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コラム

親子で楽しめる“おとぎ話”をモチーフにした映画5選

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親子で楽しめる“おとぎ話”をモチーフにした映画5選
シンデレラ、白雪姫、不思議の国のアリス……など、きらびやかで少し現実離れした世界に憧れる女性は多いはず。そんなおとぎ話をモチーフにした実写映画は年々増えているのですが、今回は子どもと一緒に大人も楽しめる「おとぎ話をモチーフにした映画」を紹介します!

勇気と優しさを持って苦難を乗り越える・・・『シンデレラ』

母を病気で亡くし、その後再婚した父も病気で亡くすことになるエラは、いじわるな継母と姉2人に家事を押し付けられ屋根裏で生活します。
ある日、「寒い屋根裏部屋で眠りたくない」と暖炉の残り火の前で眠りについたエラ。そんな灰まみれになったエラの姿を見た姉妹は、エラに“シンデレラ(灰まみれのエラ)”とあだ名をつけます……。

2015年に作成された実写版『シンデレラ』のストーリーは、ディズニーでおなじみのシンデレラと全く同じ。
しかし、一人一人の心の動きが細かく描かれているため、十分に知っているつもりになっていたシンデレラの話に新しい気付きを得ることができます。
エラが継母や姉たちの仕打ちにも耐えることができたのは、どんな試練にも負けない秘訣として「勇気と優しさを持つのよ」と実の母親に言われていたからだったり、継母がエラに意地悪をしたのは、本当の母親や父親のことばかりを考えているエラを好きになれなかったからだったりと、登場人物みんなの気持ちが分かるため、これまでのシンデレラをより堪能することができます。

強く優しいシンデレラ・・・『エバー・アフター』

優しい父と田舎の屋敷で暮らす少女ダニエルの元に、父と再婚した男爵夫人が2人の娘を連れてやって来ます。しかし、再婚してすぐ父が急死したことで生活が一変。その後、ダニエルは継母と姉に仕え、メイドとして過ごすことに……。

こちらは1998年製作の実写版シンデレラ。基本ストーリーはよく知られているシンデレラと変わりませんが、ダニエルはこれまでのシンデレラのイメージとはかけ離れていて、意地悪な姉にも負けず、ときには姉を殴ってしまう強い女性。
また、本作は魔法が一切登場せず、周りの助けでダニエルは舞踏会に行きます。しかし、周りが助けてくれるのも、普段からダニエルが強さと優しさを持っていたから。
そんなダニエルが継母や姉たちに立ち向かう姿は、少し古い作品ですが現代女性が見ても共感できます。

眠れる森の美女に隠されたもう一つの物語・・・『マレフィセント』

とある王国で、待望のロイヤル・ベビー“オーロラ姫”が誕生。その盛大なお祝いのパーティーのなか、“魔女”と恐れられる邪悪な妖精マレフィセントが現われ、“16歳の誕生日の日没までに、姫は永遠の眠りに落ちるだろう”と魔法をかけてしまう……という、マレフィセントを主役にした作品です。

眠れる森の美女の悪役マレフィセントが、なぜ呪いをかけたのかわかる本作は、観るとマレフィセントを悪役として見ることはできなくなってしまいます。
また、本作では王子様も登場するのですが、王子様はオーロラ姫の呪いを解くための重要な存在ではありません。王子様の愛だけでは何も解決しない本作は、ある意味とても現代的。女性が自分で道を切り開いていく時代にぴったりの作品です。

19歳になったアリス・・・『アリス・イン・ワンダーランド』

19歳のアリスは、母と姉が仕掛けた婚約パーティーを抜け出して不思議の国へと迷い込むも、そこは赤の女王に支配され暗くなった世界が広がっていて、マッド・ハッターや、チェシャ猫たちと出会いながら新たな旅をはじめるのですが……。

本作は、不思議の国のアリスの実写版。6歳だったアリスが19歳になっていて、少し大人のアリスが不思議の国を旅します。
はじめは不思議の国を“夢”だと思って受け入れられなかったアリスですが、予言の書によって自分が救世主だと理解し、やがて赤の女王に立ち向かいます。
少しずつ強くなっていくアリスの姿に共感を覚える人も多いのではないでしょうか。

わがまま女王と強すぎる姫の対決・・・『白雪姫と鏡の女王』

幼い頃に父親である国王を亡くした白雪姫は、継母の女王にいじめられ、18歳になってもお城に閉じ込められています。
そんななか、あるきっかけによって白雪姫は城を出て、盗賊の小人たちと暮らすように……。

2012年に制作された白雪姫の実写版ですが、この物語の白雪姫は王子を待っているだけの女性ではなく、小人から剣術を教えてもらって王子と戦う強くたくましい女性。
王子様を待つ姫という構図はなく、わがまま放題の継母と剣術も使う白雪姫というたくましい女性同士のバトルを中心に楽しむことができます。

今回紹介した作品もそうですが、現代に焼き直された“おとぎ話”では強い女性が主人公のことが多いよう。いつまでも王子様を待っているだけの世界は終わりを迎え、これからは女性が自分の力で幸せを手に入れる時代を象徴しているように感じますね。

<プロフィール>
舟崎泉美
ライター/エンタメライター。富山県出身、東京都在住。小説や脚本を執筆し、その経験を活かしライターとして雑誌やWEBなどに、本のレビュー、映画レビューなどを書く。最近はエンタメに限らず、女性向き媒体でさまざまなジャンルの記事を執筆。第一回本にしたい大賞受賞。著書「ほんとうはいないかもしれない彼女へ」(学研パブリッシング)。

写真© famveldman - Fotolia.com
ライター/エンタメライター。富山県出身、東京都在住。
小説や脚本を執筆し、その経験を活かしライターとして雑誌やWEBなどに、本のレビュー、映画レビューなどを書く。最近はエンタメに限らず、女性向き媒体でさまざまなジャンルの記事を執筆。第一回本にしたい大賞受賞。
著書「ほんとうはいないかもしれない彼女へ」(学研パブリッシング)。
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