収納王子コジマジックが100均アイテムで主婦の収納のお悩みを解決するスペシャル連載の第6回! 前回は、子どもの靴があふれた下駄箱をみごとに生まれ変わらせました。前回の記事はこちら
今回は、暮らしニスタ・川田那由加さんのお宅で、なんとも使いづらいリビングの吊り戸棚に着手。さて、100均グッズで解決することはできるのでしょうか?
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お悩み サイズ感がイマイチなリビングの吊り戸棚が使いづらい!
リビングのカウンターキッチン上に設置されている吊り戸棚。これがなんとも使いにくいサイズなんだとか。
一番下の段は奥行きわずか12cm。申しわけ程度に綿棒などが置かれるのみ。
2段目にはティッシュ、ぞうきん、電球や綿棒などのストック品が、3段目には金魚グッズと川田さんの趣味のアクセサリー作りの材料、マスクが入っています。最上段は、湿布、除湿シート、レンタル品の箱などを入れているそう。
この状態を見て、コジマジックさんいわく、「そもそも吊り戸棚の使い方を見直したほうがいいですね」と指摘。
「収納って、腰から目線くらいの高さがいちばん使いやすい。その次はしゃがめば取り出せる、腰から下の高さ。手を伸ばしたり、台に乗ったりしないと届かない高さっていうのは、いちばん使いづらいスペースなんです。だから吊り戸棚は、よく使うモノの収納にはあまり向いてないんですよね」。
確かに、現状だと、結構頻繁に使いたいモノも入っているようです。
「アクセサリーづくりのパーツ、吊り戸棚に入れた途端に取り出すのが面倒になってしまって。趣味だったはずなのに、最近全然作ってないです……。マスクや綿棒もよく使うけど取り出すのが大変」と川田さんも納得の表情です。
本来なら、よく使うモノは吊り戸棚ではなく、取り出しやすい高さの収納にしまうのがベスト。吊り戸棚に入っているプラカゴを点検したコジマジックさん、改造プランが思い浮かんだようです。
こう解決!①吊り戸棚にはストック品のみを厳選!
こちらがbefore
こちらがafterまず、吊り戸棚に入れるのは「ひんぱんに取り出さないストック品のみ」とルールを決めましょう。ストック品は、ジャンルごとに仕分けて100均のプラカゴへ。直置きだったり、カゴに入っていたりと、バラバラだった収納が、収納アイテムを統一することですっきりとした印象に。
さらに、カゴに100均のリングホルダーを通して、取手代わりに。高い場所の収納が引き出しやすくなり、奥のモノまで確認できるように。また、カゴ収納にはラベリングは必須。引き出さなくても中身がわかるように、「ぞうきん」「電球」「芳香剤」などと中に入れたモノを明記しておきましょう。
「上から2段目にも予備のカゴを入れましたが、ここはあえて使わないという選択肢もあり。収納スペースがあると、何か入れたくなるのが人情。でも使いにくい収納に、無理してモノを入れる必要はないんです。“あえて使わない”というのも、立派な収納テクのひとつですよ」とコジマジックさん。
こう解決!②使う場所=収納場所にすることでストレスフリーに
●マスク
ストック品に分類されていたマスクは、コジマジックさんのすすめで玄関に移動。100均の木箱に収納しました。
「マスクって、薬といっしょに収納されることが多いんですけど、使用シーンがまったく違うでしょ? マスクは外出するときにつけるもの。そう考えれば、玄関にあったほうが自然です。わが家でも玄関に置くようになってから、『マスク忘れたー』って部屋に戻ることがなくなりましたよ」。
●アクセサリーパーツ、ケア用品吊り戸棚に入れられたがために、趣味からフェイドアウトしそうになっていたアクセサリーのパーツや、綿棒などのケア用品は、リビングにあるおもちゃを収納していたチェストの一段を整理して移動。引き出しのなかはプラカゴで仕切ります。
さらにこまかいパーツ類は、カゴのなかを100均の仕切り板で分割すれば、収納もラクラク! いちばん左のカゴは、作りかけの作品の一時置き場所として活用する予定。
ここならすぐに手が届くので、趣味のアクセサリー作りも復活しそう。ケア用品も家族みんなが取り出しやすくなりましたよ。
「あえて使わない、という逆転の発想に納得!」
使いづらいなーと文句をこぼしながら、なんとなくモノを入れていた吊り戸棚。“手が届きにくいところは使わないと決めるのも収納テク”と聞いて、モヤモヤした気持ちが晴れたという川田さん。
「この収納を活用しなければ、と思い込んでいたけれど、吊り戸棚の用途を考える視点が抜け落ちていたんですね。高いところに設置された収納は、使用頻度が少ないモノを入れるためのもの。そう考えれば、おのずとしまうべきものも見えてきます」。
“モノは使う場所にしまう”という大原則にのっとって、もう一度家のなかの収納をチェックしてみますと張り切っていました。
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(プロフィール)
収納王子コジマジック(一般社団法人日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)
1972年、岡山県玉野市生まれ。1994年に松竹芸能所属の漫才コンビ「オーケイ」のツッコミ担当として活動する一方、整理収納アドバイザーや住空間収納プランナーの講師資格を保有。収納に“笑い”を取り入れた収納セミナーが話題となり、年間依頼数は200本以上。著書・監修本は累計30万部を超える。著作「リバウンドしない収納の魔法」(青春出版社)が好評発売中。2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた言葉“収育”を掲げた一般社団法人「日本収納検定協会」を設立。2015年10月から片づけを楽しむ検定「収納検定」がスタート。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ!」(毎週木曜)にレギュラー出演中。
ホームページ http://shu-ken.or.jp/ ブログ http://ameblo.jp/kojimagazine/
取材・文/浦上藍子、撮影/土屋哲朗、衣装(コジマジックさん分)/大原数馬(CREATION)
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