こんにちは!100均を調査し、掘り出し物を見つける企画「100均パトロール」のお時間です。
今回のグッズは、一見ふつうの不織布の袋。マスクよりも少し大きめサイズです。お茶パック?それとも収納用の袋でしょうか?
マチなしの不織布袋の使い道って?
袋を広げてみました。
マチはなく、収納力は低め。これではポケットティッシュくらいしか入らない!手前の上部だけ2重になっている仕様も謎です。
【ヒント】
①この袋を使えば、初心者でも失敗せずに○○できます。
②筆者は失敗して黒焦げにした経験があります……。
③アウトドアや非常時に活躍します。
何ができるグッズか、わかりましたか?
【正解発表】この袋で○○ができる!
正解は……
ごはんが炊ける「炊飯袋」でした!
炊飯器の便利さに慣れている現代人。アウトドアや非常時に炊飯すると、芯が残ったり焦げたりと、失敗しがちですよね。
こちらの炊飯袋を使えば、お湯に入れるだけでごはんが炊けるのだとか。本当なら魔法のような袋ですよね。
炊飯に挑戦!
実際に炊飯袋でごはんを炊いてみました。
①計量カップでお米を量って袋に入れます。
1枚で茶わん1杯分(1/2合・約75g)~どんぶり1杯分(2/3合・約100g)のごはんを炊くことができます。
少量ずつ炊けるので、ソロキャンプにも良さそう!1袋10枚入りと、コスパも◎。
②上部の2重になっている部分をひっくり返して、口を閉じます。
2重になっているのは、袋を閉じるための設計だったんですね。
説明書によると、お米を袋に入れたまま流水で手もみ洗いをすると、よりおいしく炊きあがるそうです。
無洗米なら不要ですが、今回は通常のお米を使用したので軽くもみ洗いをしました。
③鍋で沸騰させたお湯の中に袋を入れ、フタをせずに15~20分湯炊きします。
なんと!浸水は不要です。途中でお湯が減ってきたら、水を追加。柔らかめにしたい場合は5分程度長めに沸騰させると良いそうです。
④火を止めて鍋のお湯を捨てるか別の容器に袋を移し、フタをして15~20分間蒸らします。
⑤袋からごはんを取り出したら完成!
器に移す前に炊き加減をチェックし、お米の芯が残っていたら再度湯炊きします。冷めたときも、再度湯炊きすればホカホカごはんに戻りますよ。
実食!味はどう?
こんなペラペラな袋で大丈夫?と不安でしたが、ちゃんとごはんが炊けました!
炊飯時間を長めにとったので柔らかめだけど、ベチャベチャにはならずいい感じ!炊飯器のおいしさには負けますが、芯は残らず炊きムラもありません。
芯が残ってる!黒焦げになった!シャバシャバに!と炊飯初心者は失敗しやすいけれど、炊飯袋なら「こんなに適当でいいの!?」と、びっくりするほど手間いらず。
アウトドア初心者や、非常時にうまくごはんを炊く自信がない方にピッタリです!
炊飯袋の3つの嬉しいポイント
「失敗せずに炊飯できる」以外に、こんな嬉しいポイントがありました。
①待つだけでOK!
鍋に袋を入れたら、放置するだけ。お湯が減ったら水を足すくらいでよく、はっきり言って暇です。この間に別の作業ができるので、効率よく時間を使うことができますね。
②片付けがラク!
お米が袋の中に入っているため、炊いた後の鍋はお米のぬめりが残るだけで、こびりつき汚れがありません。袋はそのまま捨てれば良く、片付けが楽ちん!
飯ごうで炊飯すると焦げ付き落としが面倒ですが、炊飯袋ならサッと片付けられます。
③道具なしで米とぎができる!
不織布は水を通すので、ザルやボウルは不要で袋のまま米とぎが可能です。手早く米とぎができて洗い物も減り、十分な道具や時間が確保できない非常時に役立ちます。
いいこと尽くめですね!毎日の食事で使うことはないけれど、持っておくと頼りになりそうです。
これでもう失敗しない!
「この袋でごはんを炊くの?」と不安でしたが、使ってみると感動ものの簡単さ。これまでの失敗はなんだったの!?と衝撃を受けますよ。時代は進化したんだなぁ……。
アウトドアに、また災害の備えにおすすめしたいグッズです!
商品情報:ごはんが炊ける炊飯袋 110円(税込)/ダイソー
※2022年8月時点の情報です。
写真・文/小町ねず
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