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コラム

「子どもの発達が遅い…!?」焦りを感じているママがするべきこと

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「子どもの発達が遅い…!?」焦りを感じているママがするべきこと
育児に悩みは尽きないもの。ママたちの悩みに、子どもの「発達心理」の研究をされている菅原ますみ先生(お茶の水女子大学教授)がアドバイスします。

【ママからの相談】
私は以前、保育士の仕事をしていました。周囲の人は「保育士=子育て上手」と思うようですが、私の場合は保育士の経験がじゃまをして、上手く子育てができないように思えます。「このくらいの年齢だと、だいたいこのくらいのことができる」という情報がいつも頭の中にあるせいで、「うちの子はまだこれができない」という目で見てしまうのです。

もちろん、個人差があることはわかっています。息子は早生まれだし、わが子でなければ「このくらいは大丈夫」と心から思えるのです。夫はとてもおおらかで、「急ぐことはないよ、ゆっくりでいい」と言ってくれるのですが、私はあせりばかり大きくなって、ときにヒステリックになってしまいます。(年長・男の子のママ)

「最初の子」「育児系プロ」「年長さん」は危険

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【先生からの回答】

ほかの子とわが子を比べて「できない」「遅い」が気になるのは、この方に限ったことではありません。わが子が大切で、深く愛しているからこそ不安になるのです。

1人目の子には、とくにその傾向が強いようです。初めての子ですから、発達の次のステップが楽しみで「早く、○○できるようになってほしい」と期待します。期待が大きいからこそ、「できない」「遅い」が目につくのです。「この子にはいつまでも赤ちゃんでいてほしいのよ」なんて言うのは、だいたい2人目か3人目の末っ子ちゃんに向けて言っているものです。

また、現代は子どもに対する周囲の目がとても厳しいですよね。「子どもがきちんとしていないのは、母親が悪い」と言われがちですから、お母さんがわが子を見る目も自然に厳しくなります。この方は保育士さんですから、ますますもって「子どもをちゃんと育てているに違いない」と思われますし、ご自身でもそう思われているかもしれません。

実は私自身も覚えがあります。発達心理学の研究者という仕事柄、「なんでもわかっている」と思われがちでした。でも、研究者としてどれだけ知識があっても、24時間わが子の“生命維持装置”として責任を負う現実の「母親」の不安はけっしてなくなりはしないのです。

さらに年長さんくらいの年齢は、個人差が目立つ時期です。4月生まれの子はどんどんしっかりしてくるように見えますし、「文字の読み書きができる」「友だちから一目置かれる」など、個人差を際立たせる材料も増えてくるので、早生まれの子にとってはますます不利になってきます。

「あせりのメカニズム」の中にいると自覚しましょう

そう考えると、この方には「あせるための材料がそろっている」ともいえます。たくさん本を読んで子育てを勉強している方、生真面目で優等生タイプの方も陥りがちです。そんな「あせりのメカニズム」に組み込まれそうな人は、「あせる自分はダメ」などと考えずに、「そういう状況にあるのかもしれない」と認めたうえで、次に進むことが大切です。

まず、ヒステリックにしかりつけることはやめたいですね。子どもは何も言われなくても、母のあせりや不安をいっしょに背負い込んでいるものなのです。そこをさらに叱りつけると、「ぼくはやっぱりダメだ」と自己イメージを下げてしまいます。

もし「なんでできないの?」と言いそうになったら、「今はできなくても大丈夫」と言い換えてみましょう。子どもはパッと笑顔になります。そんな「切り替えのキーワード」をもつことも、とても大事なことです。

人に上手にたよって、ストレスをためこまないこと

周囲にサポーターをつくることも、おろそかにしてはいけません。この方は元保育士さんなので、人に頼られることはあっても、頼ることは少なかったのかもしれません。でも、「実は悩んでいるんだ」と言える人がいるだけで、心に余裕が生まれるはずです。

子どもの成長についてだけでなく、別な原因でストレスがたまっていることもあります。夫婦関係、親戚関係、自分の友人関係、住環境は大丈夫ですか? 引っ越しをした、夫の仕事が忙しくなったなど、大きなトラブルがないケースでも、小さなストレスがちりのよう積もって心を疲れさせ、子どもへの不安が増大することは珍しいことではありません。心当たりがあれば、まずそちらを解決しましょう。

発達の個人差は、多かれ少なかれ、どの子にもあるものです。でも、特別な問題がない限り、差は縮まっていくものです。「まだ幼い」ということは、かわいい時期が人より少し長いということ。ママ自身の心の問題を整理しつつ、わが子のかわいらしさを堪能してください。

取材・文/神 素子
Profile菅原ますみ
お茶の水女子大学基幹研究院人間科学系教授。子どものパーソナリティー発達と精神病理を専門とし、0才~30才までの発達を追う、日本では数少ない長期にわたる縦断研究をおこなう。働きながら子どもを育ててきた先輩ママでもある。

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