テレビで見るような肉汁あふれるハンバーグを食べてみたいけど、レストランや専門店に行かないとダメ?と諦めているみなさまに朗報です!実は家庭でも、お金をかけずに、憧れの肉汁ハンバーグを作る技があるんです。さらに作るのも面倒という方に、焼くだけ・湯煎だけの肉汁ドバッなお取り寄せの絶品ハンバーグをご紹介します。
肉屋さんに聞いた!〇と〇を入れるだけの肉汁マシマシバーグ
「肉汁たっぷりのハンバーグってありますか?」と、ある肉業者さんに尋ねたところ、「自分で作るのが一番だよ」との答え。でも霜降りの高級和牛のひき肉なんかないし……と思っていたら、「いつも作っているものに“あるもの”を混ぜるだけだよ」。
そのあるものとは、なんと牛脂とゼラチン!
牛脂は、スーパーなどでお肉を買うと貰える、無料のアレです。ひき肉を買った時に少し多めに頂いちゃいましょう。ゼラチンは粉でも板状でも良いですが、粉状の方が使いやすいです(執筆時は板状しかなかったので板を使いました)。
牛脂はもちろん牛の脂。ちなみにシュウマイや餃子は豚肉を使うので餡にラード(豚の脂)を加えて肉汁をあふれさせることができます。それと一緒で、牛肉を使うハンバーグに牛脂を入れれば肉汁マシマシになるわけです。
さらに熱を加えると溶けるゼラチンを混ぜることで、挽き肉が肉汁ゼリーでコーティングされ、アツアツになるとジュースとなって流れ出るのです。牛脂は必ず常温にして、包丁かミキサーなどでできるだけ細かくしてください。入れる量はハンバーグ200gに1〜2袋(大きさによる)です。ゼラチンは冷えると固まるので、食べているうちに冷める心配がある方は少量or無しで結構です。
脂は中に閉じ込める
では、肉汁マシマシハンバーグを作っていきましょう。
今回は100g68円の合い挽き肉(牛・豚)を使い、こま切れ牛脂とゼラチンを混ぜて成形しました。牛脂はなるべく平たくして真ん中あたりの挽き肉に混ぜ込みましょう。タネの表面に出てしまうと、焼く時に肉汁が流れ出て崩れてしまいます。
そして焼き方は弱火でじっくり優しくと!すでに流れてくる牛脂のおかげで焦げやすくなっています。まんべんなく火を通し、中の赤みがなくなるまで焼きます。
にじみ出る肉汁!
出来上がりました。いつもより表面もテカテカしていて、切る前から肉汁じゅわ〜が期待できます。
そして切ってみると…本当にすごい!普段と全然違います。食レポだったら「うわ〜!肉汁たっぷり!」と言いたくなるようなビジュアルです。
問題は味ですが、牛の脂なので違和感もなく、香りもアップしています。舌に広がるジューシー感にも大満足。肉屋さんの秘密のアドバイス、とっても参考になりました。
【お取り寄せ①】沖縄伊江島の「伊江牛ハンバーグ」
自分で作るのも面倒という人には、焼くだけで肉汁じゅわ~を楽しめる冷凍ハンバーグという手もあります。
「伊江牛」とはあまり聞かない名前ですが、沖縄県の伊江島で育てられている黒毛和牛。赤身中心ですが柔らかくて力強い風味があり、脂が美味しいのが特徴です。この伊江牛を100%使用したハンバーグが、商品化を求める声に応えて登場しました。肉汁ドバッというほどではありませんが、挽き肉と肉汁のバランスがよくとても完成度の高いハンバーグなのです。5個で2250円というお手ごろ感も嬉しいですね。
◎株式会社伊江島物産センター tel 0980-49-5555
【お取り寄せ②】「特上・佐賀牛100%本生ハンバーグステーキ」
こちらも知る人ぞ知るブランド牛「佐賀牛」のハンバーグ。佐賀牛とはJAグループ佐賀管内で飼育される黒毛和牛のうち、肉質が5等級と4等級を満たした上で、霜降りの度合いを示すBMSが7以上をクリアしたものだけが認められています。
このトップクラスの肉質をもつ佐賀牛を100%使用したハンバーグは1個781円。融点が低いため、袋から出すと手の平でとろけていくようです。もちろん焼いた後も、箸を入れただけで肉汁がしみ出してくるほど。ソースより塩で食べたい!という、肉の旨みを堪能できるハンバーグです。
◎中山牧場
【お取り寄せ③】「てらおか風舎の能登牛100%ハンバーグ」
こちらもブランド牛の「能登牛」。石川県の「寺岡畜産」では、セリから一頭丸ごと買い付けたA4・A5の高級ランクの能登牛を中心に扱い、卸売や自社レストランで提供しています。
その「能登牛レストランてらおか風舎」で人気の能登牛100%ハンバーグが、自社ネットショップで購入できます。能登牛の中でもハンバーグに適した部位を厳選し、職人が一つ一つ手作り。焼くと脂がとろけるように流れ出し、口に含んだ瞬間のジューシー感にオドロキ!味付きなので、焼いてそのまま肉の味わいを楽しめます。5個で4860円、その価値は十分にあります!
◎寺岡畜産
【お取り寄せ④】焼かずに湯煎で!「山形の極み 米沢牛やわらかハンバーグ」
「焼くのも面倒……」という人のために、焼かずに湯煎だけの超簡単ハンバーグをご紹介。しかも、これは筆者至上最も肉汁があふれたハンバーグといえる“神バーグ”でした!
冷凍のまま10分湯煎してお皿にのせるだけ。袋にソースも詰まっているので、味付けも不要なんです。米沢牛を100%使用し、生のタマネギみじん切り、シイタケ、酒粕を加えて極やわらか~くこね、じっくり焼き上げたハンバーグ。
ナイフを入れるとほろほろとほぐれ、米沢牛のエキスがぶわっとあふれ出てきます。「飲めるハンバーグ!」と形容したくなるほどとろける口どけのハンバーグです。5個入り5000円ですが、明らかに「これはすごい……」と納得の味です。
◎リンベル
まとめ
肉汁マシマシの裏ワザは本当に使えます!牛脂もスーパーによって質が異なるのですが、なるべく成形されていない(一度溶かして固めたものではない)ほうが美味しいのでおすすめです。
お取り寄せハンバーグもブランド牛によって味が違うので、いろいろな和牛の特徴を知ることができますよ。
写真1枚目 © Nishihama - Fotolia.com
美味しいハンバーグに出会うなら"ふるさと納税"はいかが?
2018.04.04お得にご当地の美味しい食材がゲットできることで、ふるさと納税に注目が集まっています。ふるさと納税の返礼品で人気が高いのがお肉系の食材です。今回は大人から子どもまで大好きなハンバーグに注目しました。ふるさと納税のポータルサイ...続きを見る
タウン誌、レシピ本編集記者。全国の珍しい調味料や麺類研究中。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます