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コラム

確執を抱えた母娘が4割も!傷つけられた過去、長年ぬぐえず

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確執を抱えた母娘が4割も!傷つけられた過去、長年ぬぐえず
家族にとって一番大きな存在というのは“お母さん”ですよね。
もちろん身内は誰でも大切な存在ですが、“お母さん”という存在から受ける影響というのは、悪いものも良いものも含め、とても大きな威力となるもの。

最近“毒母”や“鬼母”などという言葉をよく耳にしますが、実際にはどのくらの女性が母娘関係に悩んでいるのでしょうか。
そこで今回は、結婚をし、新しい家庭を築いている女性100人に「実母との関係」について聞いてみました。

実母とあなたの間に、何らかの確執やしこりはありますか?

YES     41人
NO     59人


およそ4割もの人が何らかのしこりを感じているようです。
この数字が多いのでしょうか、少ないのでしょうか…。「確執やしこりがある」と答えた41人の女性に具体的なエピソードを教えてもらいました。

私だけのけ者?

・「弟には甘く、私だけ厳しくされてきた事が本当にずっと嫌だった。今も私にだけ態度が冷たい」

・「私にだけ行動をいろいろ制限して、妹は自由にさせていたことに今でも疑問を感じている」

・「子どもの時から、姉は欲しいものがあれば買ってもらっていたけれど、私はお下がりばっかりで買ってもらえなかった」

どうしても「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなんだから」と言ってしまうことがありますが、親としては差別したつもりがなくても、大事にすべきは「子どもがどう感じたか」です。

なんでそんなことを言うの?

・「中学生のころに母親と大ゲンカをしたとき『(私を)産んだことを後悔している』と言われた。勢いで言ったのかなとも思うが、思い出すと何となく暗い気分になる」

・「3年ほど前から母親が鬱になり、毎日『死ね死ね』言われ続けてトラウマになり、母の顔を見ることもできなくなった」

兄弟間での差別に次いで多かったのが「母の言葉に傷ついた」という回答。何気なく放った一言から、明らかに暴言と分かるものまで、さまざまな言葉が確執の原因となっているようです。

このタイミングで言う必要はありますか?

・「結婚直前に私が仕事を辞めたことを、母は未だに許していません」

・「結婚して7カ月くらいで妊娠したときに、『おめでとう』じゃなくて、『あら、まだ2人の生活を楽しむって言ってたのに』とシレッと言われショックだった」

・「母の子育てに関して、あの時あんな言い方をしなくてもよかったのにと思うことが多々あります。母は覚えていないようなので蒸し返すようなことはしませんが、自分の子どもにはしないように気を付けています」

結婚や出産は人生の一大事。新しい環境で頑張ろうとしているときに水をさすようなことを言われると、ショックも倍増です。また、出産して子育てを始めると、自分がされてきた子育てを思い出し、苦しくなることもあるようです。

その厳しさに“愛情”はあるの?

・「母はとても厳しく、小学生ぐらいの頃から、漫画禁止、門限5時、テレビも娯楽番組はほとんど見せてもらえずでした。当然、友達との会話についていけなくなりイジメにあい、それを母に相談したところ『イジメられるあなたが悪い』と一蹴されました。母は20年以上前に亡くなりましたが、母の死に対して涙は一粒も出ませんでした」

・「幼少のころ、母親の返答が否定的な言葉が多くとても嫌だったので、今でも彼女と話すときは敏感になってしまう」

・「母も若く、日々精一杯だったと思うのですが、その苛立ちから“しつけ”と称して叩かれる時期がありました。大人になり話し合いの場をもうけ、お互いの気持ちをぶつけ合うことができました」

“厳しさは愛情の裏返し”という言葉もありますが、その言葉が当てはまるかどうか微妙なエピソードが多くありました。子どもが「私のことを思って言ってくれている」と感じるには、愛情を感じられる母親の日頃の言動があるかどうかが前提です。

母親だから…あきらめるしかない?

・「幼いころから、兄弟たちは勉強や習い事で母親に褒められていたのに、私のことは一度も褒めてくれたことがなかった。けれど、嫌いな部分もあるけれど、世界に一人だけの母親だから一生付き合っていく」

・「母と祖母との嫁姑戦争でとても嫌な思いをしたので、中学生のころから母とはしっくりきていません。そういうものと割り切っています」

・「3人兄弟の真ん中で唯一の女として育ったのですが、母は年の離れた弟ばかりを可愛がり、私にはストレスをぶつけてくるような人でした。小学校高学年頃から次第にそんな母を憎むようになりました。けれど、過去に囚われ続けていたら一生幸せにはなれないと思うので、今は人並みに育てて貰ったことにまず感謝をしています」
最後の方の「過去に囚われ続けると一生幸せになれない」という言葉が、これらの問題解決の全てのような気もしますが、でも、子どもの立場からすると、親に対して“あきらめる”ということなど本当はしたくないですよね。

今回のアンケートをとおして、全ての確執の根底には「何で母親なのに分かってくれないの?」という気持ちがあるように思えました。
せめて身内や身近な人によって嫌な思いをしないようにはできないものなのでしょうか。

文/namikibashi
※暮らしニスタ編集部が子持ちの既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© JackF - Fotolia.com
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