インスタグラムやTikTokで今、大人気のおよねさん。おなかを空かせた家族に1分1秒でも早く食事を提供しようと編み出した爆速レシピで、同世代の忙しい女性たちから多くの支持を集めている「時の人」です。
こわいこわいこわい…!!!【悪魔の食べ物】爆誕!魚肉ソーセージにあの懐かしチョコ菓子をまぶしてみたら…!!
いつもは「爆速」がテーマのおよねさんですが、今日はじっくり、深~く。「爆速」の裏で、およねさんが大切にしている暮らしの基盤についてうかがいました!
家族の健康をキープすることが最優先
—「爆速ごはん」のおよねさんですが、毎日どんなスケジュールで生活していらっしゃるのですか?
「朝は6時くらいに起きて、洗濯をしながら朝食の用意。7時20分頃に子どもを起こして、朝ごはんを食べさせて。娘を学校近くまで見送って帰ってきたら、息子の登園の支度をして保育園へ送り届けます。
そのあと、9時から10時くらいまでは洗濯物を干すなど、家事の続きを終わらせて、15時くらいまでは仕事です。料理動画の撮影などを行って、夕方ぐらいに音声メディア(Voicy)の収録を。
18時には保育園のお迎えに行き、夕食、お風呂などを済ませて就寝。私自身も22時には寝てしまいます。そんな毎日(笑)。
毎日忙しい。という感覚はあるのですが、特に今は、好きな仕事をしている充足感や、会社員時代と違い、自分自身で時間をコントロールできているので、ストレスはほとんど感じずにすんでいます。睡眠時間をしっかり取れているのも良いのかも!」
—逆に、どんなことがストレスに?
「時間に追われること、ですね…。長女が小学校に入る前はフルタイムの会社員だったので、子どもを保育園に預けてから会社に行って9時から仕事開始。17時に終業して、自転車を爆走させて保育園にお迎えに行って。帰宅後は夕食づくりからお風呂、寝かしつけまでノンストップ…。とにかく時間に追われていてストレスで気がおかしくなりそうでした。
でも、働き方を業務委託に変え、自宅でのリモートワークをメインにしたら、ストレスが軽減!さらに現在の爆速レシピクリエイターとなってからは、自分で時間のやりくりができるようになったのでストレスからほぼ解放されました」
どん底を経験した後に出会ってしまった!運命のSNS
—そもそも、およねさんがSNS発信を始めたきっかけは何だったのでしょう。
「SNSで発信をスタートさせたのは2021年の12月でした。ちょうどその前、仕事に一生懸命だった夫が体調を崩してしまい、仕事を辞めざるを得なくなったんです。当時、私も業務委託の仕事をストップしていて…。
二人とも収入がなくなってしまって、2ヵ月間ぐらいはどん底~…って感じでした。ほどなくして夫は再就職したんですが、それまでの生き方や今後について、夫婦でじっくり話し合う機会を設けました。
そこで、仕事だけではなく、『自分たちを幸せにするために何かを始めよう!』という話が出たんですよね。それで、私は、もともと好きだった料理でインスタグラムとTikTokを始めてみることにしたんです。
はじめた当初は、これが仕事になるなんて考えもしなかったんですが、発信をスタートさせてから『面白い!』『めちゃくちゃ参考になる!』といった声をもらえるようになって、もしかしたらこれを機に大好きな料理を仕事にできるかもしれないと思うようになりました」
—SNSを軌道に乗せるのってすごくむずかしいと思うのですが、実際始めてみて、反響はどうでしたか?
「最初はあまり反響がなかったんですが、開始して3ヵ月後ぐらいに、インスタグラムに上げた動画がすごくたくさんのかたに見られて。そこから一気にフォロワーの方々が増えました。
見てほしい人は、私と同じように子育てをしている女性。子育てをしていなくても忙しく暮らしている女性。年代で言うと30〜40代ぐらい!と決めて、そういう方たちに向けて、“爆速で作れて美味しい料理を届ける!”ということだけに集中したのがよかったんじゃないかなと、今振り返ると思います」
お母さん自身も幸せになれる食卓を目指して
—およねさんのレシピは簡単で美味しい!と話題ですが、ご自身はどんなことを意識して考えていますか?
「とにかく簡単にできることが絶対なので、身近にある料理のレシピで“難しいと思うポイントは何か?”から考えていきます。
例えば、餃子は肉ダネを捏ねて皮で包むのが面倒臭い。だったら、捏ねないで包まない方法はどんなのがあるだろうかと。そういう発想から考えることが多いですね。
それから、調理は基本的に包丁の代わりにキッチンバサミを駆使したり、野菜の千切りにはピーラーを使ったり、時短と労力カットも重視しています。
あとは、いかに洗い物を少なくするか(笑)。だから、フライパンなどを使うときはクッキングシートを敷いて、洗う手間を省いています。
でも一番は…、私を含めた家族みんなが、体だけでなく、心も健康であることが大事だなって、最近つくづく思うんです。みんなが可能な限り、伸びやかにストレスがかからないように、食も含めて、環境づくりを大切にしたいなと思いますね」
—最後に今のおよねさんにとって、“幸せ”と思う瞬間がどんなときかを教えてください。
「夫と私の収入がなくなり、世の中はコロナ一色で。そんな中、今、仕事ができていること、家族が笑っていられる今の状況が、とてつもなくありがたいなと思うんです。家族全員が心身共に健康であることに幸せを感じますね。
自分が発信する爆速レシピで、毎日を忙しく過ごす人たちが家族みんなで一緒に食卓を囲めて、食事を楽しんでもらえたらと常々願っています。そして、そこから生まれた時間的余白や心の余裕で、自分自身を大切に労ることができたらいいな、とも思います。
これからもそんなレシピを私らしく発信していけたら、この上ない幸せです」
およね●爆速レシピクリエイター。「自炊ハードルを地の果てまで下げにいく」をモットーに、ささっとラクに作れてちゃんと美味しいレシピを日々発信している。超話題の初レシピ本『禁断の爆速ごはん ここまでやっちゃう100レシピ 』は発売前重版を記録!
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撮影/野口マサヒロ ヘアメイク/山下光理 取材・文/濱田恵理 衣装/本人私物
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