コラム

働くママ必見！「病児保育」ってどうなの？ママ100人のリアルを大調査！

更新日：2017.10.27

子どもが病気になったときの預け先をどうするかは、お仕事ママの大きな悩みの一つ。
パパやママが休みやすい環境だったり、実家に見てもらえたりするといいですが、そうではない場合も多々ありますよね。

そんなときに助かるのが「病児保育」の存在です。病児保育とは、病気の子どもを一時的に預かる施設で、保育所や医療機関に併設されていることが多いよう。
今回は、病児保育の利用経験について、全国のママ100人にアンケートを取ってみました。

質問：病児保育を利用したことはありますか？
回答：YES／19
NO／81

利用したことのある人が圧倒的に少なく全体の2割未満に。そうなると、実際に利用してどうだったのか気になるところですよね。はまずは、「利用したことのある」人の声を集めてみました。

利用してよかった！

・「インフルエンザにかかった息子。当時、年中さんでしたが治りかけに病児保育をお願いしました。お弁当を持たせて、夕方４時30分まで見てもらえ、息子はいつもよりやさしい保育士さんにご満悦でした。風邪の治りかけとか、両親に頼みづらい時に利用し、すごく助かりました」(40代／無職)

・「その日の子どもの様子が細かく報告書に書いてあったのと、小児科の先生から病状の説明があったので、とても安心できました。利用してよかったです」(40代／専業主婦)

・「息子がアデノウィルスにかかり、夫婦ともども仕事を休めない状態でお互いの両親にも頼めなくて利用した。割高感がありましたが、やっぱり助かりました」(30代／パート)

・「小児ぜんそくのため、感染をおこし発熱することが多かったので時々利用しました。体調が悪い時は側にいてあげたいのですが、有給休暇にも限りがあり綱渡りのような気持ちで預けることも。不安がいっぱいでしたがあの時期を乗り越えられたのは病児保育があったからだと感謝しています」(60代／専業主婦)

・「周りに助けてもらう人がいない人にとっては、神のようなありがたい存在です。しかし、いざ使いたいというときに勝手が分からないこともあるので、興味があるなら先に調べて登録した方がいいです」(40代／パート)

・「仕事をしていた時に利用した。連続して仕事を休むことが難しかったので。病院に併設しているので安心感があり、昼食も出してもらえたので助かった」(40代／専業主婦)

・「仕事がシフト制で急には休めないので、子どもがおたふくかぜにかかった時に利用しました。うつるので一人部屋に隔離されていたけど、先生が優しくて行くのを嫌がりませんでした。病院もすぐそこにありますし、安心でした」(40代／アルバイト)

・「子供が水ぼうそう、ノロ、ロタにかかった時に仕事が休めなかったので利用しました。いずれも隔離の病気で、一部屋に一人で、保育士さんも一人つきっきりでよくしてもらいました。保育園も慣れるのに時間がかかったのに、あまり泣くこともなく６時間、おとなしく遊んでいたようなので、楽しかったのだと思います」(30代／専業主婦)

実際に病児保育を利用したことがある人からは、「子供が楽しそうだった」「丁寧に面倒を見てもらった」「安心できた」など何度でも使いたいという意見が上がりました。特に共働きの両親にとってはありがたい施設のようです。

利用したけど…

・「仕事を急に休めず、１度だけ利用しました。私が預けた病児保育施設は、ただの風邪の子もインフルエンザの子もごちゃまぜで、子どもが床をはい回ったり、ベッドを舐めたりしても放置状態。新しい病原菌をもらってきそうな雰囲気に、もう二度と預けないと誓いました」(40代／専業主婦)

・「区の病児保育を使ったことがあります。実際に使う場合、当日の利用ができなかったり、医師の診断書が必要だったりとかなり面倒でした。ちょっと高くても当日OKのところのほうが断然使い勝手は良いです。金額は数倍違ってしまいますが」(40代／専業主婦)

病児保育を利用した人からはマイナス意見も。特に料金の問題や、手続きが面倒など、あまり気軽には利用できないとの声が多く上がりました。また、対応が良くなかった等、施設により差があるようです。

次に利用したことがない人の意見を見てみましょう。

利用してみたいけど…

・「利用をしたかったが、人数に限りがあり、手続きもややこしくて、結局利用するのを断念しました」(30代／専業主婦)

・「利用したいと思った事はありますが、前日までの予約が必要なことと、受け入れ人数があまりに少なく利用したことはありません」(40代／専業主婦)

・「田舎なので、病児保育を行ってくれるところがありませんでした。あればぜひ利用したかったです。もう卒園しました」(40代／自営業)

・「病児保育を行っている施設が近くなく、自宅から車で30分くらいかかる距離。利用するには事前にその保育園に出向いて登録が必要で、実際に利用の際には前日までの予約と医師記入の書類も必要。延長保育もなし。朝、急に熱があるという時に預けられる制度でなく、結局あまり使えない」(30代／士業)

・「すぐに預けられそうな近くの場所には病児保育可能な施設がなく、少々離れたところは料金が割高だったために利用できませんでした」(30代／パート)

「近くにない」「手続きが面倒で」「料金が高い」などの理由で病児保育を利用してみたいけど実際は利用しずらい、利用できないとの意見が上がりました。他にも、病児保育の存在を知らないという意見も多く、まだ認知度が低いようです。

利用したくない＆利用する必要なし

・「予防接種をまだしてない病気や、新たな病気をもらってきそうで嫌」(30代／会社員)

・「人見知りするのに病児保育なんて出来ない。逆に調子悪くなりそう」(30代／会社員)

・「他の子供への病気の感染が不安だし、子供が病気のときは自分で看病したい」(40代／会社員)

・「旦那の両親が見てくれるから利用する必要がなかった。でも、近くに頼れる人がいない場合はとても助かる支援だとおもう。今は、共働きの時代だが子どもの急病に理解がある会社は少ない」(30代／専業主婦)

・「家から遠いので利用しづらい。加えて、病気で免疫が弱っているところに、ほかの子の病気が移ったらもっと治癒に時間がかかるのではないかと心配で、預けられない」(30代／/専業主婦)

・「職場が子育てに協力的だったので休むことに抵抗がないから」（40代／アルバイト）

・「自分が休みやすい職場であるということもありますが、やはり子どもがかわいそうなので…」（20代／派遣社員）

・「両親が近場に住んでいるため、病気の際は両親に助けを求めるか、無理な場合は自分が仕事を休んで看病している」(30代／会社員)

両親が近くに住んでいる、職場が休みやすい、など環境的に病児保育を利用しなくていいという人が多いようです。また、子どもが病気のときは何としてでも一緒にいてあげたいという声もたくさん挙がりました。

病児保育を利用経験がある人の中でも、実際に利用して「よかった」というプラス意見と「もう利用したくない」というマイナス意見の二つに分かれました。施設によって対応の仕方が大きく異なるようです。

でもやはり、子どもが病気になったけど、仕事を休めない！という状況のときに頼りになる存在なのは間違いありません。いざというときに慌てないよう、近くの病児保育をチェックだけはしておくといいかもしれませんね。

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

写真© ucchie79 - Fotolia.com

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