家電製品を幅広く取り扱う(株)MOAの鈴木様にご協力いただき、ブルーレイレコーダーについて教えていただきました!いつも家電選びに悩む白井さんと一緒に学びましょう!
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- (株)MOA「鈴木」さん
- いつも笑顔でわかりやすく教えてくれる家電のプロ
まだまだDVDは発売されていますが、前と比べてブルーレイがごく一般的になってきましたね。
よく耳にはするんですけど、きれいな映像で見れることくらいしか知らなくて……ブルーレイレコーダーを買うときのポイントを教えてください!
▼ 目次
ブルーレイレコーダー(プレーヤー)とは
ブルーレイレコーダーは、DVD・ブルーレイディスク(BD)の再生・録画ができる機器です。ほとんどすべての機種でハードディスク(HDD)を内蔵していて、内蔵HDDとBDの両方に録画できるようになっています。録画機能のない再生専用機はブルーレイプレーヤーと呼び分けます。
「ブルーレイレコーダー(プレーヤー)」と「DVDレコーダー」の違い
ブルーレイレコーダー
DVD・BD両方再生・録画できる機器です。DVDを再生する場合、映像を補間して解像度を上げる「超解像技術」により、従来のDVDプレーヤーよりキレイに再生できる機種もあります。
DVDレコーダー
DVDのみ再生・録画ができる機器です。放送中のテレビ番組をそのままの画質で長時間録画できない点があり、現在ではほとんど生産・販売されていません。
ブルーレイレコーダー(プレーヤー)の選び方
(1)対応メディア
ブルーレイディスクは「1回録画用のBD-R」と「くり返し録画用のBD-RE」の2種類あります。それぞれ1層25GB、2層50GB「-DL」、3層100GB「-XL」の製品があり、その他に3D対応の「ブルーレイ3D」、4K対応の「Ultra HD ブルーレイ 」タイプのディスクもあります。機種によって録画・再生可能ディスクが違うので、事前にメーカーページを確認しましょう。
(2)価格、機能
価格は、3万円のエントリーモデルから20万円の上級モデルまであります。機能面で言えばブルーレイレコーダーを選ぶ際、まずチューナー数とHDD容量をチェックしましょう。チューナー数とHDD容量が多いほど機能性が上がり、価格が高くなります(容量についてはこちら)。また、上級機種なら4K対応の「Ultra HD ブルーレイ」対応、全自動録画などの機能が搭載されるタイプもあります。
現在の売れ筋機種でいうと、チューナーは「2チューナー」、HDD容量は「500GB~1TB」、価格は「3万円~5万円」です。
(3)サイズ
平均的なサイズは、幅430x高さ50x奥行200mmです。機種によってサイズが変わるのでレコーダーが置けるかどうか、事前に確認しておきましょう。
(4)接続端子
(1)HDMI端子
ケーブルで、テレビとブルーレイレコーダーなどを接続、映像と音声信号をデジタルで伝送します。この端子がテレビ側にもないとブルーレイレコーダーの映像をテレビに映せないので事前に確認しましょう。
(2)LAN端子
LANケーブルを使ってインターネットに接続、家庭内のネットワークに組み込む際に使います。リビングにあるブルーレイレコーダーを使って、寝室のテレビやスマホで再生するのであれば、LAN端子が必要でしょう(最近、無線LAN内蔵機種も増えています)。
(3)USB端子
外付けのHDDを接続して、HDD容量を拡大するときなどに使用します。もし使い始めてから録画容量を拡大したいことがあれば、必要な端子です。
その他、光デジタル音声出力端子、同軸デジタル音声出力端子、i.LINK端子などの端子もあります。
(5)ネットワーク機能
搭載しているネットワーク機能によって、便利性がぐんと上がります!
(1)「LAN端子搭載」また「無線LAN対応」のブルーレイレコーダー
無線LANルーターとブルーレイレコーダーやテレビなどを組み込んだ自宅内ネットワークが構築できます。
(2)「DLNA対応」のブルーレイレコーダー
リビングにあるブルーレイレコーダーで録画した映像を、寝室のテレビで視聴することができます。機種やメーカーに問わずなので便利。またネットを経由すれば、外出先でもスマホやタブレットで録画した番組・放送中の番組を楽しむことができます。
(3)「Wi-Fi Direct対応」のブルーレイレコーダー
無線LANルーターを使わずに、無線LAN対応のテレビやスマホなどの機器同士を無線で直接つなげることができます。
(6)3D/4K対応
ご自宅にあるテレビの性能に合ったブルーレイレコーダーを選びましょう。
(1)3D対応のブルーレイレコーダー
ブルーレイレコーダーとテレビ両方「3D対応」であれば、3D映像を楽しむことができます。3D対応のテレビをお持ちの方に3D対応のブルーレイレコーダーの購入をおすすめします(※現在3Dテレビは生産終了しています)。
(2)4K対応のブルーレイレコーダー
4Kテレビをお持ちの方は、ハイビジョン映像を4Kにアップコンバートして、高精細映像を楽しめる機能を搭載した4Kテレビ対応のブルーレイレコーダーがおすすめです。また、4K対応の次世代BD規格として「Ultra HDブルーレイ」がありますが、対応機種はまだ多くありません。
(7)容量
容量と録画時間(地上デジタル)の目安
・500GB:約63時間
・1TB:約127時間
・2TB:約254時間
・3TB:約381時間
外付けHDDでブルーレイレコーダーの録画容量を増やすことも
容量が小さい場合でも外付けHDDを接続することで容量を増やすことができます。購入前に接続端子をチェックしましょう!
詳しくは「ブルーレイレコーダー(プレーヤー)の選び方」をご覧ください。
HDDの容量が大きいほど、長時間の録画が可能ですが、録画番組を見たらすぐに消す方には、ほとんどHDD容量を必要としないので、安価な500GBのブルーレイレコーダーがおすすめです。録画番組をすぐに消さず、まとめてゆっくり見たいという方なら、1TB以上のブルーレイレコーダー、また、夫はニュース番組、妻はドラマ・バラエティ番組、子供はアニメと番組の好みが分かれるご家庭は、多チューナー(3チューナー以上)・大容量(1TB~3TB)のブルーレイレコーダーを選ぶと後が楽になりますよ。
メーカー別 おすすめのブルーレイレコーダー(プレーヤー)
ではメーカー別におすすめ商品を紹介しますね!あ、そうそう、ブルーレイレコーダーとテレビを接続するには「HDMIケーブル」が必要なので付属品を確認いただき、お買い忘れのないようにしましょう!
ブルーレイレコーダーのことばっかり考えて、ケーブルのことすっかり抜けてました……!気を付けます~!!
パナソニック ブルーレイレコーダー(プレーヤー)
ブルーレイレコーダーのブランドネームは「DIGA(ディーガ)」。現在メーカーの中では製品ラインナップがもっとも多いです。初心者にも簡単に使える低価格の「レギュラーモデル」から、10チャンネル・28日間全部自動録画できる「全自動モデル」、高音質・高画質を追求した「プレミアムモデル」まで幅広い展開しています。
パナソニック 500GB 2チューナー ブルーレイレコーダー 4Kアップコンバート対応 DIGA DMR-BRW520
2チューナー&500GB HDDを搭載したBDレコーダー。2番組同時録画可能。「4Kダイレクトクロマアップコンバート」、「4K超解像」、「ハイレゾリマスター」機能を搭載したので、高画質・高音質で番組や音楽を楽しめます。また、新番組、特番、映画の初放送番組がある場合は、番組表の下にポップアップでお知らせ、話題の番組の録り逃しを防げます。
パナソニック 1TB 2チューナー ブルーレイレコーダー 4Kアップコンバート対応 DIGA DMR-BRW1020
2チューナー&500GB HDDを搭載したBDレコーダー。2番組同時録画可能。「4Kダイレクトクロマアップコンバート」、「4K超解像」、「ハイレゾリマスター」機能を搭載したので、高画質・高音質で番組や音楽を楽しめます。また、新番組、特番、映画の初放送番組がある場合は、番組表の下にポップアップでお知らせ、話題の番組の録り逃しを防げます。
ソニー ブルーレイレコーダー(プレーヤー)
世界初のブルーレイレコーダーを発売したソニーは高い映像処理技術に力を入れています。テレビとブルーレイレコーダーそれぞれの高画質化機能を最適にマッチング、より高画質な4K映像を楽しめる「4Kブラビアモード」機能を搭載していて、ソニー製のテレビ「ブラビア」とは特に相性が良いです。また、番組の予約ランキング、再放送による二度録りの回避、スマホで録画予約などの便利機能も満載。
SONY ブルーレイディスク/DVDレコーダー 2TB 3チューナー 3番組同時録画 外付けHDD対応 無線LAN内蔵モデル BDZ-ZT2500
3チューナー&2TB HDDを搭載したBDレコーダー。3番組同時録画可能。2TBハードディスクを内蔵したので、最大1970時間の長時間録画(AVC 1.5M)が可能です。もちろん、「快適録画機能」、「SeeQVault」も対応します。
SONY BDZ-ZT3500 [ブルーレイレコーダー(3TB HDD/3チューナー搭載)]
3チューナー&3TB HDDを搭載したBDレコーダー。3番組同時録画可能。3TBハードディスクを内蔵したので、最大2,970時間の長時間録画(AVC 1.5M)が可能です。もちろん、「快適録画機能」、「SeeQVault」も対応します。
東芝「REGZA(レグザ)」 ブルーレイレコーダー(プレーヤー)
東芝から出ているブルーレイレコーダーのブランドネームは「REGZA(レグザ)」。東芝最大の特徴は、好きなチャンネルを録画予約不要で自動録画し、古い番組から自動で削除してくれる「タイムシフトマシン」機能。6TBの大容量HDDを搭載した機種では最大9チャンネル27日分の録画が可能です。2016年、録る・見る・残すを「時短」化し、放送時間よりも時間を短縮して番組を楽しむ「時短」機能を搭載する機種も登場しました。勉強や家事、仕事で忙しくてゆっくり見る時間がない方におすすめです。
東芝 DBR-W1007 REGZAブルーレイ ブルーレイレコーダー (HDD1TB・2番組同時録画) 3D対応
2チューナー&1TB HDDを搭載したBDレコーダー。2番組同時録画可能。キーワードやジャンルを設定するだけで関連番組を自動で録画する「時短で録る」、自分の都合にあわせて3つの再生コースから選べる「時短で見る」、よりシンプルな操作で手軽にディスクに残せる「時短で残す」の「時短」機能を搭載し、効率よく時間節約を実現できます。無線LAN対応で、家の中でも外出先でも番組を楽しむことができます。
東芝 DBR-M3007 REGZAブルーレイ ブルーレイレコーダー(3TB・7チューナー)
7チューナー&3TB HDDを搭載した東芝最上位BDレコーダー。3番組同時録画可能。「タイムシフトマシン」機能搭載で、最大7チャンネル約10日間分をまるごと録画できます。さらに「時短」機能も搭載し、たくさん録って、効率よく楽しめます。
シャープ「AQUOS(アクオス)」 ブルーレイレコーダー(プレーヤー)
シャープから出ているブルーレイレコーダーのブランドネームは、テレビでお馴染みの「AQUOS(アクオス)」。新作連続ドラマを4週間分自動で録りおきする「ドラ丸」機能はドラマ好きな方にとって便利な機能です。AQUOSテレビと接続すると、自動的にもっとも自然な高画質を実現する「AQUOS純モード」で映像出力、美しさをあるがままに再現します。
SHARP BD-UT1200 AQUOS [ブルーレイレコーダー(HDD1TB 3番組同時録画)]
3チューナー&1TB HDDを搭載したシャープBDレコーダー。3番組同時録画可能。4K解像度、高輝度、広色域の美しい映像を楽しめる「Ultra HD ブルーレイ」の再生に対応、さらに、ハイビジョン放送を楽しむ際、4K解像度にアップコンバートし、自然でなめらかな映像を楽しめる「4K60pアップコンバート出力」機能も搭載するので、既に4Kテレビをお持ちの方におすすめです。
ブルーレイレコーダー(プレーヤー)選び方まとめ
白井さん、どうですか?ブルーレイレコーダーを買うポイントは掴めましたか?
はい!ありがとうございます!!また分からなくなったら教えてください。
2018.05.02今回は、家電製品を幅広く扱う(株)MOAの鈴木様にご協力いただき、テレビの選び方から各機能、設置時の注意点まで詳しくお教えいただきました!いつも家電選びに迷っている主婦「白井」さんとともに、テレビについてたっぷり学びましょう!続きを見る
※ 今回ご紹介した商品がタイミングによっては品切れになる可能性があります。株式会社MOAの公式サイトより、お問い合わせください。その際、「暮らしニスタの記事を見た」とお伝えいただくとスムーズです。
取材協力/株式会社MOA(デジタル家電・通信販売 PREMOA / A-PRICE) 鈴木様
・PREMOA
https://www.premoa.co.jp/
・A-PRICE
http://www.rakuten.ne.jp/gold/a-price/
編集/暮らしニスタ編集部 木村
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