コラム

思わず絶句した“子どもの質問”エピソード集

更新日：2017.10.28

子どもが「どうして？」「なぜ？」と無邪気に聞いてくる質問には、思わず返答に困ってしまうものがいっぱい……。
正しく教えた方がいいのか……、お茶を濁した方がいいのか……目をキラキラさせて質問してくる子どもの顔を見ていると、思わず口ごもってしまいますよね。

そこで今回は、「子どもにされて困った質問と、どう対処したのか」について、ママ100人に聞いてみました！

ケース１：定番「赤ちゃんはどこからくるの？」

・「どうやってわたしが産まれたの？」
→「『コウノトリが運んできてくれるのよ』と答えたら、『嘘つき！』って言われました」

・「赤ちゃんってどうやってできるの？」
→「『パパとママが愛情を注いだら』と答えました」

・「赤ちゃんって、どこで買えるの？」
→「『買うんじゃなくって、トリさんがお腹に運んでくるんだよ』と説明しました」

・「赤ちゃんはどこからお腹に入るの？」
→「『ママが隠している大切な卵にパパが魔法をかけると、卵が赤ちゃんになるんだよ』と答えたら、子どもも納得してくれました」

3、4歳なら「トリさんが…」でごまかせるようですが、小学生ぐらいになると、ごまかしていることも見抜かれてしまうよう。
妊娠・出産については、段階を経て徐々に正しい知識を教えていく家庭が多いようです。
また、「男の子にはパパから、女の子にはママからと、同性から教えてあげた方が異性への嫌悪感が少ないのでは」という意見もありました。

ケース２：思わずドキッとする性への質問

・「セフレって何？」
→「どう答えるか迷いましたが、『恋人でもない男女の友だちが、いい加減な気持ちで遊ぶこと』と答えました」

・「それ何？　何してるの？」
→「3歳の子どもと同じトイレに入ったときに、生理中でナプキンを取り替えようとしたら質問攻めに……。『これはね、秘密……』とごまかすしかなかったです」

・「なんでこの人たち裸なの？」
→「テレビでラブシーンを見ていたときに聞かれたのですが、『暑いからじゃな～い？』としか答えられませんでした」

・「ここは何？」
→「レンタルビデオ屋のアダルトコーナーを指さして聞かれ、思わず『大人の人専用のDVDが置いてあるんだよ』と、なんとも普通の返しをしていました」

・「セックスって何？」
→「小学校4年の息子に聞かれ『まだ知らなくていい！』と流してしまいました」

性体験の若年齢化や援助交際、性犯罪のことを考えると、小学生くらいから性に対して正しい知識を持って欲しいと考えているようですが、「何をどのように教えていいか分からない！」というのが親の本音のようです。
急に聞かれて窮することがないよう、ある程度パパとママで回答例を考えておくことも必要かもしれませんね。

ケース３：子どもの鋭さに1本取られた質問

・「お友だちと仲良くしないさいというのに、ママはどうしてしないの？」
→「姑と不仲だったときに、小さかった娘に言われてドキッとしました。子どもの前では、あからさまな態度はやめ、子どもと姑とのイベントも増やしました」

・「どんな命も大切って言うのに、どうしてゴキブリや蚊は殺していいの？」
→「『ゴキブリや蚊は害虫といって、害をもたらす虫だからよ』と答えると、『人間に害を与えるからって、簡単に殺していいの？』と返され、さらに困り、『そうね。できれば殺さないで逃がしてあげるべきね』と答えるしかなかった……」

・「イライラしながら作ってるから、ママはお料理が上手くならないの？」
→「縄跳びがうまく飛べずにイライラしながら練習をしてる娘に『イライラしながら練習すると上手にならないよ』と言ったところ、こう返されました。ぐうの音もでませんでした」

・「ママはこの人のこと、嫌いなの？」
→「あまりよく思っていないママ友と話しているときに子どもに質問され、『そんなことないよ～！　あっち行って遊んで来れば』とゴマかすのが精一杯でした」

子どものキレッキレの質問にノックアウト寸前ですね……。
ほかにも、「あの人、はげてるよね？」や、夫婦喧嘩をして子どもにパパの悪口を言ったら「どうしてママはそんなに嫌いな人と結婚したの？」など、思わず凍りついてしまう質問もありました。
子どもの前でのあからさまな態度や陰口だけはやめた方がよさそうです。

ケース４：“なんで？なんで？マン”は最強戦士！

・「風はどうして吹くの？」
→「『温かい空気と冷たい空気が交差するときに、空気の流れができて……』と、ストーブの上で煙を見せながら空気の流れを教えた」

・「どうしてお月さまはついてくるの？」
→「車から見えた月が自分についてきているように見えたようで、『○○ちゃんが動いてるからそう見えるだけで、月は動いてないよ。あっ、厳密には月も動いてるけど……』としどろもどろになっていたら、さらに『ゲンミツって何？』と質問エンドレス状態に」

・「どうしたらお花になれる？」
→「どうしてお花になりたいのかを聞くと『かわいいから』と答えたので、『○○ちゃんはお花みたいにかわいいから、そのままでいいんだよ～』と言ったらニコニコしてくれました」

・「人間って何？」
→「『辞書で調べてごらん。そして、人間についてこれからいっぱい学べるよ』と返答しました」

このほかにも「車はどうして走るの？」「どうして夕焼けは赤いの？」「どうしてクマのプーさんはパンツをはいてないの？」など、目にしたものすべてを「なんで？」と聞いてくる。“なんでなんで期”オンパレードでした。

面倒くさがって子どもの質問に適当に答えてしまうと、思いの外いつまでも覚えていたり、外で大きな声で言ったりすることもあるので、きちんと答えてあげた方が結果的にはいいようです。
それに、親がきちんと答えてあげることで、子どもの知的好奇心が高まり、その後の学習意欲にも繋がるようですよ。

文／竹中愛美子
※出典：主婦の友社暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© drubig-photo - Fotolia.com

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