コラム

“勉強ができる子”に育てるにはコレ！3～6才までに親がやるべき５つのこと

更新日：2017.10.28

３～６才は、知的好奇心や探究心、前向きな気持ちがぐんぐん育つ時期。この期間は“育脳黄金期”と呼ばれていますが、さまざまな専門家が、“子どもの能力が高まる時期”ととらえ注目をしています。小学校にあがってからの成績の伸びも、元をたどればこの育脳黄金期の親とのかかわりにあるといわれています。
そこで、子どもの“脳力”開発をテーマに取材した『育脳Ｃｏｍｏキッズ』（主婦の友社刊）より、「わが子の脳を育てるためにするべきこと」をご紹介します。お父さんお母さん、必見ですよ！

幼児期の体験が勉強の成績を左右する！

「小学校に入学してから伸びる子はどんな子か」を考えると、小1から小2の2年間でどれだけ勉強できたか、理解できたかが、その後の学力を左右すると考えられます。では、小1からの2年間の成績を左右するものは何でしょうか。ひと言でいうと“素直さ”。先生の言葉を聞き、アドバイスを受け止め、理解しようとし、素直にがんばれる子は必ず成績が伸びます。最初は何もできなくても成績が上がるのです。
“素直な子”とは「幼児期にやりたいと思ったことを納得するまでやれた子」。例えばティッシュペーパーをどんどん引き抜いて遊んでいる子に対し、「やめなさい」と言いたい気持ちをグッと抑えて、やらせてあげる。すると、全部引き抜いた時に子どもは「ああ、なくなるんだ」と理解し、満足して、あとはもうやらない。納得して区切りをつけられた子は心が安心感、幸福感で満たされ、素直に人のいうことを聞きます。それが学校での素直さと結びつくのです。
この基本を踏まえて、この時期の子どもに親が意識してやるべきことをまとめると…。

■１「興味のあることをとことんさせること」

３～６才の幼児期（育脳全盛期）は何かをがまんさせてやらせることよりも、好きなことをとことんやることで、集中すること、没頭することを学ぶ時期。興味をもったことは、大人が積極的にさせてあげましょう。

■２「親の楽しいことにつき合わせる」

動物園に行くのもピアノを習わせるのも“あなたのため”だと、親の価値観や見栄を押し付けると、それが子どもへのプレッシャーになります。親が楽しいと思うことに子どもにつきあってもらう、という姿勢で、親子でともにエンジョイしましょう。親といっしょなら幼児は何だって楽しいのですから。そこに幸福感が生まれます。

■３「子どもの話を聞いてあげる」

親が聞きたいことを聞くのではなく、子どもが話したいこと、興味のあることを自由に話させることは、子どもに安心感を与え、親に素直になります。

■４「読み聞かせをする」

読み聞かせは、学びのスタート地点。東大生と一般の大学生の違いを調べたアンケートによれば、勉強や遊びの時間に大きな差はなかったものの、唯一決定的に違っていたのが読み聞かせの量だと言います。読み聞かせは耳で聞き、イメージをふくらませ、アウトプットしていく作業です。同じ本を繰り返し読むのも「反復学習」の基本。面倒くさがらず、つきあっていきましょう。

■５「外遊びを徹底的に」

ゲームに夢中になってしまう子ほど外に連れ出しましょう。外遊びは五感すべてを使いますし、五感は脳に直結するセンサーですから、脳育てには最適です。見えるものは見せ、聞けるものは聞かせ、食べられるものは食べさせ、においをかがせ、触れさせてみて。

いかがでしたか？
決して難しいことではありませんよね？あれはダメ！コレをやりなさい！と、いつもキリキリしているのはNG。親が子育てを楽しむことが、子どもが幸福感を感じるためには何より重要なのですね。ご興味のある方は、ぜひ実践してみてください。

※出典：『育脳Ｃｏｍｏキッズ』（主婦の友社）
※写真© kazoka303030 - Fotolia.com

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