都市ガスやLPガスは快適な暮らしに欠かせないものですが、水道光熱費はできるだけ抑えたいものです。「我が家のガス代が、平均と比較して高いかどうかが気になる」という人も少なくないでしょう。
この記事では、一般的な4人家族では毎月どのくらいガス代を支払っているのかをまとめました。さらに、効果のあるガス代の節約方法についてもご紹介しています。
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4人家族のガス代は平均いくら?季節ごとの平均も知りたい!
光熱水費などの平均額は、総務省が実施している家計調査で知ることができます。
2017年のデータによると、4人で暮らす世帯が支払っているガス代は、全国平均で1カ月あたり4911円となっています。年間では6万円弱ということになりますね。さらに、このデータを月次別にくわしく見ていきましょう。2017年2月は平均6786円、2017年8月は3218円と、冬は夏に比べておおよそ2倍のガス代がかかっていることがわかります。これは、冬になると水道水の水温が低くなり、お湯をわかすのにより多くのガスが必要になるためでしょう。
また、ガスファンヒーターなどの暖房でガスを使う機会が増えることもあげられます。そのほか、2017年5月は5259円、2017年11月は4320円と、春と秋では寒い日もある春のほうが高めです。
https://kurashinista.jp/column/detail/4443
ガス代の平均、マイホームの場合は?
ガス代を持ち家と賃貸住宅の場合とで比較してみましょう。総務省が発表している2017年のデータによると、持ち家の家庭でのガス料金は1カ月あたり平均4490円(平均世帯人数2.97人)となっています。4人家族の世帯では、持ち家率がおよそ85%です。さらに、賃貸住宅では持ち家の場合と比較するとおよそ1.35倍のガス代がかかっているというデータがあり、ここから平均を算出してみると、持ち家の4人家族では1カ月当たりのガス代が約4666円となります。
ガス代の平均、賃貸住宅の場合は?
賃貸住宅で1カ月にかかるガス代は、民間の賃貸住宅では6278円、公営住宅では6192円、社宅や官舎などの場合は5813円で、この3つの項目を平均すると約6094円(平均世帯人数3.06人)です。賃貸住宅では持ち家の場合よりガス代が高くつく傾向にあり、平均世帯人数はあまり変わりませんが1.35倍ほどかかっています。4人家族の世帯ではおよそ15%が賃貸住宅で生活していることから、賃貸住宅で暮らす4人家族の1カ月のガス代はおよそ6300円となります。
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4人家族だとガスは何に使っているの?ガス代が高くなってしまう原因
一般的な家庭では「給湯」に使うガスがもっとも多く、全体の3割程度を占めます。そのため、給湯が必要な生活習慣がガス代にも大きく影響してくるといえるでしょう。生活の中でお湯をたくさん使うことといえば「お風呂」です。バスルームでのガスの使われ方について見てみましょう。
もっともたくさんお湯を使うのはやっぱりお風呂!お湯はりはどうする?
たっぷりとお湯をはった湯船にのんびりとつかって1日の疲れをとる、という人は少なくありません。浴槽の容量はタイプやサイズによって変わってきますが、小さいものでも150リットル程度、大きいものであれば200リットル以上のお湯を必要とします。そのため、お湯はりの頻度が高ければガス代に直接響いてきます。
追い焚きはすればするほどガスを消費する
お風呂の追い焚き機能はたいへん便利なものですが、使えば使うだけ料金がかかります。浴槽のお湯200リットルを25度から40度に温めようと思うと、3000キロカロリーのエネルギーが必要です。お湯が冷めていくほど、入浴の適温に戻すのに多くのガスを必要とします。
ガス代を節約する方法は?4人家族の節約方法をご紹介!
いくらガス代の節約のためといっても、お風呂の回数は減らしたくないもの。ガスの使用量を減らしたいときは、一カ所を大きく削るのではなく、広い範囲で小さく削っていきましょう。こまめな節約は快適な暮らしを維持しながらでも難しくありません。ここでは、すぐに実行できる節約テクニックをご紹介します。
お風呂での節約の第一歩!湯船の蓋はこまめに閉める
湯船にはったお湯が冷めてしまわないように、お湯につからないときやバスルームを使用しないときはきっちりと浴槽に蓋をします。蓋をしたときにすきまができないよう、合ったサイズのものを選びましょう。お湯が冷めにくい断熱タイプのものもあります。また、湯船につかっているときも蓋を全開にせず、半分だけ開けて入浴するのも効果的です。
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https://kurashinista.jp/column/detail/4568
お湯が冷めないうちに連続して入浴する
湯船にはったお湯は時間がたつにつれ冷めていってしまいます。誰かが入浴するたびに追い焚きをしていると、そのぶんガス代がかさんでいくでしょう。家族が多い家では、なるべく間をあけずにお風呂に入ることで追い焚きの回数を減らすことが可能です。さらに、追い焚きをするにしても、冷めてしまってからでは余計にガスを消費します。「追い焚きの回数を減らす」ことと「追い焚きに使うガスの量を減らす」ことが重要です。
お湯の温度はほどほどに
お風呂の温度は好みが分かれるものですが、節約のためにはあまり熱くしすぎないようにします。バスルームで使うお湯は量が多いため、1度下げるだけでも効果があります。浴槽にはるお湯の温度とシャワーの温度の両方を見直してみましょう。
ちょっとした工夫で調理にかかるガス代も節約可能!
「給湯」のほかによくガスを使うシーンといえば「調理」ですね。使用するガスの量は給湯より少ないものの、工夫しだいでは節約できます。調理の場合もお風呂と同じく「熱を逃がさない」ことで省エネが可能で、さらに「熱を効率よく利用する」こともポイントです。
まず、熱を逃がさない工夫としては、調理中の鍋に落とし蓋をしたり、ガスの炎が鍋からはみ出さないようにしたりすることがあげられます。次に、熱を効率よく利用するには、ひとつの鍋で2~3種類の料理を同時に作るのが有効です。野菜と肉を同時に蒸すなど、上手に工夫すれば時短にもつながります。さらに、ガスだけで調理することにこだわらず、電気を使うことも検討してみましょう。
電気は多くの会社が夜間割引などを採用しており、時間によって料金が安くなるプランがあります。そのため、お湯を沸かすだけであれば電気ケトルを利用したほうが安上がりになることも。IH卓上コンロも、同様の理由でガスより節約になる場合があります。
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https://kurashinista.jp/column/detail/4520
ガス会社との契約を見直してみよう!
自宅で使っているガスについて「なんとなく契約してそのまま」という人も多いのではないでしょうか。
家族が増えたり、ライフスタイルが変わったりすることで、ガスの使い方や使用量にも変化があるはずです。契約内容や利用プランを見直すことで、ガス代がお得になる可能性があります。2017年にはガスや電力の自由化がスタートし、各社でプランが増えています。
「我が家のガス代、高いかも…?」そんなときは見積もりがおすすめ!
お風呂や調理は生活に欠かせないものです。ここまでで、4人家族では給湯でたくさんのガスを使うことや、ガス代を節約する方法をご紹介してきました。
そのうえで、節約しても毎月のガス代が平均より高い場合は、根本から見直すためにガス代の一括見積もりをしてみてはいかがでしょうか。ライフスタイルに合ったプランを選択することで、ガス代を大幅に節約できる可能性があります。
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