お正月に「おせち料理」を食べていますか?
おせち離れが進んでいるとも言われるここ最近、「お重を持っていない」「なんだか堅苦しい」「子どもが喜ばない」といった声がよく聞かれます。
でも、お正月は年神様を迎え、その年の家族の幸せと健康を願う行事。そして、おせち料理は1年の始まりを祝う縁起のいい料理、せっかくなら家族で食べたいですよね。
もっと気軽に、今の気分に合わせて楽しめればいいのに…と思う人も多いはず。
そこで、毎年さまざまな工夫を凝らしておせちを作っている、暮らしニスタのよんぴよままさんに、気軽に、おしゃれに、家族みんなが楽しめるおせちのアイデアを教えてもらいました!
アイデア1 プチプラグッズを上手に活用!お正月らしさを手軽に楽しもう
お正月用のアイテムをいろいろ揃えるのは予算も手間もかかって大変…と思っていませんか?
「最近は、100円ショップなどプチプラショップで重箱や半月盆が買えたり、クロスや小物などもお正月にぴったりなものが充実しているので、上手に活用するのがおすすめです。
また、おせちも、基本のおせちがセットになった商品もあるので、一品一品準備するのが大変なかたは利用するのも◎。工夫しだいで、手軽にお正月らしい雰囲気が作れますよ」とよんぴよままさん。
おせちを盛り付けるのにぴったりなこちらの重箱、半月盆、梅型のお皿はすべて『Seria』のアイテム。お正月近くなったらこまめにショップをのぞいてみて。(掲載商品は取材時点のものであり、現在お取り扱いしていない場合があります)
では、おせちの盛り付けのコツやコーディネートのポイントを見てみましょう。
「今回は、Seriaの半月盆に1人分ずつおせちを盛り付けました。重箱に盛り付けるよりも手軽にできるので、挑戦しやすいと思います。黒いお盆におせちが映えて華やかだし、きちんと感も出ますよね」(よんぴよままさん)
盛り付けがしやすくなるコツは、黒豆などのばらけやすい料理を豆皿や小さな器に入れること。
「おせちが彩り豊かなので食器の色は控えめにし、その分、花型などの形で華やかさを出しています。色が欲しいときは、ピックでプラスするのがおすすめ。これらの小さい器や和モチーフのピックも100円ショップに色々揃っていますよ」(よんぴよままさん)。
敷物は、ふだん使いの赤いランチョンマットと白い和紙を重ねて使用。紅白でお正月らしい“おめでたさ”を演出しています。
「織りを感じるマットや和紙など表情のあるものを使うと温かみが出てステキだと思います。ランチョンマットや和紙などは手持ちのものを利用してもいいし、100円ショップで豊富に揃うので、お好みで組み合わせて使いましょう」(よんぴよままさん)。
アクセントになるかわいい箸袋は、100円ショップの材料で手作りしたもの。
箸が入るように折り紙を袋状に折り、細長くカットしたカラー紙と水引きを巻いて裏で留め、中心に好みのアクセサリーパーツを接着すれば出来上がり!
「簡単なので、お子さんと一緒に作るのもいいですね。おせち料理には1つ1つに意味があるので、そのいわれなどを話しながら、準備を楽しむ時間を設けてみてはいかがでしょうか。お子さんもお正月に興味がわくかもしれません」(よんぴよままさん)。
重箱におせちを盛り付ける場合は?
コーディネートでは半月盆を使用しましたが、100円ショップの重箱は小さめなので、家族分を揃えて1人分のおせちを盛り付けても◎。その際のポイントを知っておきましょう。
「重箱の中に器を入れて、適度に仕切ると詰めやすくなります。また、お重の中に入れる器は側面が見えず素材が気にならないので、プラスチック素材などプチプラでもOK。青竹や柚子窯風のものなど、お正月らしい色や形のものを取り入れると雰囲気が出ますよ」(よんぴよままさん)
アイデア2 重箱がなくても大丈夫!手持ちの食器で気軽におしゃれに
「重箱や半月盆がない」「より手軽に楽しみたい」というときは、家にある食器を使ってカジュアルに!
「いかにも和風な食器で揃えなくても、和と洋を組み合わせたり、豆皿やグラスを使ったりするだけで、おしゃれに見え、お正月らしい特別感を出すことができますよ」(よんぴよままさん)。
使う器の色や形によって雰囲気が変わるので、組み合わせのコツやコーディネートのポイントを見ていきましょう!
「今回は、どこのご家庭にもありそうな白い大皿を使いました。ピンク系、ブルー系など好みの差し色を1色決めて器をプラスすると、コーディネートがまとまります。さらにガラスの器や高さのある器をプラスすると、立体感が出て華やかさが増しますよ」(よんぴよままさん)。
こんな組み合わせ方も!かごと小皿を重ねるとナチュラルな和の雰囲気になってお正月にぴったりです。
「ちなみに、えび料理を盛り付けたかごはスイーツが入っていたもの。手持ちのもので使えるものがないか探してみるのも、また楽しいですよ♪」(よんぴよままさん)。
クロスは、皿盛りの軽やかさに合うよう、ゴールドの和紙を使用。ゴールドはお正月らしい華やかさとカジュアル感のどちらもあり、おしゃれな雰囲気を作りやすいのでおすすめです。
アイデア3 ワンポイントの飾り切りやキャラ飾りで楽しく華やかに!
「紅白のかまぼこをそのまま並べるだけでもお正月らしい華やかさが演出できますが、ちょこっと飾り切りをプラスすれば、いっそう楽しい雰囲気がアップします」(よんぴよままさん)。
カンタン&映える「菊の花」と、子どもウケ抜群の「うさぎ」の作り方をご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみて下さいね!
華やかさが一気にアップ!菊の作り方
①かまぼこを1mm厚さにスライスし、丸いほうの端に1mm幅で切り込みを入れる。これを4枚作る。
②少しずらしながら4枚を重ね、端から巻き、巻き終わりをピックで留めて固定する。中心に伊達巻きや卵焼きの切れ端を崩したものを乗せる。
初心者さんでもカンタン!2023年の干支「うさぎ」の作り方
①白いかまぼこを1~2cm厚さにスライスし、丸いほうの中心あたりに切り込みを入れる。紅いかまぼこを2mm厚さにスライスし、丸抜き型で抜いて耳を作る。
②白かまぼこの切り込みに耳を差し込む。海苔や絹さやの豆などで好みの顔や飾りを作って乗せる。
お盆左上の獅子舞の飾り切りは、工程が多くちょっと上級者向けですが、食卓でのインパクトは特筆もの。チャレンジしてみたいかたはこちらをチェック!
子どもが喜ぶ味もプラス!おせちをカンタンアレンジ
「伝統的なおせちはちょっと苦手…というお子さんも多いかもしれません。そこで、おせちに少し手を加えて、食べやすい味にアレンジしてみてはいかがでしょうか」(よんぴよままさん)。
今回は、お子さんの苦手率が高い「なます」と「黒豆」の2品をアレンジ!最初からお子さん用のおせちの一品に加えてもいいし、残ったおせちをリメイクするのにもおすすめです。
酸味が苦手でもなますがパクパク食べられる!「唐揚げなます」
甘酸っぱいなますと、子どもも大人も好きな唐揚げを和えるだけ。酸味が唐揚げになじんで、さっぱりと食べられます。
「我が家の酸味が苦手な子どもが“おいしい!”と喜んで食べてくれました」(よんぴよままさん)。
【作り方】
好みの量の唐揚げとなますを混ぜるだけ。市販の唐揚げを使うとより簡単。
豆が苦手なお子さんにも大ウケ♪「黒豆とチーズのパリパリ焼き」
餃子の皮でチーズと黒豆、ナッツを巻いて焼くだけ。「チーズの塩気と香ばしさで、子どもはスナック感覚で食べられると思います。大人のおつまみとしてもバッチリ」(よんぴよままさん)。
【作り方】
①餃子の皮に、1/3に切ったスライスチーズ、黒豆、好みで砕いたアーモンドを乗せて包む。
②オーブンの天板にクッキングシートを敷き、①を並べて溶かしバターを塗り、200℃に予熱したオーブンで10分焼く。
おせち一品一品の意味を知れば興味がもっと深まる♪
おせち料理の食材には一つひとつにおめでたい意味やいわれがあります。例えば、
・紅白かまぼこ…半月の形が日の出を象徴。紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表す。
・伊達巻…見た目が昔の巻物に似ていることから、学問成就を願う。
・黒豆…「まめに働く」の語呂合わせから、元気に働けることを願う。
などなど。
言葉遊び的な要素もあるので、子どもにとっても楽しいし、おせちへの興味がもっと深まるに違いありません。
親子で楽しくお正月やおせちの
いわれを学べる
我が家流のおせちで、気軽に、楽しくお正月を祝おう
伝統的なルールや決まりが多いイメージのおせち料理ですが、時代に合わせて楽しみ方が変化していってもいいですよね。
おせち料理を手作りする人も、市販品を利用する人も、盛り付けやコーディネートのアイデアを参考に、ぜひ、我が家流の“ニュースタンダード”な楽しみ方を見つけてみてくださいね。
今回使用したおせちセットはこちら
紀文『年神様おもてなしセット 元旦』
適量タイプのおせち6品をセットにした人気商品です。
『Seria』にはお正月の食卓を彩るグッズがたくさん!
お重箱や半月盆の他にも、紙皿やランチョンマットなど、お正月限定のかわいいデザインの商品を豊富にラインナップ。
※掲載商品は取材時点のものであり、現在お取り扱いしていない場合があります。
提供/株式会社 紀文食品
撮影/鈴木 江実子、取材・文/暮らしニスタ編集部
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