襟の黄ばみの正体は、ずばり、酸化した皮脂です。実は、襟元に府付着した皮脂の汚れは、洗濯洗剤剤や漂白剤では、完全には落としきれません。
洗濯方法や洗剤の種類によって多少異なりますが、普通に洗濯した場合、襟の皮脂汚れは、せいぜいよく落とせても8割程度で、残りの2割程度は、襟の繊維の中にどうしても残ってしまうようです。残った汚れが空気に触れて酸化すると黄ばみになります。
そして、洗濯と着用を繰り返すうちに、頑固な黄ばみとなって範囲も広がってしまうようです。
実は、皮脂の汚れは、食器用の洗剤と酸素系漂白剤の合わせ技によって、スッキリ落とすことが可能になります。
食器用洗剤は、種類が豊富ですが、特に「油汚れに強い」と謳われている濃縮タイプがオススメです。ただし研磨剤入りのものはNGです。食器用洗剤の代わりにクレンジングオイルやシェービングクリームでも同様の効果が期待できます。
手順は以下の通りです。
1.水大さじ2と食器洗い用洗剤大さじ2(濃縮タイプは大さじ1)と+粉末の酸素系漂白剤大さじ半分を混ぜて、泡立つまでよくかき混ぜます。
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2.襟の黄ばみの部分に、1で作った液を歯ブラシなどでよく塗りこみます。
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3.塗りこんだ状態でおよそ1分間放置します。(黄ばみの状態を見て時間は調節可)
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あとは、洗濯機に入れて通常通り洗濯するだけでOKです。
1の液体は、作り置きができないため、その都度作る必要があります。また、衣類の素材によっては、粉末の酸素系漂白剤が使用できない場合もあるため、その点は事前にご確認願います。
白地のYシャツに限られてしまいますが、襟元の黄ばみを落とす裏ワザとしては、最強といえる方法です。
こちらは、食器用洗剤の代わりに、重曹を使用します。手順は以下の通りです。
1.酸素系の粉末漂白剤をぬるま湯に溶かします
(分量は製品によって異なるため説明書をご確認願います)
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2.上気で溶かした粉末漂白剤の量の半分の量の重曹を加えてよく混ぜます
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3歯ブラシなどで、2で作った液体を襟の黄ばみの部分によく塗りこみます
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4.塗りこんだ部分にドライヤーを当てます
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5襟の部分を軽く水洗いして浮いてきた汚れを落とします
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あとは、通常通り洗濯機に入れて洗濯すればOKです。
もし、Yシャツなどをクリーニングに出す場合は、水洗いとドライクリーニングの両方をお願いしてみましょう。通常のドライクリーニングだけでは、水溶性のタンパク質の汚れを落としきれず、それが酸化して黄ばみになる場合もあるからです。
ライター:sion
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