「10品をきちんと作れるようになれば、100品だって作れます」。ウー・ウェンさんが長年、プライベートで作り続けてきた家庭料理を、大切なポイントとともにご紹介します。今回は「野菜炒め」です。
野菜炒めは「生きる力」
野菜の炒め物は、みなさんにぜひ覚えていただきたいです。
アクがあったり、かたかったりして生では食べられない野菜も、油でサッと炒めて、塩をふるだけでおいしい料理になるんです。素晴らしいことです。
野菜と油はどこにでもありますから、野菜炒めが上手に作れれば、世界中どこへ行っても生きていけますよ。野菜炒めは「生きる力」です。
野菜炒めは「1種類だけで炒める」のが正解
私は野菜炒めを、1種類の野菜だけで作ります。
小松菜なら小松菜だけ。キャベツならキャベツだけ。もやしならもやしだけ。チンゲン菜ならチンゲン菜だけ。複数の野菜を一緒に炒めることはしません。
なぜなら、野菜はそれぞれ個性が違うからです。おいしく火の通る時間も、水分の含有量も違うんです。
個性の違うものを、ひとつのフライパンで一緒に炒めると、まだかたい野菜があったり、逆に炒めすぎて水分が出てしまったり……よからぬ事態になります。
ですから、小松菜なら小松菜だけ、キャベツならキャベツだけをおいしく炒めて、火の通ったサラダのような感覚で、野菜をもりもり食べていただきたいんです。
一年中いつでも食べたい「キャベツ炒め」
キャベツ1種類を炒めるときは、千切りにして炒めるのがおすすめです。
キャベツは体積のある、葉のしっかりとした野菜なので、青菜よりも火の通りが遅く、また水分が出にくいからです。
千切りにすると断面がたくさんできるから、水分が出やすくなるでしょう。
といっても炒めるわけですから、そんなに細い必要はなく、ザクザクと太めで大丈夫です。
材料(2人分)
キャベツ:200g
桜えび(乾燥):3g
太白ごま油:大さじ1/2
酒:大さじ1
粗塩:小さじ1/4
こしょう:少々
作り方
1.キャベツは5〜6mm幅の千切りにする。
2.フライパンに太白ごま油と桜えびを入れて火にかけ、桜えびを焦がさないように弱めの中火で炒め「桜えび油」を作る。
3.香りが立ったら①のキャベツを入れる。油が全体になじむように大きくかき混ぜ、酒を回し入れる。
4.ふたをして弱火で2分ほど蒸し焼きにする(※キャベツは水分の出にくい野菜なので、酒をふってふたをすることで鍋の中の温度を一気に上げて、キャベツの水分が早く蒸気になるようにする)。粗塩、こしょうで味をととのえたら皿に盛り、完成。
撮影/福尾美雪
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