屋外などでマスクを外す機会が少しずつ増えていますが、マスクの下の肌コンディションに悩んでいませんか?
数年間のマスク生活で、肌トラブルやたるみの悪化、スキンケアの油断などでフェイスラインが崩れているかもしれません。
フェイスラインが崩れる原因や対策を知って、ハリのあるはっきりとした輪郭を維持しましょう。
マスク解禁の前に! フェイスラインをケアしよう
新型コロナウイルスの感染防止に欠かせないマスクですが、会話が少ないときなどの着用基準が変更になり、マスクを外す機会も出てきました。
しかし、肌のたるみや崩れてしまったフェイスラインなど、長年のマスク生活で隠せていた悩みがある人もいるのではないでしょうか。
肌のたるみによってフェイスラインが崩れてきている人は、しっかりケアしなければぼやけた輪郭が悪化してしまいます。
【1日1分】フェイスライン引き上げエクササイズ
しわ、たるみ、口元など、顔の悩みはそう簡単に解決しません。しかし、1日1分でも意識的にエクササイズをすると、表情筋が鍛えられてフェイスラインの崩れ予防や改善になります。
1.舌回しエクササイズ
舌は、顔や首の筋肉とも関係しています。そのため、舌の機能が低下すると顔がたるんでしまいます。
まず、舌の正しい置き位置を知りましょう。口を閉じているとき、上下の歯はくっつけず少し離した状態がよいです。歯をくっつけて、歯を食いしばり過ぎてしまうとエラが張ってしまいます。舌は、上あごを少し支えるポジションに置きましょう。
①舌を右回りに5回まわす。(このとき、歯を舐めるように舌先を使う)
②同じように、左回りにも5回まわす。
③これを数回繰り返す。
2.口角エクササイズ
顔のなかでも、口角は乾燥しやすくたるみやすい部分です。口の周りの口輪筋が弱ってくると、フェイスラインのたるみや老け顔につながります。口輪筋にアプローチし、口元の若返りを目指しましょう。
①口をすぼめた状態で前に出す。
②そのまま戻しながら、唇を歯で巻き込むようにする。
③そのまま口角を上げないように、真横に開く。
④数秒そのままにして、ゆっくり元に戻す。
美フェイスラインを保つのに大事な習慣
エクササイズで肌にアプローチすることに加えて、日常の習慣や癖なども若々しい肌を保つためには重要です。
1.生活習慣の改善
肌は、新陳代謝によって生まれ変わっています。しかし、寝不足や栄養バランスの偏った食生活、アルコール、タバコなどの影響で新陳代謝が乱れます。新陳代謝がうまくいかない肌は、保湿機能が低下し、乾燥しやすくなります。
また、同じ表情ばかりせず、表情筋を動かしましょう。食べ物を食べるときは、片方だけで食べるなどは避けましょう。
2.紫外線対策をする
紫外線対策は、夏だけではなく一年を通じて必要です。紫外線は肌の真皮層にまで届き、ハリや弾力のもとになるコラーゲンやエラスチンのほか、細胞にも影響を及ぼし、たるみの原因になります。夏以外の時期や曇りの日も、しっかり紫外線対策をしましょう。
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肌老化には漢方薬もおすすめ
フェイスラインの崩れは、生活習慣や癖以外にも原因があります。
肌は、表皮・真皮・皮下組織で構成されていますが、加齢に伴って真皮を作るコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少し、ハリや弾力が低下することでフェイスラインが崩れるもとになることもあります。
漢方薬のなかには、女性ホルモンの減少に伴う症状を改善させることで、肌のたるみに用いるものがあります。また、血流や水分の循環を改善して皮膚に栄養や水分を届け、肌のハリや潤いを改善したり、むくみをとったりするなど、さまざまなアプローチが可能です。
<フェイスラインでお悩みの方におすすめの漢方薬>
知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
知柏地黄丸は、六味地黄丸に「知母」と「黄柏」を加えたものです。水の循環を整え、肌に潤いや栄養を運ぶとともに、老化に関連する「腎」の働きを改善します。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
桂枝茯苓丸は滞った「血」の巡りを改善させることで、女性ホルモンの乱れを整えます。からだの各器官に栄養を届けて、ほてりや冷え、生理不順、肩こり、シミなどに働きかけます。
フェイスラインの崩れは、女性ホルモンの減少や加齢による弾力低下、食欲不振などが原因になっているかもしれません。漢方には、体質を改善して肌のたるみに効果的なものがあります。
漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。
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生活習慣が美につながる
フェイスラインのたるみは、歳とともに減っていくコラーゲンやエラスチンなどの減少や、筋力の低下などが関係しています。
乾燥や紫外線を予防したり、生活習慣を正したり、エクササイズを取り入れるなど身近な努力をすると予防や改善ができます。この記事で紹介した内容を参考に、堂々とマスクを外して素顔で笑顔を見せられるようにお過ごしください。
<この記事を書いた人>
薬剤師 相田 彩
薬剤師。昭和薬科大学薬学科卒業。
総合リハビリテーション病院、精神科専門病院、調剤薬局に勤務するなかで、漢方薬が使用される症例の多さと、体質や症状に適した漢方を使用することの重要性を実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。
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