コラム

ココナッツオイルよりも優秀!?「ココナッツミルク」の魅力！

更新日：2017.10.28

スーパーモデルのミランダ・カーが愛用していることをきっかけに火が付いた“ココナッツオイル”。
そんなココナッツオイルブームに続き、「ココナッツミルク」にも注目が集まっていることをみなさんはご存知でしょうか？

美味しいだけじゃなく、キレイをサポートしてくれるココナッツミルクについて、その魅力をご紹介いたします。

「ココナッツミルク」と「ココナッツオイル」の違い

ココナッツは熟すると種子の内側に白い脂肪層（胚乳）を作るのですが、この脂肪層を細かくすり下ろし、水と煮込んでから絞ったものを「ココナッツミルク」と呼んでいます。
ココナッツの中央に溜まった液体は「ココナッツジュース」と呼ばれていて、ココナッツミルクとは別物です。

そしてココナッツオイルは、白い脂肪層（胚乳）を乾燥させ、絞ったり、溶剤を使用することで抽出精製したものをいいます。

同じ原料を使用しているため、この2つの美容効果はとてもよく似ているのですが、ミルクとオイルで味が異なってくるほか、ココナッツオイルの方が作るのに手間がかかる分、少しお高めです。
そのため、日々の美容に取り入れるなら、ココナッツミルクの方が続けやすいと言えるでしょう。

ヘアパックで髪の毛がツヤサラ！

それでは、ココナッツミルクはどのような場面で活躍するのでしょうか。
まず注目したいのが美髪効果です。

ココナッツオイルのヘアパックも有名ですが、ココナッツミルクのヘアパックもとても優秀です。
これからの季節、乾燥によってパサつきがちな髪の毛も、ココナッツミルクがあれば、しなやかでツヤのある状態をキープできるはず。

方法は、ココナッツミルクを髪の毛や頭皮につけて軽くマッサージし、15分ほどそのまま置きます。その後は、いつも通りにシャンプー、コンディショナーを行うだけ。
ココナッツミルクは簡単に洗い流せるので、ベタつきが残る心配もありません。

また、ココナッツミルクをつけた後、蒸しタオルで温めるともっと効果的にヘアパックができるので、是非チャレンジしてみてくださいね。

毎朝、お腹すっきり！

食物繊維が豊富なココナッツミルクは、便秘で悩むあなたにもオススメ。
毎日コップ1杯のココナッツミルクが、あなたのお腹の調子を整えてくれるのです。

オイルと違って、調理しなくても取り入れられるのもココナッツミルクのいいところ。
甘い香りとまろやかな口当たりのココナッツミルクは、そのまま単体でも美味しくいただくことができ、手間がかからないので、無理なく続けることができそうですよね。

脂肪燃焼でダイエットにも！

ココナッツミルクには、「中鎖脂肪酸」という脂が含まれています。
“脂肪”という文字が入ると「太るのでは？」と心配になってしまいますが、この「中鎖脂肪酸」は、体内に取り入れられるといち早くエネルギーに変わって体内で効率よく使われ、体内に溜まった脂肪を燃焼してくれるというなんとも嬉しい成分なのです。

肌にもハリと弾力が！

ココナッツミルクは、お肌にもいい影響を与えてくれます。
ココナッツミルクに含まれる「ビタミンC」には、コラーゲンの生成を助けてくれる役割があり、お肌を若々しく保ってくれるのに役立ちます。
また、同じくココナッツミルクに含まれる「ビタミンE」には、血行を促進し、肌の代謝を高めてくれる役割があります。
この2つのビタミンは、お肌の老化の原因となる酸化を抑えてくれる抗酸化作用もあるためアンチエイジング効果も高いのです。

日々のスキンケアはもちろん、お風呂に入れてココナッツミルク風呂にするのもオススメです。全身がしっとりし、若々しい印象へと導いてくれますよ。

お手頃な価格なうえ、手間がかからないココナッツミルクは、手軽にキレイをケアしたい女性にとって「ココナッツオイル」よりも優秀な存在といえるでしょう。
南国の甘い香りに包まれるココナッツミルクを使用した美容法を、みなさんもぜひ試してみてくださいね。

＜プロフィール＞
大野えりか
コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表
1986年東京都生まれ。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後は紙媒体とウェブ媒体での編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍している。

写真© yasuhiro - Fotolia.com

Profile大野えりか

コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後、編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍。

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