コラム

意外と知らない！コットンパックの正しいやり方とは？

更新日：2017.10.28

コットンパックは、化粧水を浸み込ませたコットンを肌の上におき、化粧水を肌により浸透させるスキンケア方法。
肌乾燥は、あらゆる肌トラブルの原因になると言われていますが、コットンパックはそんな肌乾燥にアプローチしてくれることから、今の季節にぴったりのケア方法といえます。

そこで今回は、意外と知らない方も多い“コットンパックの正しいやり方”について紹介いたします。

コットンパックを使うメリットは？

なぜ化粧水をそのまま肌に付けるより、コットンパックをした方が効果的なのでしょうか？　それは、肌についた水分の習性が関係しているからです。

化粧水を肌に直接付けると時間の経過と共に化粧水は蒸発してしまいますが、パックであれば蒸発せずに一時的に肌に留まり、その間に角質層を潤わせてくれるのです。
コットンと化粧水とお水さえあればすぐにできるので、水分をたっぷりお肌に含ませて、お肌の乾燥対策をしましょう。

コットンパックのやり方

コットンに化粧水を含ませると1回に使用する量が多くなり、「化粧水がすぐなくなってしまうからもったいない…」と思われている方もいるかと思いますが、水に浸したコットンに、化粧水を馴染ませてパックするのがコットンパックの基本的なやり方ですので、安心してくださいね。

コットンパックの作り方はカンタン！　まず、コットンを水に浸します。水道水でも大丈夫ですが、気になる方は精製水を使うといいでしょう。浸し終えたら水が垂れない程度に軽くしぼります。水分を残すように軽くしぼるのがポイントですよ。

その後、コットンに500円玉くらいの量を目安に、まんべんなく化粧水を馴染ませ、コットンを2枚か3枚に割きましょう。2枚にちぎるのではなく、元々2枚に重なっているティッシュを1枚ずつに分けるように割いてくださいね。

コットンは水分を含むと伸ばすことができるので、コットンをちょうどいい大きさに伸ばしてお顔に貼っていきましょう。3分たったらコットンを取り除き、クリームや乳液で仕上げます。

コットンパックを行うときの注意点

コットンパックを行う際には、いくつか注意点があります。一番注意してほしいのが、お風呂上がりにパックするときです。
お風呂上がりにパックをする場合、パックを作っている間に肌が乾燥してしまう恐れがありますので、パック前に一度、顔に化粧水を付けておきましょう。

また、効果を高めようと長時間パックをされる方も多いのですが、これも逆効果…。長時間肌にコットンをのせておくと、逆に乾燥の原因になってしまいますので注意してくださいね。
そして、化粧水の成分にも注意が必要です。さっぱり系の化粧水によく使われている、アルコールやエタノールを含む化粧水は蒸発しやすいので避けた方がいいですよ。

注意点にさえ気をつければ、コットンパックはお肌に嬉しいことがたくさん！　ちょっとしたひと手間でできる保湿対策を、みなさんもぜひ試してみてくださいね。

＜プロフィール＞
大野えりか
コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表
1986年東京都生まれ。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後は紙媒体とウェブ媒体での編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍している。

写真© Tom Wang - Fotolia.com

Profile大野えりか

コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後、編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍。

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