こんにちは!暮らしニスタ「家事コツ研究室」研究員Oです。
旬である夏に限らず、年中食卓で大活躍の“きゅうり”。でも安売りで大量に買って野菜室に入れておいたきゅうりが、気づいたらしなしなブヨブヨになっていて、あえなく処分した…という経験はありませんか?
そんな苦い思い出がある人に朗報です!実はきゅうりは冷凍保存でき、最後までおいしく食べることができるんだとか。今回はそんなきゅうり冷凍法を2パターン試してみようと思います。
1.まるごと冷凍
早速きゅうりを冷凍していきますが、2パターンのうち1つ目は「まるごとそのまま冷凍」です。そもそもきゅうりを冷凍するという考えがなかったんですが、さらにまるごと冷凍とはかなり驚きです!
まず、きゅうりを水洗いします。
キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
あとは、ラップで1本まるごと包み、
冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存するだけ!
丸ごと冷凍したきゅうりはこんな感じ!
冷凍庫で半日ほど置いたんですが、カッチカチに凍っています。あまり見たことがないきゅうりの姿ですね(笑)
この凍ったきゅうりをそのまま食べることは難しいので解凍します。
ラップで包んだままの状態で、3分ほど流水に当てて解凍します。この時、解凍しすぎるとぐにゃっとなって食感が悪くなるので、芯にかたさが残る半解凍くらいの状態がベストです。
半解凍したら、包んでいたラップを外し、手でぎゅっと水気を絞ります。
あとは、食べやすい大きさに切って水気をさらに絞ります。半解凍状態だと芯にかたさがあるのでサクッサクッと切りやすかったですよ。
2.輪切り冷凍
2つ目は、初めから輪切りにして冷凍するパターンです。
まず、水洗いしたきゅうりを包丁で薄く輪切りにします。
これをボウルに入れ、少量の塩を加えて軽く揉みこみます。
塩を揉みこむことできゅうりから水分が出てきてクタッとしてくるので、そのきゅうりを手で軽く絞って水分を抜きます。
あとは、水分が抜けたきゅうりをラップの上に広げて包み、
冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫で保存すれば完了です。
輪切りで冷凍したきゅうりはこんな感じ!
冷凍された輪切りのきゅうりも初めて見ました(笑)。こちらも調理用に解凍していきましょう。時間があれば自然解凍でOKですが、もし時間がなければ
ラップを外した輪切りきゅうりをざるに入れ、そこに熱湯をかけます。
あとは手で絞って水分を抜くだけ。熱湯をかけた直後だとかなり熱いので、少し冷めたくらいで絞ると良いようです。
2つ方法で冷凍したきゅうりを比べてみました!
せっかくなのでまるごと冷凍きゅうりをぶつ切りにしたものと、薄く輪切り冷凍したきゅうりを見た目、食感、味で比べてみました。
こちらがまるごと冷凍したものをぶつ切りにしたきゅうり。
こちらが薄く輪切りにして冷凍したきゅうり。
2つを並べてみました。
<見た目>
形状の違いはあれど、断面など見た目はそこまで違いがないように見えますね。しいて言えば、ぶつ切りの方が少し水分がある感じでしょうか。
<食感>
ぶつ切りしたきゅうりを食べてみると、シャクシャクとした歯ごたえで、生のきゅうりとはまた違った食感が楽しめました。薄い輪切りのきゅうりはほどよく水分が抜け、コリコリというしっかりした歯ごたえで、漬物に近い食感でした。
<味>
ぶつ切りしたきゅうりは水分が多く残っていることもあって、若干水っぽさを感じました。一方、薄い輪切りきゅうりは、水分が抜けたことで味が凝縮され、きゅうりの味をよりしっかり感じることができました。
総合評価としては・・・
個人的には薄い輪切りにしたきゅうりの方が、食感・味ともによりきゅうりのおいしさを感じられてオススメです!凍らせてもここまでしっかりした歯ごたえが残っているのは正直驚きました。
ちなみに冷凍したきゅうりはまるごとでも輪切りでも3~4週間は冷凍保存できるそうです☆
冷凍きゅうりを使っておかずを作ってみた
今回まるごと冷凍したきゅうりをぶつ切りにして、塩昆布、鶏がらスープの素、ごま油と和えておつまみ的な1品にしてみました。心なしか、いつもより味がしっかりしみている感じがして、一度食べだすと箸が止まらないおいしさでした^^
薄く輪切りして冷凍したきゅうりはお酢、砂糖、乾燥わかめとで和えて酢の物にしてみました。コリコリっとした食感とお酢のさっぱりした味がおいしく、箸休めにぴったりでした。
きゅうりも冷凍保存で食品ロス0を目指せ!
我が家でも安売りしていると「こんなに食べられるかなぁ」と思いつつ、ついつい買ってしまっていたのですが、案の定食べきれず、気が付いたらしなしなになっていて泣く泣く廃棄したことが何度かあります。
でも今回きゅうりにも「冷凍する」という選択肢があるんだということを初めて知りました。あの「カリポリッ」とした食感がおいしいきゅうりを冷凍してしまって、本当においしく食べられるんだろかと疑心暗鬼だったんですが、実際やってみると、冷凍方法によって今までにない食感を楽しめたり、生以上にいい食感だったりして新しいきゅうりのおいしさに出会えました♪
もちろん冷凍せずきゅうりを食べきるのが一番なのですが、冷凍保存もできると思うと、安いときには安心してたくさんきゅうりが買えますね(笑)。今問題になっている食品ロス0にもつながっていくので、ぜひ皆さんも試してみてください♪
取材・文/JUNKO
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