体の芯から冷えるこの季節。体を温めてくれる食材が重宝しますが、なかでも“しょうが”は外せませんよね!
湯豆腐にのせて食べたり、みそ汁、さらには紅茶に入れたりと、どのご家庭でも大活躍してくれていることでしょう。
今回は、そんな“しょうが”の人気記事をまとめてお届けします。皮むきやすりおろしなど、ちょっと面倒な下処理にまつわる裏ワザや、冷凍保存のテクニックなど、たっぷりご紹介します!
しょうがの皮むき、すりおろしは“アルミホイル”にお任せあれ!
しょうがの皮むき、すりおろしに欠かせないアイテム、それはズバリ“アルミホイル”なんだとか。
アルミホイルというと、包むもの、焼くときに下に敷くものといったイメージしかないので、皮むき・すりおろしとなかなか結び付かないのですが…。それではまず皮むきから試してみます。
しょうが×アルミホイルでラクラク皮むき!
<材料>
しょうが…お好みの量
アルミホイル…25㎝×25㎝四方1枚
材料はこれだけ。アルミホイルもたった1枚だけでいいんですよ。
<方法>
1.アルミホイルを丸める
準備したアルミホイルをクシャクシャに丸めます。ある程度固めに丸めた方が皮むきしやすいですよ。
2.アルミホイルでしょうがをこする
丸めたアルミホイルでしょうがの表面をこすります。それほど力を入れなくても、こすればするするっと皮がむけていきますよ。
結果はこんな感じ
アルミホイルで皮をこすったしょうがはこんな感じになりました。見るからにつるんつるんですよね。いつも包丁で皮をむいていた時は、いびつな形に苦戦して、デコボコなところは皮がきちんとむけていなかったり、逆に皮を厚くむきすぎて、買ってきたときよりもだいぶ小さくなってしまい、もったいないことをしたという経験がありました。
でも、アルミホイルを使えば本当に面白いように皮だけをきれいにむくことができ、凹凸のあるところでもアルミホイルを添わせてこすれば凸凹の境目もきれいにすることができました。
あまりにもきれいにむけていく面白さから「もっと皮をむきたい」「磨き上げたい」という感情が沸き起こってきたくらいです。
しょうがは皮近くに栄養が多く含まれているので、この方法なら栄養ロスを最小限にできそうですね。今までなぜこれでしなかったのか悔やまれるばかりです。
しょうが×アルミホイルですりおろしもラクチン
きれいに皮がむけたしょうがを今度はすりおろしていきます。
<材料>
皮をむいたしょうが…お好みの量
すりおろし器…1つ
アルミホイル…すりおろし器に合ったサイズ1枚
すりおろし器とアルミホイルを準備して、いったいどうやって使うんでしょうか!?
<方法>
1.すりおろし器にアルミホイルをセットする
すりおろし器を置き、その上に、アルミホイルの中面側を上にしてのせます。
すりおろし器とアルミホイルの組み合わせ、初めて見ました(笑)
2.しょうがをすりおろす
アルミホイルをセットしたすりおろし器で、いつものようにしょうがをすりおろします。
結果はこんな感じ
今回はわかりやすいように、アルミホイルの有無ですりおろしたしょうがを比較してみました。
まず、アルミホイル有りのしょうがのすりおろしは、すりおろしたしょうががすべてアルミホイルの上に残り、あとはすりおろし器からアルミホイルを取り外せば、簡単にしょうがのすりおろしを集めることができました。
しかも驚きだったのが、アルミホイルを外したおろし器がほとんど汚れていなかったことです!だから、おろし器の掃除もかなり楽ちんでした。
一方こちらは、アルミホイルなしのしょうがのすりおろし。しょうがの繊維がおろし部分に絡まり、すりおろした後にいちいちおろし部分にひっかかったものを取り出したり、洗う際にも念入りに溝部分を掃除しなければいけなかったりと、あまりしょうがをすりおろせなかった上に、すりおろす以上に後片付けが大変でした。
この結果からして、これは完全にアルミホイル有りの勝利!こちらも今まで知らなかったのが本当に残念です…。
いろいろなしょうがの保存方法。しょうがは「将棋の駒切りにして冷凍」すべし
しょうがは、使ったあとそのまま野菜室で保存していると、皮が乾燥したり、変色してきたりして、せっかくの風味を失ってしまいます。
そこで、風味を維持するために「冷凍保存」するといいんだとか。しかも、切り方にもポイントが!
<しょうがの保存方法>
1.汚れている部分をスプーンで削りとって洗う
しょうがはある程度きれいにされた状態で売られています。ただ、完全に汚れが取れていない場合もあるので、気になる部分はスプーンのカーブを使って削ぐようにします。さっと水洗いしたら水気をふきとっておきましょう。
ちなみに、しょうがの皮の近くがもっとも香りや辛み成分が強いので、できるだけ皮も一緒に食べるようにしましょう。
2.しょうがを厚さ5㎜ほどに切る
きれいに処理したしょうがを5㎜ほどの厚さに切ります。この5㎜という厚さがポイントです☆これ以上薄いと包丁で切りにくいし、これ以上厚いと使いきりにくかったり…。
小さな子供の握りこぶしくらいあったしょうがを5㎜厚さに切ったら、こんな感じになりました。意外と枚数が取れましたね。
このスライスした1枚をよーく見たら、大きさといい、厚さといい、サイズ感的に“将棋の駒”にとっても似ているではありませんか!!確かに将棋の駒って、手に持ちやすいサイズですよね。なんなら色も似ていませんか?笑
3.保存袋に入れて冷凍する
将棋の駒のように切ったしょうがを重ならないようにチャックつきの保存袋に入れ、できるだけ空気が入らないように密封します。
密封した保存袋を冷凍室に入れれば、しょうがの冷凍保存の完成です。
冷凍保存したしょうがはこちら!
冷凍保存して3日経ったしょうがはこちら。野菜室で保存したままだと変色してしまったりしますが、冷凍したものは前とほとんど見た目は変わっていませんね。
ちなみに、冷凍したしょうがを使いたいときは、使いたい分を保存袋から取り出し、せん切りなら軽く流水で解凍してから、すりおろしなら解凍もせずにそのままおろし器で削ればすぐに使えます。将棋の駒形なので、持ちやすくすりおろしやすいのも嬉しい♪
ほら、すりおろしたしょうがを冷奴にのせてみましたが、見た目もいつものすりおろしと変わらず、しょうがの風味もしっかりと感じられました。
しょうがをすりおろして製氷皿で冷凍保存
もう1つのすぐ使える保存方法としては、すりおろした生のしょうがを冷凍保存します。ただ、すりおろすと水分も出てくるので、こぼれないように製氷皿などの器にすりおろしたしょうがを入れ、冷凍室へ。みそ汁など、汁物で使うときにすりおろししょうががあるとすぐに使えますよ。
ちなみに冷凍保存だと1か月ほど持ち、料理に使いたいときには解凍せずそのまま使えます。
しょうがパワーで体の中からポカポカに
しょうが好きなのに、いつも包丁で皮をむき、すりおろし器に絡んだしょうがの繊維に難儀していました。これが面倒だから、しょうがを使うことを諦めたり、ついついチューブのものに頼ったりすることも。でもこんなに楽にしょうがの下処理が完成するなら、これからは躊躇することなくしょうがを使うことができそうです。
そして冷凍ワザを上手に活用すれば、劣化させることなく使い切れますね!
しょうがの体を温める効果は本当に抜群なので、今年の冬はぜひラクチンな下処理方法で、しょうがをもっと食卓に取り入れて、体の中からポカポカになりましょう。
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