あなたは月々どのくらいガス代を支払っていますか?毎月の必要な出費として、特に疑うことなく支払っている人も多いのでは。
この記事では、ガス代の平均価格やプロパンガスと都市ガスによる価格の違い、節約法などを紹介。特に今、ガス代を見直しを検討している人やガス代の相場を知りたい人にとって、知っておきたい情報をお伝えします。
世帯人数・季節別のガス代の平均価格
自分が毎月支払っているガス代が高いかどうかは、世帯人数や季節によって変わるので、見極めにくいところですよね。
以下の表は、総務省が発表した、世帯人数別の1ヶ月あたりのガス代の平均額です。2017年10月から季節ごとに区切ってあるのでわかりやすいのですが、季節によって金額に差が見られます。
| 世帯人数 |
2017年 10月〜12月(秋) |
2018年 1月〜3月(冬) |
2018年 4月〜6月(春) |
2018年 7月〜9月(夏) |
| 1人 |
2,711円 |
3,808円 |
2,982円 |
2,149円 |
| 2人 |
3,853円 |
6,075円 |
4,590円 |
3,108円 |
| 3人 |
4,581円 |
7,118円 |
5,449円 |
3,617円 |
| 4人 |
4,428円 |
7,036円 |
5,364円 |
3,466円 |
| 5人 |
4,696円 |
7,163円 |
5,465円 |
3,330円 |
| 6人以上 |
5,174円 |
8,446円 |
5,871円 |
3,580円 |
日常の生活の中でガスを使う場面を考えてみると、調理もしくは入浴の際にガスを使用しますが一般的に、冬場は寒さから湯船に浸かることが増えるので、その分ガス代も増える傾向です。1人世帯でも冬場と夏場を比べてみると1,500円以上、6人以上の世帯だと4,000円以上の差があるので、驚きですよね。
出典:政府統計の総合窓口
ガス代が高くなってしまうのはなぜ?
先ほどお伝えした世帯人数別のガス代平均価格と比べて、支払っているガス代が明らかに高いと感じた人は、理由があるはず。一般的に、以下のような理由からガス代が高くなってしまう場合があります。
・ガス漏れ
ガス漏れは、安全の面から考えてもドキッとしてしまいますが、あまり使っていないのにガス代が異様に高い場合はガス漏れしている可能性があります。毎月ポストに投函される「ガス検針票」をチェックして、ガスの使用量を確かめてみましょう。使用量が多い場合、確認しておきたいのが以下の3つです。
① ガス栓のホースが破れている、もしくは亀裂が入っている
② メーターが赤く点滅している
③ ガス栓のキャップが外れている、もしくは元栓が開いたままになっている
いずれかに当てはまる場合、ガス漏れを起こしている可能性が高いです。すぐにガス会社などに連絡して、確認してもらいましょう。
・賃貸物件の条件面
賃貸の物件を借りている場合の条件面によっても高くなる可能性があります。
というのが都市ガスでもプロパンガスでも、配管や給湯器などの設備が必要。賃貸物件ではこのような住居に関わる費用は賃貸オーナーが負担します。
しかし、それは都市ガスの場合。都市ガスであれば設備費用を貸主である大家さんや賃貸オーナーが一括で支払いますが、プロパンガスの場合はガス会社が最初に負担し、この負担分は賃貸オーナーが支払うのではなく、分割されて入居者の従量単価に上乗せされていることがあります。
それを避けるにはプロパンガスから都市ガスに切り替えるという手はありますが、特に賃貸の場合、切り替え自体容易なものではなく、非現実的ですよね。プロパンガスの場合はガス会社やプランの見直しもしくは都市ガスを扱っている物件に引越しすることを視野に入れる必要があります。
・契約しているガス会社の基本料金
皆さんは都市ガスとプロパンガス、どちらを契約していますか?
都市ガスの場合はプロパンガスと比べて基本料金は低い設定にはなっていますが、契約会社によって請求額は大きく変わってきます。もしまだ契約会社の変更をしたことがないもしくは他の契約プランも気になる方は一度見積もりを検討してみるのも良さそうです。
一方でプロパンガスの場合ですが実はガス会社が自由に価格を設定でき、消費者に向けて料金の明示や値上げの通知などの義務がありません。そのため、ガス会社によっては消費者が気づかないうちに基本料金を値上げして、高額になっていることがあります。
また、ガスの料金には「基本料金」と「従量料金」があります。「従量料金」は、その月に使用したガス料金のことを指しますが、プロパンガスの「基本料金」には、配送費用や管理費用、検針費用などが含まれているのです。
お住まいの地域のプロパンガスの平均料金よりも、明らかに支払っているガス代が高い可能性がある場合は契約プランの変更をすることも考えて良いかもしれません。
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プロパンガスと都市ガスの平均価格
一般家庭に普及しているガスは、プロパンガスもしくは都市ガスに分けられますよね。ご家庭でどちらを使用するかによって、料金に大きな差が出るというのは聞いたことがあるという人は多いかもしれませんが実際のところはどうなのか、あまり調べる機会はありませんよね。
ここで、それぞれの平均価格を比較してみましょう。両者とも地域によって価格が異なるため、東京都におけるガス代の平均価格を比べます。
・使用量は20㎥/月として計算すると…
・プロパンガス:13,788円(東京平均価格で基本料金が含まれている)
・都市ガス:基本料金(745.20円)+従量料金(146.68円×20㎥)=3,678円
(小数点以下は切り捨て)
この計算だと、明らかにプロパンガスのガス代が高いことになりますが、熱量を考慮しなくてはいけません。プロパンガスは都市ガスよりも熱量が高いため、都市ガスがプロパンガスと同じ熱量の仕事をするためには約2.2倍のガスを使用する必要がなります。すると、3,678円×2.2=8,091円なので比較の結果、プロパンガスは都市ガスより約1.7倍の料金がかかるということになります。
参考URL:
一般社団法人日本エネルギー経済研究所
東京ガスホームページ
https://selectra.jp/lpgas/guides/ryokin/toshigas-nedan-chigai
プロパンガスが都市ガスよりも高額な理由
プロパンガスは、都市ガスに比べてガス代が高くつくことは分かりましたが、それはなぜなのか、その点についてもう少し詳しくお伝えします。
高くつくことには以下の理由が挙げられます。
・初期費用分の上乗せ
ガスを一般家庭に供給する際には、ガス管や給湯器などの設備が必要です。この設備費用は、都市ガスならば建築時に一括で支払われるのですが、プロパンガスの場合はまず業者が負担します。そして負担した費用を分割し、毎月のガス代に上乗せして消費者に支払う仕組みになっています。
・プロパンガスは、自由に料金を決定できる
プロパンガスは、価格設定や変更が会社によって自由に設定できる自由料金。そのため、政府や自治体の承認の必要はありません。さらには価格の変更を消費者に通知する義務がないため、消費者が知らない間に高額になっている可能性もありえます。そのため、価格交渉した顧客に対してはその分値段を下げて提供し、何も言わない顧客からは高い料金を支払わせているという信じられないケースもあります。
・価格競争が起こらない状態が続いている
例えばプロパンガス会社のうち、一社でも価格を安く設定すれば、その一社に顧客が流れてしまうことを恐れて他のガス会社も価格を下げる「価格競争」が起きて、消費者にとってはとても嬉しい状況になるのですが、各ガス会社からするとオール電化の家などは別として、ガスはほとんどの家庭で使うものですから契約数の母数は変わらないのに、各ガス会社の利益だけ下がるといった、不都合な事態になってしまいます。そんな背景から一般的な資本主義の市場とは異なり、価格競争が起こらない状態が続いています。
・原価による影響の有無
野菜の原価が変わると、スーパーに並ぶ野菜の価格にも変化が起こります。日々の食卓に直接関わることなので気付くことも多いと思いますが、ガスの場合はどうでしょう。ガスの原価も日々変動していますが、それを日々気にしている人は珍しいですよね。ガスの原価が高騰すると当然ガス代も値上がりして高くなりますが、ここで驚きなのはガスの原価が下がった場合、その分ガス代が下がるということにはならないこと。
価格競争が起こらないため、価格を下げる必要がないという背景から、プロパンガスは都市ガスよりも高額になってしまうのです。
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ガス代の節約方法
最後にガス代の節約方法についてご紹介します。ガスを使うのは主にお風呂とキッチンですよね。それぞれの日々のちょっとした心がけで、ガス代を節約することは可能です。
キッチンでのガス代の節約方法
① 卓上IHヒーターを適宜使用
電気料金には、単価の安い時間帯があります。その時間はガスを使って調理するよりも、卓上IHヒーターを使った方が節約できます。同じように、お湯を沸かす際も時間によっては電気ケトルを使った方がお得です。うまく使い分けてガスと電気を併用しましょう。
② 圧力鍋や保温鍋、中華鍋を使う
煮込み料理は蒸し料理や炒め物と比べてガス代の消費量が多いため、煮込み料理をする時は、加熱時間が短くても料理が出来上がる圧力鍋や保温鍋を使用しましょう。また、中華鍋は火のとおりが早いため他の調理器具を使うよりも調理時間を短縮できるので、ガス代節約にも役立ちます。
③ 洗い物もひと工夫
冬場はお湯を使って洗い物をする人が多いと思いますが、ゴム手袋を使用すれば水で洗い物をしてもさほど冷たさを感じません。ガス代の節約にはこの方法は有効です。また、水を張った大きめの食器に他の食器をつけておくことで、汚れを落としやすくしてお湯の使用量を減らすのも節約につながります。
④ 落とし蓋をして年間3,000円以上の節約
調理時間を短縮できるのが落とし蓋です。また、お湯を沸かす際にも蓋をすればその分ガス代を節約することができます。年間で3,000円以上節約できるとされているので、今まで調理の際に蓋を使っていなかった人はこまめに蓋をするクセをつけるといいかもしれません。
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お風呂のガス代の節約方法
① お湯の温度に気をつける
お湯は温度が高いほどガス代も高くなります。冬場は熱〜いお風呂に入るのはとても気持ちが良いものですが、後で水を足して適温にするならば、初めから少し温度を下げてお湯を張っておいた方が節約には役立ちます。
② 追い焚きをできるだけ避ける
一番風呂に入ることができれば追い炊きは必要ありませんが、家族の中でも最後にお風呂に入る人の頃には、お湯が冷めてしまっていることが多いですよね。そのため、冬場は特に追い焚き機能を使う人が多いと思うのですが、なるべく回数を減らしましょう。保温シートを使ってお湯が冷めるのを防いだり、家族がなるべく短時間のうちに間を空けずに入浴するなど、ちょっとした工夫をするだけで追い焚きの回数を減らすことが可能です。
③ 湯船のフタを閉める習慣を
お風呂を沸かす時も含め、お湯を張った湯船のフタは開けっ放しにせず、こまめに閉めましょう。これを習慣にすれば、年間2,500円ほど節約することができます。
④ 節水アイテムを使う
通常のシャワーヘッドよりも穴の数が少なく、大きさも小さく作られている節水シャワーヘッドは節水アイテムであるのはもちろん、お湯の使用量も減るのでガス代も節約できます。また、水道の蛇口に取り付けるだけでお湯張りを止めることができるアイテムもあるので、自動お湯張り機能がなく、よくお風呂の水を出し過ぎてしまうという人は、試してみると良いかもしれません。
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ガス会社変更によるガス代の節約方法
日々の節約術も取り入れつつ、前述したように都市ガスを契約している方は契約の見直しをするだけで、年間数千円単位の節約が望めます。
又、プロパンガスを契約している方は、都市ガスまでの料金とは難しいかもしれませんが、こちらもプラン変更などの見直しをすることで節約に繋がります。
まとめ
ここまで記事を読んで、もし今支払っているガス代が高いかもと感じていれば、試しにガス会社の変更やプラン変更などを検討してみると良いかもしれません。今まで支払っていたガス代が契約を変更するだけで安くなるなら、「やらなきゃ損」ですよね。
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