポンと投げ入れるだけです!
畳んだ姿を望む人が畳めばいい!
給食用エプロンはさすがにほかのお子さんに迷惑がかかるのでアイロンして畳みますが、ほかは家族が使う物ばかり。裏返しの靴下やシャツも、干し終わった体操着も、何も私が畳む必要ないんじゃないか?と考えたことも時間が捻出できた大きな要因でした。
靴下を履くときは本人が裏返せば数秒で終わりますし、体操服も畳んで持っていきたいなら自分でやってね、と使う本人に任せています。
フェイスタオルもパジャマも大きな箱に入れているだけ。確かに、畳んで美しく並んでいるものから取るのは気持ちがいいのですが、ならば、そうしたい人が畳んで?と話したところ、結局、今もこのスタイルのままです(笑)。
時間以外に得たもの
ポンポン収納をしているけれども、できればシワは軽減したい。となると、収納に対して、置くものが少なければ、上からの重さがかかってシワになりにくい。
これをするには、タオルは1日何枚使っているのか?下着は何枚ならフワッと置けるのか?と日常は最小限+余った物は防災荷物の中へ。という流れになり、各収納にすべてを入れてもスッキリをキープできるようになりました。
当初は「畳む時間がない」「クッシャクシャの洗濯物の山を見るとストレス」などの悩みから何とか抜け出したい一心でした。思い切って、畳むことをやめたら、欲しかった時間が増えたことのほかに、物の数を絞ることにとても興味が湧き、無駄買いや余剰ストックが減ったというのが大きな収穫でした。
時短という言葉が浸透してだいぶ経ちますが、本当に必要なもの、自分にとって大事なことを先に選ぶと、自然と時間が生まれ、無駄が減っていると感じます。
自分や家族に合った洗濯家事、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか。
文・写真/ライフオーガナイザー®とめ(伊藤智子)
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