新型コロナウイルスは気温や湿度が低い環境でより活性化する特徴がありますが、このところの感染者数の増加をみると、いつどこで感染しても不思議ではない状況。とはいえ、基本的な感染防止対策をしっかり行っていれば、ビクビクして過ごす必要はないようです。
暮らしのなかで誰にでも手軽にできる感染対策を集めた『今日からできる!暮らしの感染対策バイブル』(主婦の友社)から、今回は「手洗いのタイミング」についてのQ&Aをご紹介します。
Q 1日に何回くらい手洗いすればいいの?
A 回数ではなく、タイミングよく 「リセット手洗い」 を。
感染症から身を守る最強の予防法、それは手洗いです。新型コロナウイルスだけでなく、かぜでもインフルエンザでも同じ。手指に付着したウイルスを、体に侵入する前に洗い流してしまうことで感染リスクを減らすのです。地味ですが、最強の方法です。
といっても、手の洗い方って人それぞれ違いますよね。「こまめに手洗いしましょう」と言われますが、5分おき? 1時間おき? 全部で何回? 実は、時間も回数も関係ありません。重要なのはタイミングなのです。
たとえば家に帰ってきたとき。玄関で靴を脱いだらそのまま洗面所に直行して手を洗うとリセット効果は大です。ほかのものに触らなければ室内にウイルスを持ち込む心配は減ります。何かを食べる前の手洗いもたいせつです。食事だけでなく、おやつを食べるときもお忘れなく。
外出時やオフィスでは、不特定多数の人が触れたものに手を触れざるを得ませんが、「この手には何かがついているかも」と意識して、顔などを触らなければ大丈夫。どこかのタイミングでていねいに手洗いして、リセットすることを心がけましょう。
「リセット手洗い」 はこのタイミングで
①家に帰ってきたとき
外でいろいろなものに触っても、玄関から洗面所に直行して手洗いすれば家の中にウイルスを持ち込みません。
②何かを食べるとき
口に何かを入れるときや、調理の前後にも忘れずに手洗い。食事中にスマホを触るな
らスマホもふくと安心。
③咳、くしゃみ、鼻をかんだとき
つばや鼻水がついた手であちこち触る前に、手指をきれいに。
④不特定多数の人が触れたものを触ったあと
触った直後に手洗いをする必要はありませんが、顔や食べ物を触らないようにし、タ
イミングを見て手洗いを。
⑤病気の人のケアをしたあと
看護や介護などのケアをするときは、その前後に必ず手洗いしましょう。
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まとめ/暮らしニスタ編集部
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