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”昭和の家事”をアップデート!佐光紀子さんと考える『令和時代の新しい家事』って?

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”昭和の家事”をアップデート!佐光紀子さんと考える『令和時代の新しい家事』って?

毎日、仕事や育児でバタバタのうえ、掃除、洗濯、料理と家事も一手に引き受けているママは多いでしょう。でも、ちょっと待って。その家事って本当に必要?やらなきゃダメって思い込んでいるだけでは?
新しい令和時代が始まった今こそ、親世代から受け継いできた家事、いわゆる”昭和の家事”を見直してみませんか? 

『家事は8割捨てていい』の著者・佐光紀子さんが、6人のママたちとともに、「令和の新しい家事」を考えます!

家事をしすぎ!?みんなのリアルな家事の現状って?

テーブルについたのは6人のママたち。まずは、皆さんの声を聞いていきましょう。

朝隈さん(写真右):小4、小2、年長の3人の子どもがいます。主人は帰宅も遅く、出張も多いので、家事の担当はほとんど私です。
数ある家事のなかでもいちばん憂うつなのは、洗濯物をたたんで収納すること。きっちりそろってないと気持ち悪くて、子どもやパパにもお願いできないんですよね。

北島さん(写真左):小1の女の子のママです。私も、洗濯物をたたむのは苦手。とりこんだ洗濯物の山から、洋服を探し出して着ることもしょっちゅうです(苦笑)。
でも私は専業主婦なので、ちゃんと家事をしなきゃ、というプレッシャーもすごく感じますね……。
毎日時間に追われてバタバタですが、世間的には「専業主婦なら、家のことは完ぺきにやって当然」なんだろうなーって。

古川さん(写真右):我が家は夫と小1の息子との3人暮らし。家事の悩みは料理ですね。独身時代は外食が多くて、結婚してから料理を始めたので、本当に料理スキルが低くて。献立を考えるのがいちばん苦手です。

後藤さん(写真中):うちは小2の女の子と幼稚園の男の子。フルタイムで働きながらなので毎日の食事作りで手一杯で、洗面台の水アカとか鏡のウロコ汚れとか細かい家事まで手が回らないのが悩み。
「週末にやらなきゃ!」と思うのですが、休みは子どもとじっくり向き合いたいと思うと、後回しになっちゃいます。

吉見さん(写真左):私は家事、全般嫌い(笑)。それもあって、我が家では夫や子どもたちにも家事をまかせています。
小4、小2、5才の3人の子どもたちの担当は、洗濯物を取り込むこととお風呂洗い。当番制で毎日やらせています。夫は、ゴミ捨て担当です。

月原さん:小2の娘と年少の息子、夫の4人家族です。週末のごはん作りは夫の担当ですが、平日の家事は私です。数年前に、重曹やクエン酸を使うナチュラルクリーニングを始めたんですけれど、それ以来、夫が「よくわからないから、掃除には手を出さない」となってしまって。どうしたものかと思案中です。

皆さん、状況は異なっても、それぞれに家事の悩みやモヤモヤがあるよう。
同時に多くの家庭で、ママがほとんどの家事を担当している実態も浮かび上がってきました。

家事はプロの仕事だった?“昭和の家事”の思い込みをなくそう

皆さんの現状にじっくりと耳を傾けていた佐光さんも、3人のお子さんのママ。ご自身の経験から、毎日の家事をラクにするヒントやアイデアを幅広く発信しています。

そんな佐光さん、ママたちの話を聞いてしみじみとこう口にしました。

佐光さん:専業主婦でも共働きでも、ママはとにかく忙しいですよね。私は、求められている家事のレベルが昔よりも格段に上がっていることもその原因だと思っています。
雑誌やSNSにはホテルライクなインテリアや収納、すてきな料理の写真があふれていて、あたかもそれがスタンダードみたい。

佐光さん:しかも、便利な家電があるから、家事は昔よりずっと楽だと思われている。でも、洗濯ひとつとっても、ボタンを押すだけでは終わらない。
干して、たたんで、しまって。家電だけではカバーできない家事がいっぱいあることが忘れられていますよね。

佐光さんの言葉に大きくうなずくママたち。家事にも時間と手間がかかっていることを、佐光さんがビシッと指摘してくれました。

佐光さん:それに、戦前の日本では女中さんのいるおうちが結構あって、家事はその道のプロが対価を得て担っていたんです。
戦後、人々の暮らしが大きく変わっても、「女中さんがいる家」の家事の基準が、そのまま一般家庭に引き継がれてしまったんですね。いわば、それが“昭和の家事”。
プロがやっていた仕事を、今、みなさんはほとんどひとりでこなしている状況と言えます。だから、全部を完ぺきにするのは難しくて当然! 

北島さん:確かに、自分が専業主婦になってみたら、あまりの時間のなさに驚きました……!

佐光さん:「家事は愛情のバロメーター」「家事はきちんとしなければいけない」。こうした考えも、私たちをがんじがらめにする呪いのようなもの。
栄養バランスのとれた食事で家族の健康管理をし、夫のシャツにはピシッとアイロンをかけて、子どもたちの勉強を見たり、おもちゃをきれいに片づけたり……。
ちゃんと家事をして、しっかり家族の面倒をみるのがいい妻だ、という考え方はいまだに根強いですよね。
皆さん、周りからそんなプレッシャーを感じたことはない?

すると、「幼稚園のお弁当にもっと野菜を入れてくださいと指導が入る」「小学校でも子どもの宿題はお母さんがちゃんと見てくださいねって言われる」などの声が。

佐光さん:そう、“ちゃんとした”家事や育児をママに求める傾向はまだまだあります。でも、全部をママがやっていたら、家族はママなしでは暮らせなくなっちゃう。
家事は愛情のバロメーターではなく、生活するための技術。みんながその技術をつけられるようにしたほうがいいと思いませんか?
“家事はママの責任”の思い込みから自由になると、それだけでも少しラクになるはず。

見直してみて!「昭和の家事」から「令和の家事」へアップデート

主婦がすべての家事をきちんとこなすことが求められた「昭和の家事」。では、新時代の家事はいったいどこを目指すべき?

佐光さん:これからの時代は、”きちんとした家事の呪い”から脱出し、家事を家族に開放することが大切だと思います。
その目的は、”ママがラクになる”ことじゃなくて、家族や夫婦の会話が増えて、豊かな時間が過ごせたり、家族が生活の技術を身につけて自立できるようになること。

佐光さんは、まずは、苦手な家事、イヤな家事から手放してみるのも一つの手、と言います。

佐光さん:例えば、もう献立は考えたくない、という時は、家族に投げてみる。
「冷蔵庫に豚肉とキムチがあるけど、何が食べたい?」というように、家にある材料を具体的に伝えて、食べたいものを考えてもらうんです。
「ニラと豆腐があるなら、キムチ鍋がいいな」っていう感じです。
自分の食べたいものだと、家族も「足りないものは僕が買ってくるよ!」なんて、買い物に率先して行ってくれたり、食卓に出した時にメニューに文句が出ることもないですよ。

古川さん:その手はぜひ使ってみたいです!

佐光さん:心の負担になっている家事を見直してみましょう。「それって本当に必要?私がしないといけないこと?」と考えてみると、案外「ここまできちんとしなくてもいいかも」っていうものもありそうです。
すごく大変な時は、家族だけでなく、家事代行のようなサービスに外注することで切り抜ける手もありだと思います。
ライフスタイルやその時々の状況に合わせて、少しずつ家事を手放す練習をしたいですね。

新時代の家事はプロの手も上手に借りて

ママが家事を少しずつ手放していくために、強い味方になるのが家事代行です。
ここで、家事サービスを提供する「カジタク」から、お料理スタッフの鈴木さん、お片付けスタッフの小林さん、お掃除スタッフの山口さん、3人の家事プロのお知恵拝借!

佐光さん:ママが大変な時に家事代行を利用するのはとてもいいと思います。クリーニングや食材宅配という外注の延長に家事代行があるわけです。
ママが体調を崩したり、新学期で家も仕事もギリギリ、なんていう大変な時は、ぜひ選択肢に入れてほしいのが家事代行です。
カジタクではどのような家事をやってもらえるんですか?

鈴木さん(写真左):私は調理師の免許をもっていて、主に料理代行を行っています。最近は作りおきのご依頼が多く、3時間で12品以上を作ることも。これで約1週間分なので、献立を考えるストレスがなくなるのもメリットかなと思います。

小林さん(写真中):カジタクでは、これからの時代は、”片付けを学ぶ”ことも大切だと考えていて、お子さんを対象に、「片付けの家庭教師」というプログラムを実施しています。
体験したお客さまからは「片付けなさーい!ってイライラ怒らなくても、子どもが率先して片づけるようになった」という嬉しい声もいただいています。

山口さん(写真右):私は掃除と片付けの両方を担当しています。一般的なお宅で2時間あれば、お風呂、洗面、トイレ、キッチン、リビングの床掃除まですべてカバーできます。排水溝、換気扇など、ふだん手が回らない部分までしっかりお掃除しますよ。

家事代行の内容を聞いて、ママたちから「うちでも頼んでみたい」という声があがりましたが、反面、こんな不安の声も。

月原さん:実は以前に、家事代行サービスを頼もうと考えたこともありましたが、夫から反対されて断念したことがあるんです。
知らない人を家にあげるのが不安、家のことを他人に頼むべきではない、という考えだったみたいで…。

山口さん:ご依頼がいちばん多いのは土曜日の午前中です。家族みんながいる土曜日にお邪魔して、その時間は家族の皆さんも一緒に掃除をする。
こうすると、初対面のスタッフに対する不安感や、他人に家を見られるといった感覚も軽減されるように思います。

佐光さん:カジタクさんがくるのを家族のイベントにしちゃってハードルを下げるわけですね。それは名案!いっしょに掃除や片付けをして、家族にやり方を覚えてもらうっていうのはとてもいいですね。
まずは1回使ってみて、自分に合うかどうかをチェックしてみるといいですね。

佐光さん:あとね、こういったサービスを家庭内に導入する時には、家族にもメリットがあることをプレゼンするのが大事。
家族って、ママだけがラクになることには興味がないでしょ(笑)。
でも、「カジタクさんが来てくれると、おかずが多くて彩りもいいよね」とか「いつもきれいに片付くようになったら、急にお友だちを呼んでも大丈夫だよ」とか、家族にもいいことがたくさんあるとなれば話は別! 
それなら頼もうか、となりやすいです(笑)。

一同:なるほどー! 

やりすぎ家事を卒業してもっと家族の時間をハッピーに

昭和のきちんとした家事の呪いとはさようなら。
家族に家事を開放したり、時には外のサービスを使ったりしながら、令和の家事へとアップデートしましょう。
上手に家事を手放すことで、家族みんなの暮らしも、コミュニケーションも、もっと楽しくハッピーに!

座談会を終えた6名のママたちの表情は晴れ晴れ。新時代の家事にむけて、軽やかに踏み出すきっかけとなったようです。

 

提供/株式会社カジタク
取材・文/浦上藍子、撮影/石川千絵

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