毎日、休みなく生じる家仕事。
ちょっとでも「楽」できるなら、それにこしたことはありません。
とはいえ、お手伝いさんにお願いするわけにもいかないし、どうすれば…?という方にぜひ、試していただきたいことがあります。
それは「家事」に対する「労働」のイメージを払拭するということ。
起床して早々に朝ごはんをつくり、掃除と洗濯。仕事を終えると、また夕飯づくりに片づけ…と、やることは変わりません。
ですが「考え方が変わると、日々は輝く!」という嘘のような本当の話を、シンプルライフ研究家のマキさんに伺いました。
「どういう思いで家事をするのか」の見直しを
忙しない日々の中で押し寄せる「やらなくてはいけないこと=家事」にプレッシャーを感じている人も多いことでしょう。
このプレッシャーが、「家事=イヤイヤ」の原因かもしれません。
ですが、「できる主婦」になる必要なんてひとつもなくて、「家事を楽しめる人」が、いちばんしあわせだと思いませんか?
たとえば、コーヒーの粉がきれてしまい、新しい封を開けるとき。
「面倒だから」と、そのままのパッケージの状態で使うか、ひきたてのコーヒーの香りを堪能しながら、この香りをなるべく維持するためにスライド式の保存袋に入れ替えるか。
たったそれだけのことで、人生の幸福度がかわってきます。
家事のプロではなく、家事を楽しめる人に
シーツを洗うときだって、「大物を洗うのはおっくうだなあ」と、マイナス面に目を向けるか、お日様の匂いに包まれながら眠るのを想像しながら洗うのとでは、その家事に対するイメージがまったく違ってきます。
どうせしなければいけないことならば楽しんだほうがいい。
毎日の家事を「楽」にするのに必要なものって、技術ではなく、こういう「マインド」だと思うのです。
面倒と嘆くより、工夫を楽しむべし!
それでもやっぱり洗濯物干しは面倒と感じるなら、乾燥機つきの洗濯機を導入したり、洗う→干す→しまうの導線をととのえたりと「工夫」を楽しめばいい。
ちなみに私は「好みの道具」でモチベーションをアップしています。
使い勝手の良さはもちろん、シンプルなデザインが見た目に軽やかな「ニトリ」のアルミハンガーは、日々の気持ちよさに大きく影響しています。
また、洗濯物の嵩がストレスの原因なら、バスタオルを薄手のものにしてみてはいかがでしょう。
私のおすすめは「ファブリックプラス」の湯上がりガーゼタオル。
薄いガーゼなのでかさばらず、他の洗濯物といっしょに洗えるのがいいところ。
4人家族のわが家でも洗濯機を回すのは、1日1回で済んでいます。
『笑う家事には福来る』
家事に対するマイナスの思い込みを払拭できるアイディアがたくさん詰まった、シンプルライフ研究家マキさん待望の最新刊!今現在、家事にプレッシャーを感じている人はもちろん、もっと暮らしを楽しみたいという人におすすめです!
『笑う家事には福来る』著者:マキ
1430円(主婦の友社)
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プロフィール
マキ●シンプルライフ研究家。夫と2人の娘と暮らすワーキングマザー。サイト「エコナセイカツ」やDMMのオンラインサロン「シンプルライフ研究会」でシンプルに心地よく生きるための家事のコツや心がけ、暮らしが楽になるヒントを発信。エコナセイカツ
写真/千葉亜津子 文/多田千里
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