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【医師監修】ニオイ、汗ジミ、肌荒れ…女性が気になる「汗」対策とは?

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【医師監修】ニオイ、汗ジミ、肌荒れ…女性が気になる「汗」対策とは?

気温の上昇とともに気になってくるのが、「汗」のトラブル。蒸し暑くなる春夏の時期は、汗のニオイや汗染み、メイク崩れなど、汗によるトラブルに悩まされますよね。

そこで今回は、気になる汗のお悩みと、汗のタイプや万全の汗対策について、医師の木村眞樹子さんにお話を伺いました。

実はみんな悩んでいる!女性の「汗」問題

1年の中でも春夏の時期は、汗をかきやすい季節。女性の汗の悩みには、次のような内容が多いです。

● 汗でニオイが気になる
● 脇に汗染みができてしまう
● 汗をかいて湿疹やあせもができてしまう
● 汗のせいで、午後にはいつもメイクが崩れている
● 周りはそこまで汗をかいていないのに、自分だけ滝汗で恥ずかしい

なかには、不快な汗のニオイに敏感になりすぎて、人に会うのが怖い……という人も。でも、汗の悩みは、しっかり対策をすることで抑えることもできます。

汗のタイプにはいろいろあった!

皮膚にある汗腺から出る汗。実は、汗にはいくつかの種類があります。

1.気温や運動によってかく汗

気温が高くなったり、運動して身体が熱くなったりすると、上昇した体温を下げるためにかく汗を「温熱性発汗」といいます。

これは、皮膚の表面から汗が蒸散する際の気化熱を利用して、体温を下げるための汗です。

2.緊張や興奮などストレスでかく汗

人前で発表するときや、緊張・不安などのストレスが要因でかく汗のことを「精神的発汗」といいます。

精神的発汗は、手のひら、足の裏、ワキ、おでこなど、特定の場所に汗をかくことが多いです。

3.辛いものなど味覚の刺激でかく汗

カレーやトウガラシなど、辛いものを食べたときの刺激でかく汗を「味覚性発汗」といいます。辛み成分である「カプサイシン」が口腔内の粘膜の温度センサーを刺激することで汗をかくのです。

4.ホルモンバランスの乱れでかく汗

脳でコントロールされているホルモンの分泌は、交感神経と連動されています。そのため、ホルモンバランスが乱れることで、交感神経のバランスが乱れてしまい、大量に汗をかくことがあります。

汗のお悩み解消法

ここからは、汗の悩みを解消するための具体的な方法をご紹介します。

1.食生活を見直す

汗のニオイを改善するためには、食生活の見直しも大切です。とくにお肉やバターなどに含まれる動物性脂肪をたくさん摂りすぎている人は注意しましょう。

また、辛いものや刺激物を控えめにすることで、汗の量を減らすこともできます。

2.制汗剤や汗拭きシートで気になるニオイを解消

ニオイ予防には、汗をこまめに拭くことが鉄則。汗拭きシートでこまめに汗を拭きとりましょう。また、外出先などですぐに汗を拭くことができないときは、制汗剤がおすすめです。

発汗を抑える成分が入った制汗剤もありますので、上手に活用してニオイを解消しましょう。

3.薄手の肌着や脇汗パッドで汗染みをガード

夏に気になる汗染みを予防するためには、薄手の肌着や汗ワキパッドを使用するのもおすすめです。お気に入りの洋服を、汗や黄ばみからガードできます。

4.汗の悩みには漢方薬もおすすめ

「汗のニオイが気になる」「脇汗で洋服が黄ばむ」など、さまざまな汗の症状に効果があるとされる漢方薬は、実はいくつもあります。

漢方薬は、多くの症例により効果が認められている医薬品ですが、自然の素材が身体にやさしく働くため、一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

また、漢方薬は現在生じている汗による不快感を抑えるだけではなく、こころと身体全体に作用しながら、ホルモンバランスや自律神経の乱れを根本から整えていきます。

<汗かきの方におすすめの漢方薬>

●防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):体力が中等度以下で、太り気味の方に
体内に滞った水の流れをよくしてむくみを解消し、体内の水分バランスを整えます。

●黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう):疲れやすく、寝汗の多い方に
体内に滞った水の流れと気の流れを整えて、発汗異常やむくみを解消します。

●桂枝加黄耆湯 (けいしかおうぎとう):体力がなく動くとすぐに汗の出る方へ
身体の熱を発散して、汗を調節する作用があります。

ただし、漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるために「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

「オンライン個別相談」なら、漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で、自宅に郵送してくれます。スマホで完結するサービスですので、対面では話しにくい汗の症状のことも気軽に相談できますよ。

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夏に向けてしっかり汗対策を!

これから暑くなってくるシーズンに向けて、汗の対策は必須です。気になるニオイや汗染み、メイク崩れなどを避けるためにも、ご紹介した汗対策をしっかりしてニオイを予防しましょう。

さまざまな理由で汗対策をすることが難しいときには、漢方薬もおすすめです。漢方薬を利用しながら、身体の内側から汗にまつわる悩みを解消していきましょう。

ただし、漢方薬は個人の体質や体力とのバランスを見ながら選ぶことが大切ですので、専門家に相談しながら自分に合う漢方薬を見つけてくださいね。

<監修者>

医師 木村 眞樹子
医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事。
妊娠、出産を経て、産業医としても活動するなかで、病気にならない身体をつくること、予防医学、未病に関心がうまれ、東洋医学の勉強を始める。
臨床の場でも東洋医学を取り入れることで、治療の幅が広がることを感じ、西洋薬のメリットを活かしつつ漢方の処方も行う。
また、医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行なっている。

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