コラム

入学後は問題いろいろ…ママたちが体験した「小1の壁」エピソード

更新日：2017.10.27

いよいよ新入学の季節。手取り足取りのフォローがあった園生活とは違い、「自分で」が求められる小学校は、親子ともども戸惑うことが多いもの。実際に「小1になってこれが大変だった」体験を、ママ100人に聞いてみました。

「放課後」が大変になった！

・「1年生の4月は帰宅が早い。幼稚園よりも早く帰るので仕事の終わり時間では間に合わず。1ヶ月もお休みすることに。つらかったです」（38才・パート）

・「帰宅時間が幼稚園時代よりもまちまちになった。曜日によって決まっているわけでもない。帰宅する時間に家にいないといけないのが大変」（45才・専業主婦）

・「1番上のお兄ちゃんが小学校に入ってからは、下の子の幼稚園のお迎えとの絡みが大変でした。入学したばかりのときは幼稚園より早く帰ってくるし」（30才・専業主婦）

・「私が仕事をしているので、放課後子どもは児童館に行っています。6時までに迎えに行かないといけなくて、フルタイムの身には厳しい。朝も私が7時に家を出るので、家に子どもだけになってしまっている」（37才・会社員）

・「共働きなので小1からは学童。まず学童探しから大変でした。公立は順番待ちなので、民間の学童に入れています。月謝は5万円。下の子の保育料と合わせると、私の給料ほとんど持って行かれてしまいます」（37才・派遣社員）

・「子どもの入学を機に働き始めました。でも留守番は嫌、朝も学校にいきたがなくなり、結局は退社してしまいました」（39才・派遣写真）

決まった時間に送迎でき、延長保育もあった園生活のなんと便利だったことか……！　とくに小1の4月は園児より帰宅が早く、ママのスケジュール調整も大変です。働くママにとってはまさに「小1の壁」で、働き方を変更せざるをえないことも。

「勉強」が大変になる！

・「幼稚園は自由だったけれど突然勉強をしなくてはいけなくなり、それが嫌で登校までぐずるようになった」（44才・専業主婦）

・「宿題を自分の力で終わらせるようにすることが一番苦労しました。わからないとすぐに助けを求めるし、あきるのは早いし。慣れるまでが大変でした」（43才・専業主婦）

・「学習を一切やらない保育園だったので、字を覚えさせるのが大変でした。どう教えていいかもわからなかった」（36才・派遣社員）

・「授業中に歩き回ってずっと座っていられなくて、参観日の時にとても恥ずかしい思いをした。先生からも呆れられた」（27才・専業主婦）

学習面で「大変」との声が多かったのは、「宿題」について。幼稚園、保育園にはなかった習慣だけに、負担感が大きいよう。1年生の早い時期から家庭学習の習慣づけができれば、将来確実に役に立つはず、ではあるけれど、遊びたい盛りの子どもを机の前に座らせるのはなかなか大変です。

「友人関係」が大変になる！

・「どんな友達とどんなことをして遊んでいるのか、保育園時代のように付き添えなくないし、知らないお友達も増えてくるので、大いに困りました。お友達のお母さんから、『○○くん、うちの子の△△持って帰ってませんか？』とか、『××を持ってきてましたよ』とか連絡あることが辛かったです」（41才・パート）

・「長男は3月生まれで、おまけに体も小さかった。他の子どもと比べて、幼いなとは感じていたが案の定、イジメまではいかなくても、いじりの対象になった」（47才・自営業）

・「入学してすぐのこと、通学中にクラスの友達と取っ組み合いのけんかをしました。学校から電話があり『いつも同じ子とけんかしていて、今日も体育の時間に話し合わせたけどまたけんかになったので、ほうっておきました』とのこと。幼稚園のころはおとなしくて問題もなかったので、まさかと思いました」（53才・専業主婦）

・「娘と違う幼稚園からきた子どもたちが言葉遣いや態度が悪かった。いろいろな子がいることは覚悟していましたが、正直驚きました。自分の思い通りにならないと手を出すなど、就学前に身についているであろうことができていなくてトラブルが多かったです」（34才・専業主婦）

・「大人しく座って授業を最後まで受けられない子、意地悪な子などいろいろな子どもがいて、上手に対応させるのが大変」（44才・専業主婦）

行動範囲、交友関係ともに広がるのが小学生。ケンカや小競り合いなどのトラブルも増えます。園時代であれば、先生が双方の親に渡りをつけ、細かくケアしてくれる……なんてこともありましたが、小学校では望み薄。ママとしては心配ですよね。ふだんから小さなことでも子どもと話す時間を作り、何かあった時には親に話せる、相談できる関係性を作っておくことが、必要なのかもしれません。

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

写真写真© paylessimages - Fotolia.com

Profile和田玲子

女性まわりの記事をコツコツ書いてウン十年のフリーライター。趣味はパン作りと水泳、豆乳ヨーグルトの摂取。最近のトピックスは蜂の巣をふたつやっつけたこと。

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