あぁ〜、そろそろ本気でパスポートを使った旅がしたい!そんな気持ちをがっちり受け止めてくれるのが、みんなが大好き、韓国です。
いま、日本をはじめとするアジアからの観光客の受け入れに、とても意欲的で話題。
2022年10月末までノービザ渡航ができるようになったり(2022年9月10日現在)、大規模な音楽イベントが開催されはじめるなど、規制緩和に向けたさまざまな取り組みが行われています。
今回の記事では、今の現地の様子をレポート。夏に訪問した、注目グルメやおすすめスポットについての情報を3回にわたってお届けします。
2022年のソウルは、ますますパワフルな街!
BTSブームや評価の高い映画やドラマが次々と生まれ、世界中から熱い視線が注がれている韓国。その情報発信の拠点であり、洗練された建物と歴史ある市場や飲食街が同居するソウルは、ますますエネルギッシュな街へと日々進化していました。
ソウルは、おしゃれカフェの宝庫
立ち寄る先々でとにかく賑わっていたのが、個性豊かなカフェや飲食店。華やかだったり、スタイリッシュだったり、思わず写真におさめたくなるようなセンス溢れる外観やインテリアは、どの店に入ればいいのか目移りしてしまうほど。
▲明洞では、ニューオープンしたルーフトップカフェMOLTが話題。明洞聖堂が目の前に。
聖水洞(ソンスドン)は、廃墟や工場をリノベーションしたカフェや複合施設が次々と誕生している大注目のエリア。韓国の有名人も多く住んでいるといわれています。歩く先々で個性的でおしゃれなカフェに出会えました。
▲個性的なショップが連なる「聖水連邦(ソンスヨンバン)」は元化学工場をリノベーションした複合文化施設。注目のカフェ「天上家屋(チョンサンカオク)」は、高いガラス張りの天井から差しこむやわらかい光が印象的。
▲季節のフルーツを使ったカラフルなドリンク。インスタ映え間違いなしです。
▲ベーカリーカフェの火付け役といわれている「Cafe onion」の第1号店も聖水洞(ソンスドン)にあります。
▲「MELLWER(メロワー)」も有名なベーカリーカフェ。BTSのメンバーがお店の入り口横にある赤いドアを背景にした写真をSNSにアップしたことから、ここが大人気の撮影スポットになっているんだそう。
▲韓国ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』で登場した壁画。こちらのカフェも界隈の人気スポットです。
日本と同様SNSが大人気の韓国では、どの店に行ってどんなものを食べているのかの写真をアップすることは、自分をアピールするうえでとても重要視されているのだとか。お気に入りのお店を見つけてシェアすること。それが現地のトレンドなんです。
ソウルっ子の間で流行中なのは、ホルモン焼き!
いま話題のグルメは、なんといってもホルモン!なんだとか。とても人気のお店があると聞いて伺ったのは、さまざまな部位を鉄板で焼くスタイルが楽しい牛ホルモン焼きのお店「聖水ノル(ソンスノル)」。こちらも聖水洞(ソンスドン)エリアにあります。
鮮度抜群の本格ホルモンを天井の高いカフェのようなおしゃれな空間でもりもり食べる。この意外性がわくわくした気分をさらに高めてくれ、お店は連日大行列店というのも納得です。
ビールで喉を潤している間に運ばれてきたのは、ホルモンと野菜が盛られた大きな丸い鉄板。牛の小腸(=コプチャン)やギアラ、ハツなど、バラエティに富んだ部位とにんにくもたっぷり。
▲スタッフが目の前で焼いてくれる様子はライブ感たっぷり。長い肉も食べやすく切り分けてくれますよ。
▲脂身がじゅわりととけて外側がカリっとしたら完成。食欲をそそる香りがたまりません。
全体に火が通り、香ばしく焼けたらいただきます! プリプリとした食感やコリっとした噛みごたえが心地いいホルモンはそれぞれに味わい深く、まったく食べ飽きることがありません。ビールも焼酎(ソジュ)もどんどん進みます。
▲肉や野菜を堪能した後のお楽しみは「ポックムパプ」。おこげも最高!
あらかた肉を食べ終えたら、ご飯、キムチ、ねぎなどを入れて炒めて作る「ポックムパプ」を楽しんで。最後の旨みまでしっかり味わい尽くせる、最高のシメご飯です。
トッポギ食べ放題がいまアツい!人気のチェーン店へ
もうひとつの人気グルメとして教えてもらったのが、明洞の中心街にある「トゥッキ」。韓国に行ったら必ず食べたい料理のひとつがトッポギですが、こちらは鍋で楽しめる食べ放題スタイルのチェーン店。具材やたれのバリエーションが豊富なうえとってもリーズナブル(約1000円以下)とあって、若いカップルや友人同士、家族連れでとっても賑わっていましたよ〜!
トッポギって、かわいいんです♡
ビュッフェコーナーでまず目を奪われるのが、色も種類も豊富なトッポギたち。白だけでなく、黄色、紫のものがあり、丸かったりねじってあったり形もさまざまで、パスタのようにとってもキュート。若い女性を中心に人気なんだそう。
▲鍋に入れる具材はすべて自分で選ぶセルフスタイル。エゴマの葉や生きくらげなど、韓国らしい野菜やきのこ類がズラリ。辛みをマイルドにしてくれる卵や、箸休めのきな粉がスタンバイされているのも嬉しいポイントです。
▲天ぷら(ティギム)の種類も豊富。ソースにつけながら食べるのがおすすめ。
▲日本ではあまり見かけないタンミョン(極太春雨)や麺の種類も豊富。テンションがあがります。
▲ソースも数種類からチョイス。激辛からまろやか味、ニンニク味やチャジャンソースまでタイプいろいろ。全部試したい!
▲濃厚味のクリームソースはお子様向け。このソースとスタンダード味をミックスすれば、いま流行中の「ロゼトッポギ」味を楽しめますよ。
▲好みの具とソースを選んだらテーブルにセットされている鍋に投入。しばらくぐつぐつ煮て……。
▲オリジナルのトッポギ鍋の完成!おかわり自由だから、違う味を少しずつ楽しむのがおすすめです。
▲最後のシメにはご飯を投入する「ポックムパプ」をお忘れなく。ご飯やスパム、韓国海苔、仕上げ用のごま油もスタンバイしていました。
韓国のインスタントラーメンやデザートも充実しているので、小さな子供と一緒でも大満足のお店です。店舗もたくさんあるので、韓国旅に行かれる際はぜひチェックしてみてくださいね。
おまけレポート
週末の夜、ソウル駅近くにある芝生でピクニックをする人たちの姿を発見。天気がよくて夜風が気持ちのいい日には、街の公園広場や漢江(ハンガン)の川岸に飲み物や軽食を持って集まり、思いおもいのスタイルで楽しそうにおしゃべりに興じる人たちを多く目にしました。日本と同様、オープンエアで集うのが人気なようです。
文・写真=主婦の友社 取材協力=韓国観光公社
韓食(ハンシク)=韓国料理は
レシピ本でも楽しめます!
『はじめてなのに現地味おうち韓食』
著:重信初江
1,595円/主婦の友社
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