1.品質をキープできる
栗は、時間が経つにつれ、水分が蒸発していくため、徐々に、品質が損なわれ、味が落ちていきます。しかし、冷凍保存すると、水分の蒸発がストップし、品質を維持することが可能になります。
2.虫の害を防げる
栗を常温で保存した場合、虫に食べられてしまうリスクが生じます。冷凍すればその心配もありません。(ただし、冷凍する前に虫がいないかチェックが必要です)
3.皮むきが楽になる
栗を調理する際には、皮をむく必要がありますが、包丁がうまく入らないくらい固いのでむくのに大変手間がかかります。しかし、栗を冷凍すると、皮が柔らかなって、簡単にむくことができます。一緒に渋皮もむけるので、調理の際の手間が省けて、とても楽ですよ。
皮つきの生栗の場合
1.冷凍する前に1日程度天日干しする
栗の美味しさを確実にアップさせる最大のポイントです。天日に干すことで、糖化が進みより甘くすることができます。天日干しの前に、栗は洗わずに表面の汚れを落とす程度でOKです。
天日干しした後は、新聞紙に包んで、密閉できる保存袋に入れ、冷凍庫で保存すれば完了です。この状態で、およそ6カ月程度は保存できます。使う分だけ取り出せるように、小分けにして保存しておくとよいですよ。
凍ったままの状態で、直接熱湯で茹でると、そのまま茹で栗としてとても美味しくいただけますよ。調理に使う場合は、熱湯に5分程度つけて解凍させます。表面の皮も渋皮も柔らか兎なってとてもむきやすくなっていますよ。
皮をむいた生栗の場合
水に15分程度つけてあく抜きをしておきます。その後水気を十分にふき取ってから、栗の量の2割程度の砂糖と一緒に保存袋に入れて、よくもみ込んで砂糖を栗にまぶします。。このひと手間により、栗のむき身の乾燥を防ぎ、何もしないで冷凍した時よりも美味しさを確実にアップさせることができますよ。
後は、しっかりと密閉して冷凍庫で保存すれば完了です。この状態でおよそ2カ月程度は保存可能です。
皮つきの生栗を茹でて余った場合にも冷凍保存がおすすめできます。
方法は、キッチンペーパーなどで水気をよく拭き取った後、の保存袋に入れて、しっかりと空気を抜いて密閉し、冷凍保存すれば完了です。使う分だけ小分けに保存すると便利ですよ。この状態で、およそ3か月程度は保存可能です。
皮をむいて茹でた栗を冷凍保存する場合は、急速に冷凍することがポイントになります。
アルミトレイの上に、栗が重ならないように並べてからラップをして冷凍庫に入れます。急速冷凍モードがある場合は使用しましょう。完全に凍った後は、密閉できる保存袋に入れ替えて、その状態で冷凍保存を続けます。およそ1か月程度は保存可能です。
いかがでしたか?いろいろな状態の栗の冷凍保存方法をご紹介しましたが、その中で、最も冷凍保存におすすめなのは、やはり、皮つきの生栗です。旬の間に、たくさん冷凍しておくと長い間美味しい栗を楽しめますよ。ぜひお試しいただければと思います。
ライター:sion
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