コラム

これで簡単！栗の渋皮の剥き方を覚えよう

更新日：2020.01.14

栗ご飯にさまざまなスイーツ、お正月のきんとんにもおいしくいただける栗。
スーパーには皮を剥いたものも売っていますが、できれば新鮮な栗を自分で剥いて使いたいですよね。
でも、渋皮を上手に剥くのはなかなか難しい！　はがれにくい渋皮を、包丁できれいに剥くのはかなり難易度が高いですよね。
覚えておくと便利な、栗の渋皮の剥き方をご紹介します。

栗の渋皮ってなに？　簡単に剥く方法はあるの？

面倒な栗の皮剥き。時間もかかるし、ちょっと億劫だなと思って、剥き栗やペーストを買ってきてしまうことも多いのではないでしょうか？　
固い栗を剥く時に包丁が滑らないかドキドキしますし、中でも渋皮！　
きれいに剥いたつもりが少し残ってしまったり、包丁でそぎ落としていたら実が小さくなってしまったり。
栗ごはんを作るたびに、苦心している人も多いのではないでしょうか。でも、ちょっとしたコツを覚えれば、案外簡単に栗の渋皮剥きができてしまうんです。

栗には「鬼皮」と「渋皮」がある

栗の表面の固い皮のことを「鬼皮」、中の薄い皮のことを「渋皮」といいます。
実は渋皮には風味と旨みがあり、ポリフェノールがたっぷり含まれています。ですから、栗の味と栄養を丸ごと味わいたい時は、渋皮をつけたまま調理する「渋皮煮」にすることもあるんですね。
とはいえ、お菓子や栗ご飯に使う時には、渋皮を取り除いて使うのが基本。スルッと剥けずに困ることの多い渋皮は、しっかりと下準備をして剥いていきましょう。

栗の渋皮の剥き方

栗の皮を剥くときは、まずは丸ごと水に漬けてふやかします。できれば一晩程度は漬けておきましょう。時間がない時は、熱湯にして、30分ほど漬けておきます。

この時、鬼皮の底の一部を小さく切り取っておくと、よりＧＯＯＤ。渋皮だけでなく、外側の分厚い鬼皮も、水に漬けることによって剥きやすくなります。
その後、栗のお尻の側から剥いていけば、比較的剥きやすくなっているはず。そのまま、渋皮も剥いてみてください。それでも、渋皮がうまく剥けない！という人は、ぜひ以下の方法を試してみましょう。

茹でる

よく知られているのが、栗を茹でて皮を剥きやすくするやりかたです。鬼皮を剥いてから渋皮がついたままの栗を煮てもいいのですが、鬼皮も硬くて剥きにくいという時には、鬼皮に切り目を入れて丸ごと加熱します。
栗の底の部分と側面に包丁で切れ目を入れ、沸騰後2～3分茹でておきましょう。これで、鬼皮も渋皮も剥きやすくなります。

圧力鍋

圧力鍋で栗を加熱すると、皮剥きがグッと楽に！　包丁で切れ目を入れた栗を圧力鍋に入れ、ひたひたになるほど水を入れて10分ほど加熱します。
その後、火を止めて圧力が抜けてから、蓋を開けて栗を取り出し、あら熱がとれたら、栗が柔らかいうちに剥くのがベストです。切れ目のところから、驚くほど簡単に手でスルッと剥けますよ。