2. 体質タイプごとの不調と対策
ここからは、上記で判明したタイプごとにあらわれやすい不調と対策を紹介します。「個数が同じ項目が複数あった」という人は、両方の対策をチェックしてください。
2-1. 冷えタイプ
冷えタイプの人は、下痢や腹痛、慢性的なだるさや頻尿に悩まされることが多いといわれています。元から冷えやすいので、冷たい飲み物は控えましょう。おなかや腰、足首を冷やさないようにカイロや湯たんぽの活用もおすすめです。食生活では、からだを温める根菜類を積極的に摂ってくださいね。
漢方薬では、からだを温める処方を選ぶのがおすすめです。下半身が冷える人は「八味地黄丸(はちみじおうがん)」のように、内臓の働きを促進する漢方薬を服用しましょう。
2-2. 血行不良タイプ
血行不良タイプの人は、頭痛や肩こり、生理痛や貧血といった不調が出やすいです。軽いストレッチをしたり、入浴をしたりして、血行を促進する生活習慣を意識しましょう。食生活では、鉄分やタンパク質を意識的に摂るのがおすすめです。
漢方薬では、血(けつ)を補い血行不良を改善するものを選びましょう。とくに、冷えのぼせがある人は「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」などがおすすめですよ。
2-3. ストレスタイプ
ストレスタイプの人は、動悸や気分の落ち込みに悩まされることが多いので、仕事の合間に深呼吸をしたり、寝る前のスマホ断ちをしたりしてリラックスタイムを設けましょう。軽いストレッチや、手軽にできる趣味を見つけるのもおすすめです。
栄養を補うだけではなく、自律神経のバランスを整える「加味逍遙散(かみしょうようさん)」などの漢方薬で不調が改善するケースもありますよ。
2-4.熱こもりタイプ
熱こもりタイプの人は、動悸や乾燥、ほてりに悩まされることが多いようです。寝るときも、寝汗が気になって熟睡できないこともあるのではないでしょうか。
対策のコツは、温度と湿度を一定に保つことです。温めすぎず、快適だと感じる温度で過ごしましょう。室内を加湿する際は、相対湿度ではなく絶対湿度を見てくださいね。水分補給をこまめにする他、スープなどの水分量の多い食事を摂るのもおすすめです。
漢方薬では、からだに潤いを与える「六味丸(ろくみがん)」などによる対策がおすすめですよ。
2-5.漢方薬を選ぶ際の注意点
ここまで、体質タイプや不調に合わせて一般的な漢方薬を紹介しました。漢方薬は自分の体質や不調を見極めて適切なものを選ばないと、思わぬ不調があらわれるリスクがあります。ここで紹介した漢方薬はあくまで一例です。個人の体質や症状によって合う漢方薬は異なるので、必ず専門家にご相談ください。
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監修/山形ゆかり●薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ。牛角、吉野家、薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わる。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談できるオンラインAI漢方『あんしん漢方』でも、薬剤師としてサポートしている。
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